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       PHOTO:常陸大子駅に停車中のキハE130系気動車
      


※2022年度 夏の青春18キップ乗車記(水郡線・磐越東線全線乗車[前編])からの続きです。



 夏の青春18キップを使って、まだ、乗車したことのない水郡線と磐越東線の乗車に来たのですが、水戸駅から乗車する郡山の列車に乗ることが出来ませんでしたので、当初予定して水郡線~磐越東線というルートから磐越東線~水郡線というルートに変更して「いわき駅」までやってきました。なんとか、無事に帰れれば良いのですが…






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⑥いわき(1327)→郡山(1537) 737D キハ110系2連
 いわき駅では乗換えの約2時間ほど時間があり「どうしようか…」と思っていたところ、駅の待合室にコンセントがありましたのでパソコンの充電をしながら、また、この原稿の下書きをしながら列車の到着を待ちました。


 いわき駅からは、こちらも初めての乗車となる磐越東線に乗車して郡山駅を目指します。
 磐越東線は、福島県いわき市のいわき駅から福島県郡山市の郡山駅までを結ぶ全長85.6kmの鉄道路線で、「ゆうゆうあぶくまライン」という名称が付けられています。


 福島県最大の人口を有するいわき市と、同県最大の経済規模を有する郡山市とを繋ぐ路線で、全列車が普通列車で運転されており、沿線の通勤・通学などの生活需要を中心に利用されているローカル線です。


 使用されている車両はキハ110系気動車のみで、郡山駅を境に西に延びる磐越西線のようにE120系気動車や新型のGVA-400系電気式気動車は導入されていません。


 列車は定刻となり、いわき駅の6番線を発車していきます。しばらくの間は常磐線の高萩駅方面に走りますが、徐々に進行方向を右方向に変えながら軽やかな足取りで進んで行きます。キハ110系というと、私にとっては飯山線や小海線を走っているイメージですので、エンジン音も高らかに勾配を登っていく…というイメージあるのですが、磐越東線はさほど勾配がきつく無いのでしょうか、走り始めると一気に高速巡行という感じでぐんぐんと進んで行きます。


 いわき駅から2つ目の小川郷駅を過ぎると、体感的には「登っているな…」と感じるのですが、列車はたいして速度も落とさずに渓谷に沿いながら進んで行きます。




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    PHOTO:いわき駅構内の待合室、嬉しいことにコンセントがありました。







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    PHOTO:常磐線を左手に見ながら進行方向を右手にと変えていきます。






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          PHOTO:渓谷沿いに進んで行きます。






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      PHOTO:夏井駅の手前ではヒマワリの花が迎えてくれました。





 いわき駅を発車して約50分、郡山駅行き普通列車は小野新町に到着します。ここ小野新町駅では、今どき珍しく21分間(1415-1436)の停車がありますので、一度、列車から降りてリフレッシュします。


 小野新町駅を発車すると、菅谷駅~大越駅としばらくの間は「街の中」といった場所を走っていきます。沿線には結構大きめの市営(町営)住宅のような建物がありますので、もしかするとこの辺りは郡山市のベットタウンとなっているのかもしれません。


 田村市の中心駅である船引駅からは多くの人が乗り込んできて、車内も少し賑やかになります。また、浴衣姿の女性が多く見られましたので、どうやら郡山市内でも夏祭りが行われるようです。その後は車内もだいぶ混雑してきたたため、車窓の写真も撮れず、また、この記事の下書きもできないまま郡山駅に到着しました。
 



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       PHOTO:小野新町駅では貴重な列車交換が行われます。






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        PHOTO:小野新町駅に停車中の郡山行き737D






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             PHOTO:小野新町駅舎
  ※ちなみに…この小野新町で有名なのは「リカちゃん・キャッスル」だそうです…








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➆郡山(1555)→水戸(1906) 330D キハE130系2連
 郡山駅では若干時間がありましたので、一度、売店でお腹に入れるものを購入しよう…と思っていたのですが、有人改札口は長蛇の列、ほとんど人がスイカの清算ということのようで、この列に並んで待っていると列車に乗り遅れそうなので、何も買わないまま水郡線の乗り場へと急ぎました(スイカって本当に便利なの?首都圏の人だけが便利で地方の人は逆に不便になっているような気がします。)。
 ここ、郡山駅からは水郡線の「2両編成」の列車に乗り換えて水戸駅を目指しました。




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        PHOTO:郡山総合車両センターを左手に見ながら…






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       PHOTO:東北本線を右手に見ながら進んで行きます。




 郡山駅を発車した時点で混雑していた車内も、2つ目の駅である「磐城守山駅」で多くの乗客が降りたことで、ボックス席に1人で座ってゆったりと乗車を楽しみます。


 先ほどまで乗車していた磐越東線のキハ110系も「速い!」と感じたのですが、水郡線のキハE131系は「バカっ速!」ですね…。見通しの良い直線路では90km/h近い速度でぐんぐんと進んで行きます。
 
 
 途中の常陸大子駅では約10分ほどの停車時間がありましたので、ちょうどいいリフレッシュタイムになりました。
 

 郡山駅から約3時間10分、列車は水戸駅の1番線ホームにと到着し、無事(?)に水郡線の全線乗車が終了しました。




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    PHOTO:磐城石川駅では郡山行きの「2両編成」の列車と交換します。






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     PHOTO:磐城塙駅でも郡山行きの「2両編成」の列車と交換






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        PHOTO:久慈川の流れに沿って走っていきます。







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           PHOTO:常陸大子駅に到着します。






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       PHOTO:常陸大子駅に停車中のキハE130系気動車






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          PHOTO:水戸駅に到着した330D
 





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⑧水戸(1910)→土浦(2004) 588M E501系10連
 水戸駅からは常磐線の列車で土浦駅に向かいました。







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➈土浦(2012)→品川(2144) 1246M 531系15連
 土浦駅からは、土浦駅始発の品川行の普通列車で品川駅に戻り、本日の「乗り鉄」も終了しました(こんな列車もあるんだ!)。
 しかし、上野・東京ラインが出来たおかげで便利になったなぁ…と実感。
 常磐線の列車に乗ったまま、品川まで帰ってこれるんだから…私、しっかりと恩恵を受けています。



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        PHOTO:E531系の車内(セミクロシート車両)



 まあ、色々とありましたが、所期の目的である水郡線と磐越東線の全線乗車は達成することが出来ました。
 …が、本日の水郡線329Dの水戸運輸区の車掌さん、あまりにも不親切ですね。あなたのおかげで、せっかくの楽しい「乗り鉄」の予定が、最低の1日になりました。
 休憩時間等の関係で、もし、アナウンスが出来ないのなら、せめて、車体の横にある行先表示に正確な行先を表示することくらい出来ないのでしょうか?


※乗車日は8月 6日(土)です。

【令和 4年 8月 9日(火)】
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