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        PHOTO:上菅谷駅停車中のキハE131系2連




 今年も夏の青春18キップのシーズンがやって来ました。
 青春18キップは年に3回(春・夏・冬)販売されますが、夏の青春18キップだけは7月から9月にかけて約2か月間使用できることから、私にとっては非常に使い勝手の良いキップです。
 今年は昨年と違い出発地が東京都内ですので、今回は今まで乗ったことのないJR路線の乗車(水郡線と磐越東線)を楽しむことにしました。




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①品川(433)→上野(454) 400G E235系11連
 本日の「乗り鉄」のトップランナーは、品川駅を発車する山手線内回りの1番列車に乗って上野駅を目指します。
 この列車があるおかげで、朝早くから「乗り鉄」ができますので、ありがたい始発電車です(1分前に京浜東北線・大宮方面行の始発列車もありますが…。)。



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    PHOTO:相変わらず誰も乗っていないのでこんな写真が撮れます。








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②上野(511)→水戸(658) 321M E531系10連
 上野駅からは常磐線の列車で水戸駅を目指します。前回、この列車に乗った時には「(混雑するので)次回はグリーン車に…」と思っていたのですが、そんなことはすっかり忘れていて、結局、普通車に乗って行きました(日暮里駅~土浦駅までは混雑します…)。






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③水戸(708)→常陸太田(746) 935D キハE131系2連
 水戸駅に到着しました。ここからは、未乗車区間となる「水郡線」の乗車にチャレンジします。


 水郡線は、茨木県水戸市の水戸駅から福島県郡山市の安積永盛駅までを結ぶ全長137.5kmの路線と、茨木県那珂市の上菅谷駅で分岐して茨木県常陸太田市の常陸太田駅までを結ぶ全長9.5kmの路線があり、2路線あわせて「水郡線」という構成になっており、「奥久慈清流ライン」という愛称が付けられています。
 なお、線路名称上では安積永盛駅が終点となっていますが、同駅で折り返す列車は無く、全列車が郡山駅まで直通運転を行っています。


 前述のとおり、水郡線には、まあ、本線(水戸⇔郡山)と支線(水戸⇔常陸太田)の2路線ありますので、最初に常陸太田を目指すことにします(正式には「本線」と「支線」という区別はしていませんが、便宜上、このような表現をさせていただきます。)。


 常磐線の列車を降り、水郡線の発着ホームとなる1・2番線を目指して進んで行くと、既にホームには列車が入線しており、そそくさと写真を撮ってから車内に入ります。ここからは、私も始めてのE131系気動車に乗車します。


 このE131系気動車は、水郡線の混雑緩和のため、同線で称されていたキハ110系気動車の置き換えを目的に製造された車両で、2017年1月から営業運転に使用開始された車両です。
 車体はE231系電車の構造を強襲したステンレス車体で、混雑緩和を定員増で対応するためキハ110系よりも幅広車体となっているほか、乗降扉は片側3か所に設けられています。


 カラーリングは形式によって異なっており、両運転台のキハE130系は「川の青色と紅葉の赤色」。片運転台のキハE131系とE132系は「川の青色と新緑の緑色」となっています。なお、2022年3月からは水郡線全線運転1周年を記念してキハE130系1両が側面のカラーリングを黄色に変更し、「Suigun Line イエローハッピートレイン」として運行されています。


 水戸駅の2番線ホームを定刻に発車した列車は、発車後、すぐに常磐線を右手に見ながら左方向に進路を変え、利根川を渡って進んで行きます。最初の停車駅である常陸青柳駅で列車交換を行った後、いかにもという感じのローカル線の風景の中を走ります。



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           PHOTO:キハE131系の車内






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      PHOTO:常磐線を右手に見ながら左方向に進んで行きます。






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         PHOTO:利根川を渡って進んで行きます。






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       PHOTO:ローカル線らしい景色の中を進んで行きます。




 車内はさすがに土曜日ということもあり閑散とした状態ですが、途中駅から学生さんが乗車してきますので、どこかに高行があるのではないかと思われます。ローカル線という割には、思っている以上に駅間距離が短く、小まめに停車をしながら進んで行く…という感じです。



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    PHOTO:郡山方面と常陸太田方面の分岐となる上菅谷駅に到着します。







 上菅谷駅でも列車交換を行い、郡山方面から来た列車からの乗客を乗せて、列車は上菅谷駅を発車していきます。発車後すぐに本線を左手に見ながら進行方向を徐々に右に変えながら常陸太田駅までの支線を進んで行きます。


 支線に入っても駅間距離が短く、小まめに停車をしながら進んで行きます。支線内に入ると、各駅での乗降もほとんどなくなり河合駅、谷川原駅と停車したのち、終点の常陸太田駅に到着しました(学生さんは全員、この駅で下車しました。)。


 

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        PHOTO:郡山方面の本線と別れて進んで行きます。






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       PHOTO:個人的には大好きな風景の中を進んで行きます。






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          PHOTO:久慈川を渡って進んで行きます。






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           PHOTO:常陸太田駅に到着した列車





 
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              PHOTO:常陸太田駅








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④常陸太田(752)→水戸(824) 924D キハE131系2連
 常陸太田駅からはここまで乗車してきた列車で一度水戸駅に戻りました。



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            PHOTO:水戸駅に戻ってきました。






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           PHOTO:水戸」といえばこの方達ですね…






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       PHOTO:水戸駅構内にはなんと虹釜が留置されていました。



⑤水戸(923)→郡山(1233) 329D キハE131系4連(常陸大子→郡山間は単行)※乗車せず!
 水戸駅で小一時間ほど小休止した後、1番線ホームに停車している郡山行きのE131系4連に乗車します。
 ただ、どう考えても4両全てが郡山駅に行くとは思えませんでしたので、たぶん、前2両が郡山行き、後ろ2両が常陸大子止まり編成だと判断して前方の車両に乗車します(車体横の行先表示が4両とも「常陸大子」になっているため、どの車両が郡山駅まで行くのか全く不明でした。
 そして9時15分になって車内放送が入り、なんと郡山へ行くのは先頭の1両のみ…ということで、急ぎ移動をしたのですが、時すでに遅し…ということで先頭車両の座席は全て埋まっている状態でした。
 さすがに郡山駅まで3時間も立っていくことはできませんので、今回、水郡線の全線乗車はあきらめて帰るつもりで下車しました(水戸運輸区の車掌さん、不親切すぎます。列車に乗っていたんだから、ちゃんと案内を入れるべきですよ。)。




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   PHOTO:2両目は「Suigun Line イエローハッピートレイン」







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⑤水戸(1005)→いわき(1141) 547M E501系5連
 品川の家に戻ろう…と思ったのですが、当初の予定の逆回り(当初は東京→水戸→郡山→いわき→東京、逆は水戸→いわき→郡山→水戸→東京)はできないのかな…と思って時刻を調べたところ、帰る時間が遅くはなるものの、なんとか行けそうでしたので、常磐線の普通列車でいわき駅に向かいました。
 
 
 乗車後、よく考えてみると、私、常磐線は勝田駅までしか乗ったことがありませんでしたので、勝田駅→いわき駅間は初めての乗車となりました。
 ちなみに、今回乗車した列車ですが、いわき市で3年ぶりの七夕祭りが行われる…ということで、けっこうな混雑でした。



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             PHOTO:E501系の車内






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       PHOTO:ひたち駅では水戸行きの普通列車と交換します。





※2022年度 夏の青春18キップ乗車記(水郡線・磐越東線全線乗車[後編])に続きます。


※乗車日は8月 6日(土)です。

【令和 4年 8月 8日(月)】
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