東京に住むようになり、ぼちぼちと私鉄各社の「乗り鉄」を行っているところですが、なかなか東武鉄道の乗車に着手できずにいます。
その東武鉄道株式会社は、関東地方の1都4県にわたり12の鉄道路線を運営している大手私鉄の一つで、その営業キロ数は463.3kmに及んでおり、JRを除く日本の鉄道としては関東地方で最長、全国では近畿日本鉄道の501.1kmに次いで第2位という長さを誇っています。
前述のとおり、東武鉄道についても「いつかは全線乗車を…。」と思っているのですが、東武鉄道には「フリーパス」なるものが販売されておらず「とうしようか…」と悩んでいたところ、夏休み期間中に開催されるスタンプラリーに併せて
「東上線1日フリー乗車券」が発売されましたので、早速、東上線と越生線の乗車に行ってきました。
JR線と地下鉄を乗り継いで池袋駅にやってきました。ここから東武鉄道・東上線と越生線の乗車にチャレンジします。
窓口でフリーキップを購入してホームに入ると、ちょうど2番線に森林公園行きの急行が停まっていましたので、とりあえず、この列車で越生線との乗換駅となる坂戸駅を目指します。
さて、これから乗車する東上線は、東京都豊島区の池袋駅から埼玉県大里郡寄居町の寄居駅を結ぶ、全長75.0kmの鉄道路線です。
東京の副都心・池袋から板橋区、埼玉県和光市、川越市、小川町などを経由して寄居町を結ぶ首都圏の通勤・通学路線であるとともに、埼玉県屈指の観光地である川越や秩父方面へのアクセスを担う観光路線としての性格も持ち合わせている路線です。
定刻どおりに発車した森林公園行きの急行は、右手にJR線や車両基地を見ながら進んで行き、要町駅を過ぎるとJR線と別れて北上していきます。池袋駅始発の急行ということで、乗客もそれなりに多いのでは…と思っていたのですが、わたしが乗車した10号車(改札から一番近い最後尾車両)には、わずか4名の乗客しか乗っておらず、ちょっと拍子抜けの感じでした(隣の9号車は3名)。
森林公園行きの急行は、住宅が密集する住宅街の家と家の間を通りながら淡々と北上を続けます。急行列車ですので、通過する駅も多く、乗客が少ないことも相まって、至極、快適な乗車が続きます。電車内でパソコンを打っていると、いつの間にか「小江戸」と呼ばれる観光地である川越駅に到着します。この駅で、ここまで乗ってきた人が降りるのかな…と思っていたのですが、実際には降りる人よりも乗ってくる人の方が多く、ちょっと意外でした。
森林公園行きの急行列車は、わずかな停車時間の後、川越駅を発車していきます。列車はここから終点の森林公園駅までは各駅に停車しながら進んで行きます。
川越市駅を過ぎると沿線の風景がガラッと変わり、ローカル線らしい景色の中を進んで行きます。東京の私鉄に乗っていると「駅と駅との距離が短いなぁ…」と思うのですが、東上線の川越以北はそのようなこともなく、普通列車に乗っているのですが、なんとなく快速や急行列車に乗っているような気分が味わいながら坂戸駅までの間を乗車しました。
坂戸駅からは越生線に乗り換えて越生駅を目指します。ここまで乗ってきた急行列車との接続列車は7時ちょうど発の越生行きがあったのですが、坂戸駅を一度出たかったので1本後の列車に乗車しました(今回のフリー乗車券は、東上線だけでなく越生線の乗車もできます。)。
坂戸駅を定刻どおりに発車した列車は、多くの乗客を乗せて東上線を右手に見ながら左方向に進路を変え、単線区間を思っていた以上の速度がぐんぐんと進んで行きます。この越生線も(私鉄としては)駅間距離が長く、乗り甲斐のある路線でした。
越生駅では列車を1本見送って、次の列車で坂戸駅に戻りました。
坂戸駅に戻ってきました。坂戸駅からは小川町駅行きの普通列車に乗車します。
ここから乗車した列車ですが、アコモ改善車両だと思うのですが、なかなかオシャレな内装の車両でした。
森林公園駅からは後続の急行で小川町駅を目指しました。
※東武鉄道全線乗車記 その①(東上線・越生線)2/2に続きます。
【令和 4年 8月21日(日)】
◎過去の東武鉄道の乗車記はこちらから!
東武鉄道・てつどうむすめスタンプラリー挑戦乗車記
東武鉄道・新型特急[リバティ号]乗車記
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