※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。
今年も「夏の青春18キップ」のシーズンになりました。『久しぶりに列車に乗って遠くまで行きたい!』という気分になりましたので、高校生時代に追いかけていたDF50型ディーゼル機関車を見に津山まで行ってきました(実は、今年の正月に行く予定だったのですが、諸般の事情により中止になってしまったこともあり、今回、行くことにしました、)。
【第2日目・8月18日(土)】
※VOL.2からの続きです。
昨夜、泊まったホテルで朝食をとった後、鳥取駅に向かい7時23分発の智頭行きの普通列車に乗車します。
本日の「乗り鉄」の最大の目標は若桜鉄道ですので、この列車で若桜鉄道の乗換駅となる「郡家駅」に向かいます。
鳥取駅の3番線ホームに7時15分に到着したキハ40系3連が折返しの智頭行きの普通列車になるようです。昨日からタラコ色のキハ40系はたっぷりと見ていたのですが、なぜか一度も乗車しておらず、今回の乗車が今回の乗り鉄では初めてとなります。
しかし何度乗ってもキハ40系気動車は良いですねぇ~。平成最後の年に山陰地方で、昭和生まれのキハ40系ディーゼルカーに乗ることが出来るなんて思ってもいませんでした。わずか15分の乗車でしたが、貴重な体験をさせていただきました
※ワンマン対応にはなっていますが、ボックス席の並ぶ車内は嬉しい限りです。
郡家駅からは「若桜鉄道」の乗車をします。
郡家駅では反対側に泊まっていた1両編成のディーゼルカーに乗り換えて若桜鉄道に入っていきます。車内でフリーキップを購入していると、ここまで乗ってきた列車から高校生が大挙して乗車してきます。時ならぬラッシュ状態となった列車は定刻どおり郡家駅を発車して行きます。
発車後、しばらくの間は因美線と並行するように智頭駅方面に走り、徐々に進行方向を左に変えながら進んで行くと、まもなく、八頭高校駅前に停車します。ここで高校生がどっと降りましたので、ようやくローカル線らしい車内の状態となりました。途中にある隼駅は、スズキのオートバイ「隼」の聖地になっているようで、今回乗車しているこの列車も、その「隼」のラッピングがされています。ただ、鉄道ファンとしては隼駅に置いてあった電機機関車とオロ12がとても気になりました。
さて、今回乗車している「若桜鉄道」は、旧国鉄の若桜線(郡家-若桜間19.2km)で、その運営については第3セクターの若桜鉄道が引き継いで行っています。
使用されている車両は、WT3000形とWT3300形の2種類のディーゼルカーが使用されているほか、C12型蒸気機関車、DD16ディーゼル機関車、12系客車なども保存されており、将来的にはこれらの車両を使用して観光列車として本線走行させる計画があるようです。
隼駅を発車した列車は、日本の原風景のような中を進んで行きます。途中の停車駅で降りる人も乗る人もなく列車は淡々と進んで行きます。列車に乗っていると、途中駅での列車交換のシーンも楽しみの一つなのですが、どうやら若桜鉄道は途中駅に列車交換設備が無いようで、そのようなシーンを撮影することが出来ませんでした。丹比駅では仕事に向かうと思われる乗客が数名降りた以外は乗客に動きは無く、そのまま終点の若桜駅に到着しました。
★若桜駅にて
若桜駅の終点の若桜駅にはSLなどが置いてある…とは聞いていたのですが、当然車庫に入っているだろうね
…と思っていたのですが、なんと屋外に置いてあり、その雄姿を見ることが出来ました。
旅行行程の都合上、若桜駅を8時29分に発車する列車で鳥取駅に戻ります。鳥取駅まで直通…ということで、JRのキハ40系が使用されると思っていたのですが、どうやらここまで乗ってきたWT3301がそのまま使用されるようです(1両編成で鳥取へ乗り入れるの?)。せめて増結をして2両編成で向かうと思っていたのですが1両のままで若桜駅を発車していきました。
若桜鉄道の列車は郡家駅で十数分停車するのですが、その間にJRの普通列車が先に鳥取駅に到着しますので、こちらに乗り換えて鳥取駅に戻りました(この列車、朝、鳥取駅から乗車した編成でした。)。キハ40系も乗れるときに乗っておかなくっちゃ…です。
※文字数制限のためVOL.4に続きます。
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