※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。
今年も「夏の青春18キップ」のシーズンになりました。『久しぶりに列車に乗って遠くまで行きたい!』という気分になりましたので、高校生時代に追いかけていたDF50型ディーゼル機関車を見に津山まで行ってきました(実は、今年の正月に行く予定だったのですが、諸般の事情により中止になってしまったこともあり、今回、行くことにしました、)。
【第1日目・8月17日(金)】
自宅アパートのある新守山駅からは、中央線・名古屋口の始発列車で名古屋駅に向かいます。相変わらずこの列車は混雑をしており、名古屋まで座ることが出来ませんでした。
名古屋駅からは「階段ダッシュ」で大垣行きの普通列車に乗り換えます。
この列車、普段の休日も混雑する列車なのですが、今日は、お盆の帰省ラッシュにも重なったせいもあるのでしょうか、名古屋駅から大混雑でした(もちろん座ってなんか行けません…。)。
この時間帯は快速列車が走っていませんし、列車本数も少ないので、もう少し長い編成にするか、列車本数を増やして欲しいところです。
大垣駅では名物の「大垣ダッシュ」の結果、見事に米原行きの普通列車に座ることが出来たのですが、発車直前になって「座席が必要な方」が近づいてきたことから、その方たちに席を譲った関係もあり、結局、新守山から米原駅までの間はずっと立ちっぱなしでした。
当初は米原駅7時3分発の新快速に乗る予定でしたが、向かい側のホームに停車しているこちらの列車が空いていたので、西明石市で乗り換えることは分かっていましたが、こちらの新快速で姫路駅に向かうことにしました。しかし、何度乗ってもJR西日本の新快速は速いですねぇ…。『胸の空くような走り』とは、まさにJR西日本の新快速のためにあるような気がしました(半分くらい寝ていましたが…。)。
西明石駅からは、本来、米原駅から乗車する予定だった新快速に乗り換えて姫路駅に向かいました。
こちらの新快速には最新鋭の225系が使用されていました。225系って静かなんですねぇ…ただ、シートが最近の新車らしく硬いのがちょっと…。個人的には223系の方が座り心地が良いですね。
つり革・つり輪・手すりが黄色なので目障り感が半端ないです…。
姫路駅からは「姫新線」に乗り換えて津山駅を目指します。
新快速が4番線の到着、姫新線が3番線なので「隣どおしのホームなのね…」と思っていたら、車内アナウンスで乗り換えが必要とのこと。乗換時間が4分しかないないので、また階段ダッシュなのね…ということで急ぎ階段を降りていくと、なんとそこには改札口が!JRからJRへの乗換え、しかも時間が無いのに…と愚痴を言いながら青春18キップをカバンから取り出して、改札の駅員に見せ、息も切れ切れになってなんとか姫新線の列車にに乗り換えることができました。
ホームに待っていたのはキハ127の2連です。どこかで見たことがある…とおもったら、えちごトキめき鉄道で使用されていディーゼルカーと同じタイプということで、なんとなくした親しみを感じてしまいました(こっちが先で、あっちが後ですね。)。
列車先頭部の写真を撮り、車内に入ると列車はエンジン音も高らかに姫路駅を発車していきます。発車直後ちは山陽線と並行して岡山方面に向かいますが、しばらくすると進行方向を右に変えて姫路の市街地へと入っていきます。
さて、今回乗車するこの「姫新線」ですが、兵庫県姫路市の姫路駅から津山駅を経由して岡山県の新見駅に至る全長158.1kmの鉄道路線です。路線としては1本の路線ですが、沿線の状況により姫路駅-上月駅、上月駅-津山駅、津山駅-新見駅と3つに分かれており、そこで使用される車両もキハ122・127系、キハ120系、キハ40・47系と別れています。
これから乗車する姫路駅-上月駅間は高速化工事が行われており、2010年3月からは最高速度がそれまでの85km/hから100km/hに引き上げられ、所要時間も一気に18分間も短縮されているとのことですが、乗車してもあまり良くわからなかった…というのが正直なところです。
なお、姫新線の津山駅-新津駅間については、既に乗車済みの区間です。
姫路駅を出て最初の停車駅であるを播磨高岡駅を過ぎると、それまでの街中の景色から一転し、のどかな風景の中を進んで行きます。本竜野駅では多くの乗客が下車し、列車は幾分身軽になった状況でしばらく進み揖保川を渡ると間もなく終着の播磨新宮駅に到着しました。
播磨新宮駅からは向い側のホームに停車していたキハ122の単行列車に乗り換て佐用駅を目指します。
播磨新宮駅で列車を乗り換えるのは、この駅を境に利用客数が大きく異なるための措置なのでしょうが、それならば先ほどまでの列車を分割してほしいところですが、まあ、車両の運用上難しいということなんでしょうね。
播磨新宮駅から乗った乗客数とキハ122の座席数がほぼ一致していることもあり、1人用のシートに座ることが出来たのはいいのですが、この車両、ブラインドが2席で1枚ということで、なかなか閉まっているブラインドを勝手に開けるわけにもいかず、ほとんど外の景色を見ることが出来ないままの乗車でした。
佐用駅からはキハ120の単行列車で津山駅を目指します。佐用駅まで乗ってきた列車が乗客のキップ購入トラブルにより3分ほど遅れていましたので、ちょっとひやひやしたのですが、何とか無事に乗り継ぐことが出来ました。列車は路線規格が低い区間をゆっくりと、そして淡々と走り、約1時間ほどで津山駅に到着しました。
★津山まなびの鉄道館見学
津山駅に到着しました。この津山駅には、今回の「乗り鉄」の目的でもある「津山まなびの鉄道館」がありますので、こちらの見学に向かいます。
この「津山まなびの鉄道館」は、津山機関区の施設として1936年に建設された扇形機関車庫が残っており、この施設を活用し、現役を引退した静態保存車両を展示する施設が「津山まなびの鉄道館」です。
この「津山まなびの鉄道館」の扇形機関車庫は17線あり、現存する施設としては京都市にある梅小路運転区(京都鉄道博物館)の扇形庫に次いで2番目の規模だそうです。非電化区間にある扇形機関車庫ということもあり、その中には私が大好きなDF50型ディーゼル機関車を始め、かつてこの地方で活躍したディーゼルカーなどが収められており、DL/DC好きの私としては以前から訪問したかった施設です。なお、こちらの見学記については「TOMODACHIYA鉄道観察記」にてアップさせていただいています。
※文字数制限のためVOL.2に続きます。
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