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  PHOTO:宇和島駅で発車を待つ[しまんと開運汽車 すまいるえきちゃん号]




 2021年の年末が迫る中、年明けの1月29日から予土線に窪川ポップアートプロジェクトとコラボレーションしたラッピング列車[しまんと開運汽車 すまいるえきちゃん号]を運転する…と言う発表がJR四国からありました。

 当初は「暖かい日に撮影にでも行こうかな…」と思っていたのですが、運転日などを確認していたところ、1月29日(土)と30日(日)の両日については、[しまんトロッコ号]の牽引車である黄色いキハ54との2両編成(黄色の2両編成)で運転する…と書いてありましたので「これは乗りにいかなくては!」ということで、年開けに慌ててツアーに申し込んで乗車してきました。






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①高知(600)→多度津(742) 32D 特急[南風2号] 2700系DC3連
 今回の「乗り鉄」のファーストランナーは「黄色いアンパンマン車両」を使用する特急[南風2号]です。
 日曜日なので4両編成を期待していたのですが、やはりコロナ禍の影響でしょうか、本日は3両での運転でした(土曜日は4両、それ以外の曜日は3両が基本なのですが、最近は休日も4両で運転している日も多かったようです。)。


 今回、参加するのツアーの集合場所は「宇和島駅」となっていますので、本来ならば高知→窪川→宇和島の方がルート的には短いのですが、このルートだと集合時間(お昼)までに到着することができませんので高知→多度津→松山→宇和島というルートで向かいました。







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②多度津(809)→松山(1006) 1M 特急[しおかぜ1号][いしづち1号] 8000系8連
 多度津駅からは特急[しおかぜ1号][いしづち1号]で松山駅に向かいました(乗車したのは[いしづち1号]の編成です。)。
 先ほどまで乗車していた特急[南風2号]は「そこそこの乗車率」でしたが、こちらは見事なまでの空きっぷり…でした。







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③松山(1018)→宇和島(1140) 1059D 特急[宇和海9号] N2000系DC3連
 松山駅からは特急[宇和海9号]に乗車して、今回のツアー集合場所となる宇和島駅を目指します。
 先ほどまで乗車していた8000系の方が間違いなく速いのですが、N2000系のターボの加給音と豪快に吹き上がるエンジン音を聞いていると「こっちの方が速いかも…」と思えるから不思議です。


 今回は先頭の1号車に乗車したのですが、ラッキーなことにN2000系2458形ということで先行量産車(運転席が低い)に乗車することができました。もしかすると、N2000系(2000系を含めて)に乗車できるのも今回が最後かなぁ…



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         PHOTO:やまり幕式のヘッドマークは良いですね。






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         PHOTO:宇和島駅に到着した特急[宇和海9号]






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④宇和島(1218)→江川崎(1323) [しまんと開運汽車 すまいるえきちゃん号] キハ54-6+キハ54-4
 宇和島駅に到着しました。
 ひとまず、ツアーの受付を行い、その後、[しまんと開運汽車 すまいるえきちゃん号]の入線を撮影するため宇和島駅の1番線ホームで待ちます(そこそこの混雑を予想していたのですが、なんとツアー参加者はたったの4名ということで、1人で1テーブルという優雅なツアーです。)。


 [しまんと開運汽車 すまいるえきちゃん号]は12時50分を過ぎたころ「しまんトロッコ号」の牽引車でもあるキハ54-4を先頭に宇和島駅の1番線ホームに入線してきました。早めの入線でしたので、じっくりと撮影をしてから車内へと入ります。




     
   VIDEO:宇和島駅に入線する[しまんと開運汽車 すまいるえきちゃん号]







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     PHOTO:[しまんと開運汽車 すまいるえきちゃん号]の車内








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    PHOTO:車内はテーブルが付いて、こたつ仕様の車内となっています。







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        PHOTO:キハ54-4とキハ54-6の連結部







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        PHOTO:なんとキハ54系気動車が4両集結!






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   PHOTO:[しまんと開運汽車 すまいるえきちゃん号]のラッピング部①







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   PHOTO:[しまんと開運汽車 すまいるえきちゃん号]のラッピング部②







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   PHOTO:[しまんと開運汽車 すまいるえきちゃん号]のラッピング部③



 さて、今回乗車する[しまんと開運汽車 すまいるえきちゃん号]ですが、この車両のラッピングデザインを担当されたのは、窪川ポップアートプロジェクトとして、四国霊場37番札所の岩本寺や窪川の商店街をアート作品でカラフルに飾っている「SHETA(シータ)」という方だそうです。
 
 デザインコンセプトとしては、四万十エリアの豊かな自然に息づく多様な生き物たちを”希望”の意味を持つ黄色で描き「四万十エリアにはたくさんの希望がある」ことを表現しているそうです。

 今回乗車する[しまんと開運汽車 すまいるえきちゃん号]については、1月29日~2月20日までの間はツアー列車として運行し、その後は予土線・予讃線・内子線等の普通列車として運転される予定だそうです。
 なお、今回のツアーは「窪川駅プラン」と「宇和島駅プラン」の2種類がありましたが、内容を検討した結果、私は「宇和島駅コース」で参加することにしました(このツアーですが、JR四国全線1日フリーキップが付いていて4,500円というびっくり価格でした。)。


 [しまんと開運汽車 すまいるえきちゃん号]は、定刻どおりに宇和島駅を発車して、一路、窪川駅を目指して進んでいきます。
 見た目は派手なラッピング車両ですが、この列車は普通列車4816D(普段は「海洋堂ホビートレイン」が使用される列車です。)に併結して走っていますので、当たり前ですが、各駅に停車をしながら進んでいきます。




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         PHOTO:駅員さんに見送られて宇和島駅を発車!






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      PHOTO:予讃線を左手に見ながら予土線を進んでいきます。




 沿線には、この2日間だけ見ることができる編成ということでしょうか、至る所で列車の撮影をするや車で追いかけて撮影する人を見かけました。


 列車は近永駅に到着します。この近永駅では「鉄道ホビートレイン」を使用するDと交換をするのですが、残念なことに[しまんと開運汽車 すまいるえきちゃん号]は客扱いを行いませんので、車内からこの貴重なシーンを見送りました。


 この後、車内では、乗車記念の缶バッチの配布や、後で奉納する絵馬への願いことを記入したりして過ごし、ジビエを使った昼食などを食べているうち江川崎駅に到着しました。



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      PHOTO:鉄道ホビートレインとの並びを撮影したかった…







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       PHOTO:車内でいただいたジビエ弁当(パスタです。)







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      PHOTO:プレゼント缶バッチと願い事を記入した星形の絵馬


※[しまんと開運汽車 すまいるえきちゃん号]乗車記【後編】(R4.1.30)に続きます。

[予土線サポーター NO.888]

【乗車日:令和 4年 1月30日(日)】鉄道コム鉄道コム
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