※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。
※「京都丹後鉄道乗車記2/4(平成29年・夏の青春18キップ乗車記)(H29.9.8~9)」からの続きです。
工業デザイナーである水戸岡鋭治さんがプロデュースした列車が好きで、これまでにしなの鉄道の[ろくもん]、富士急行の[富士登山電車]、6000系普通電車、[富士山ビュー特急]、富山地方鉄道の[アルプスエキスプレス]、[レトロ電車]と乗り、昨年の夏には少し足を伸ばして長良川鉄道の[ながら]にも乗車をしました(列車ではありませんが、小布施町を走る[おぶせロマン号]にも乗りました。)。
ようやく遅い夏休みを1日だけ取ることができましたので、今回は1泊2日の予定で、ちょっと足を伸ばして京都丹後鉄道で走る、これも水戸岡先生がプロデュースした車両(5種類)の乗車にチャレンジしてきました。
【第2日目・9月9日(土)】
昨日から「京都丹後鉄道」の乗車を楽しんでいます。水戸岡さんがデザインした5種類の車両に乗ることが目的で、昨日までに4種類を乗っており、本日は残る[丹後あおまつ]に乗車すればコンプリートとなるのですが、せっかく、鉄道写真の有名撮影地の近くまで来ていますので、今日はホテルを早めに出発して由良川鉄橋で鉄道写真を撮ってから「乗り鉄」に戻ることにしました。
★西舞鶴駅にて…
西舞鶴駅には京都丹後鉄道の車両基地がありますので、列車の乗車前に貴重なシーンの撮影を…
ホテルを早めに出発し、西舞鶴駅の始発列車で丹後由良駅に向かいます。本当はフリーキップが欲しかったのですが、この時間帯は駅員さんが不在のためフリーキップを購入することができず、致し方なく普通乗車券を購入してホームへと入ります。
そのホームに待っていたのは、なんとKTR8000系[丹後の海]編成を2本連ねた4両編成の編成でした。まあ、車両の送込回送を兼ねていることもあるのでしょうが、京都丹後鉄道の列車は昨日は見た限りでは2両編成が最大両数でしたので、まさかこんなに長い編成の車両が普通列車に使用されるなんて思ってもいませんでしたし、ここでこの車両に乗ることができるなら、昨日、高い特急料金を支払って特急[たんごリレー3号]に乗車する必要もなかった…と思ってしまいました。
まあ、そんなことはさておき、丹後由良駅までのたった18分だけですが、しっかりと特急列車の乗り心地を味わいながら[丹後の海]編成の乗車を楽しみました。
★由良川鉄橋での撮影
京都丹後鉄道で一番の撮影地というか、鉄道写真を撮るもので知らないはずが無い撮影場所が、この「由良川鉄橋」ではないでしょうか?
せっかく京都丹後鉄道に「乗り鉄」に来ているのに、この場所で撮影も行わずに帰ることなんてできない…と思い、早起きをしてやってきました。
本来の撮影ポイントはもっと南側らしいのですが、あまり駅から離れてしまうと戻ることができなくなってしまいますので、駅に近いこの場所でワンショットのみ撮影にチャレンジしてみました。
ところが、現地に近づくにつれて霧がすごくとても撮影にはならない状況!近くで撮影をしていた方に「残念な天気ですね。」と声をかけたところ「霧はこの時期のこの時間帯でないと発生しないので、今日はラッキーなんです。」とのこと。初めて撮影する私は快晴のもとで青い海と青い空を入れた撮影をしたかったのですが…。
【参考!】ちなみに、丹後由良駅からこの撮影ポイントまでは早歩きで10分ですので撮影の参考にしてください。
由良川鉄橋での撮影後、歩いて丹後由良駅に戻り、後続の列車で西舞鶴駅に戻りました。
西舞鶴駅に戻ってきました。ここからは水戸岡さんがデザインした5種類目の[丹後あおまつ]を使用する快速[丹後あおまつ2号]に乗車して福知山駅を目指します。
昨日、臨時[丹後くろまつ]のアテンダントさんから『丹後くろまつが運転される日の快速[丹後あおまつ2号]には、[丹後くろまつ]を後ろに連結して福知山駅まで回送させるから、色違いの車両の2両編成になりますよ。』と聞いていたとおり、西舞鶴駅の側線には[丹後あおまつ]+[丹後くろまつ]の編成が待機していました。
ここまで乗車してきた列車を引き上げてから入線をさせると思っていたのですが、[丹後あおまつ]はそのまま同一のホームむへと入線をしてきます([丹後くろまつ]は回送のため乗車はできません。)。
さて、これかに乗車する快速[丹後あおまつ2号]ですが[丹後あかまつ]とともに改造された車両で、車窓からゆったりと景色を楽しめるようソファ席、カウンター席など、さまざまなタイプの座席や、ショーケースやサービスカウンターが配置されており、天橋立に代表される日本海の白砂青松を象徴する「松」をテーマにデザインされた車両となっています。昨日乗車した[丹後あかまつ]は座席定員制の観光列車して使用されている車両ですが[丹後あおまつ]は自由席車両で運賃のみで乗車できる観光列車となってます。
時間も早いせいでしょうか、西舞鶴駅から乗車したのは私を含めて5人のみと、ちょっと寂しい状況ですが、この列車の25分前に普通列車が走っている影響もあるのではないかかと思います。
さて、定刻どおり西舞鶴駅を発車した快速[丹後あおまつ2号]ですが、宮舞線内は各駅に停車しながら宮津駅に向かいます。つい先ほどまで霧が巻いていた由良川鉄橋もすっかり霧が晴れ、私が撮りたかった青い海と青い空が見えていました。
快速[丹後あおまつ2号]は観光案内列車ですので、本来ならアテンダントさんが乗務をして観光案内を行ってくれるはず…と思っていたのですが、今日はなぜかアテンダントさんが乗務していませんので、車内では録音放送による観光案内が行われています(アテンダントさんは宮津駅から乗務するのかも?)。
由良川を渡りしばらくの間は海見ながらの乗車が続き宮豊線との乗換駅となる宮津駅に到着しました。
宮津駅で3分ほどの停車をしている間に多くの乗客とアテンダントさんを乗せ、ようやく観光列車らしくなった快速[丹後あおまつ2号]は宮前線から宮福線に入り福知山駅を目指して進んで行きます。
宮津駅までは各駅に停車してきた快速[丹後あおまつ2号]ですが、宮福線内は本来の快速列車としての走りとなり、駅を通過しながら進んで行きます。ただ、この区間は昨日も乗って分かっているのですが、トンネル区間が多く、景色も見ることができないのがちょっと残念です。いくつものトンネルを抜け、山陰線が右手から近づいてくると間もなく終点の福知山駅です。本当はもっと京都丹後鉄道に乗っていたいところですが、これ以上乗っていると帰ることができなくなってしまいますので、後ろ髪をひかれる思いで快速[丹後あおまつ2号]を後にしました…
さて、いよいよここからは長野に向けて帰ることにします。
本来であればここからは青春18キップを使うところですが、パソコンの充電をこの列車で行いたいため、京都までは別に乗車券と特急券を購入して特急[きのさき10号]に乗車します。昨日は指定席を確保して乗ったのでが、思っていた以上に指定席が混雑していましたので、今日は自由席で良いだろう…と言う判断でJRのホームに向かいます。
特急[きのさき10号]の自由席は予想どおり空いており、なんなく4号車(先頭車)の最前列の席を確保できましたので、これでパソコンへの充電は可能となったのですが、この287系という特急車両は1両当たりドアが1か所しかなく、最前列に座ってしまうと列車を降りるときには最後になってしまう…という欠点もあります(ドア近くの座席は一番早く埋まってしまいます。)。
福山駅から京都駅までの約1時間30分、たっぷりとパソコンに充電を行うとともに、朝早かった私も十分睡眠をとることができました。
⑥野洲(1158)→米原(1223) 3244M 新快速 225系12連
京都駅に到着しました。さあ、いよいよここからが青春18キップの旅がスタートします。
京都駅からは普通列車と新快速を乗り継いで米原駅に戻りました(京都駅の2番線ホームに降りて行ったところ、たまたま野洲行きの普通列車が来たので乗ってしまいました!)。
新快速は混雑しますが、普通列車は空いていますので、パソコンで作業をするなら普通列車の方が良いですね…。野洲から乗った225系は最新型なのでしょうか?車内に[リゾートビューふるさと]のようなモニターが付いていて、現在、どこを走っているのかが分かって便利でした。
米原からはJR東海の311系に乗り換えて大垣駅に向かいます。しかし、毎回米原駅で列車の乗り換えを行うと思うのですが、ここまで12両で走ってきた列車の乗客を4両編成の列車に乗り換えさせる、しかも同一ホームでの乗り換えではなく、階段を使わせて隣のホームで乗り換えさせる…というのはどんなもんなのでしょうね。まあ、まだ、階段ダッシュができる体力はありますので、なんとか座席を確保することができましたが、交通弱者のことを考えれば、もう少し打つ手はあると思うのですが、いかがでしょうかJR東海さん?
※「字数制限」のため、「京都丹後鉄道乗車記4/4(平成29年・夏の青春18キップ乗車記)(H29.9.8~9)」に続きます…
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