※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。







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PHOTO:万座・鹿沢口駅で発車を待つ特急[草津号]、3月26日以降はこの姿を見ることができません。
   ※JRの駅の中で、駅名に「・」が入るのは万座・鹿沢口駅だけだそうです…



 平成28年3月のダイヤ改正の中心は「北海道新幹線の開業」ですが、細かな部分を見ていくとJR東海から国鉄型気動車が引退するとか、常磐線で活躍をしている415系が引退するとか、185系の運用が残っていた特急[あかぎ]号が651系に置き換わるとか色々と変化のあるダイヤ改正ともいえます。
 そのまた細かな部分を探していくと、吾妻線の万座・鹿沢口-長野原草津口間の特急運用が廃止される…というのを見つけました。
 まあ、色々な事情や背景があっての運用廃止でしょうが、鉄道ファンとすれば今まで特急列車が走っていた区間が無くなってしまう…というのは寂しいことですので、運転廃止となる前に惜別の乗車に行ってきました。







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①長野原草津口(1442)→万座・鹿沢口(1453) 3003M 特急[草津3号] 651系1000番台車7連【OM201編成】
(←万座・鹿沢口⑦ クハ651-1001+モハ651-1001+モハ650-1001+サロ651-1001+モハ651-1101+モハ650-1101+クハ650-1001 ①長野原草津口→)
 午前中で仕事を終え、車を使って長野原草津口駅まで行きました(長野からだと意外と近くで、距離にして約70km、所要時間1時間40分というところでしょうか…。)。長野原駅の駐車場に車を停め、駅の指定券券売機で特急[草津3号]と帰りの特急[草津4号]の指定席券(長野原草津口-万座・鹿沢口間の指定席券です。)を購入します。もちろん、この区間なら自由席の方が安いですし、間違いなく座れることはわかっていますが、長野原草津口-万座・鹿沢口間に特急列車が走っていた…という記録を残したいために指定席券を購入しました。
 その指定席券と乗車券を改札口の駅員さんに差し出したところ、「にや…」とされましたので、たぶん、同じことをやっている人が多いのだと思いました。
 
 特急[草津3号]は定刻どおりに長野草津口に到着しましたので、行先表示幕をさっと撮影して車内に入ろうと思ったところ、なんと降車客の多いこと!しかも若い学生さんと思われる人が多く、どの車両からも本当に多くの人が降りてきてびっくりしました…。多くの人は駅前で待機していた草津温泉行のバスに乗り込んでいましたが、草津温泉って若い人にブームなのでしょうか?

 まあ、私にとってはあまり関係が無いことですので、空いた車内に乗り込み、約10分ほどの特急列車の乗車を楽しみます。長野原草津口駅までの間は新線に切り替わった区間を走ってきましたが、ここからは昔ながらの吾妻線の景色を見ながらの乗車となります。ただ、ここからはトンネルが多い期間なので、あまり景色を見ている余裕がありませんが、それでもトンネルを出て飛び込んでくる景色は、やっぱり見ごたえのある風景が多く、この景色を特急列車の車内から峰子とができなくなるのは残念…と思っているうちに、特急[草津3号]は終点の万座・鹿沢口駅に到着しました。




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   PHOTO:万座・鹿沢口の表示は今週の金曜日までしか見ることができません。






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  PHOTO:この景色を特急列車の車内から見ることができなくなってしまいます。






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        PHOTO:万座・鹿沢口駅に停車中の特急[草津号]



             


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        PHOTO:こんなシーンも過去帳に入ってしまいます。







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②万座・鹿沢口(1530)→長野原草津口(1540) 3004M 特急[草津4号] 651系1000番台車7連【OM201編成】
 特急[草津4号]は[草津3号]の折り返しとなる列車で、しかも他の駅に列車を引き上げませんので、じっくりと撮影を行い、その後、特急[草津4号]で長野原草津口駅に戻りました。




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PHOTO:長野原草津口に到着した特急[草津4号]、週末からはこの駅が始発駅となります。



 万座・鹿沢口駅で降りた乗客の多くがタクシーに乗車して草津温泉方面に向かっていく姿を多く見ました(もちろん、それ以外の乗客もいました。)。
 吾妻線の新線切り替えに伴い、昨年、長野原草津口の駅が新しく大きくなり、駅前には大きなバスターミナルが設けられ、草津温泉行のバスが何本も出ていましたので、まあ、無理して万座・鹿沢口まで特急列車を走らせる必要性が無くなったのか、それとも単純に特急列車への乗客数が減少した…という理由なのかはわかりませんが、伝統ある特急列車の運転区間が短くなるというのは残念ですね。




※訂正&お詫び[2016.4.5]
 この旅行を考えた時点では「春の臨時列車」が発表されておらず、JR東日本高崎支社が2015年12月18日に発表したプレスリリースに基づき「乗り鉄」をしたのですが、「春の臨時列車」が発表されると、臨時列車ではあるものの長野原草津口~万座鹿沢口間に特急列車は残っており、乗車記のタイトルと事実が異なる結果となってしまいました。
 今回は私の調査不足により、誤った内容等をお伝えしてしまったことをお詫びいたします。


【乗車日:平成28年 3月23日(水)】鉄道コム鉄道コム