※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。
北陸新幹線の長野以北の開業は2015年の春に予定されているところですが、その開業より1年ほど早く新車が導入されることになり、本日のダイヤ改正から営業運転にデビューするのがE7系新幹線です。
このE7系新幹線はE2系をベースににした車両で、E2系の8両編成に対して12両編成へと乗車人員を大幅に拡大するとともに、E5系新幹線で導入された「グランクラス」も導入されました。
本来なら「1番列車」となる[あさま504号]に乗車するのが「本物の乗り鉄」なのでしょうが、私は天邪鬼ですので、651系1000番台車を使用する特急[あかぎ4号]への乗車を優先しましたので、6番目の列車への乗車となってしまいましたが、まあ、運転初日に乗車ができましたので「まあ、よし」としておきましょうか…。
朝の長野駅もE7系出発セレモニーでだいぶ賑わっていたのですが、東京駅も負けていませんね~。逆に人口が多い分、撮影をする人も多く東京駅の20番21番ホームは滅茶苦茶ごった返しています。
運よく1枚だけ先頭車部の撮影ができましたので、それ以上は先頭車の撮影はあきらめて、早速、[あさま521号]に乗車をします。
さて今回グランクラスですが、現在、グランクラスは「シートのみの営業」であり、アテンダントさんによる接客サービスはありません。まあ、だからグランクラスを選んだわけですが…。ただ、アテンダントサービスは無いのですが、ウェルカムドリンクくらいはあると思っていたのですが、これも無し…というのはちょっと寂しかったですね(グランクラス専用のスリッパも無かったです…。)。
車内に入ると重厚なグランクラスのシートが待っています。写真で見たときは『E5系と同じかな?』と思っていたのですが、細部はだいぶ異なっているようです。特に手元のテーブルや読書等の位置などに改善が図られているようです。また、大きな革張りのシートをフルリクライニングをしても後席の人の邪魔になりませんし、なんといっても細かな調整が効きますので、本当に自分の身体にベストフィットします。
このシートに座り、リクライニングの角度を併せるためにスイッチ類をいじっているうちに列車は東京駅を発車します。
大宮駅までの区間は速度を抑えての走行ですので、あまりE2系との違いがわからなかったのですが、速度を上げていくとやはり新しいE7系は全然違いますね。なによりも静かですし、不快な振動がほとんど感じられません。ちょっとオーバーな言い方をすると、E7系新幹線は線路の上を滑るように走っていきます。
E7系新幹線は大注目!上野、大宮、高崎駅では多くの鉄道ファンや家族連れが撮影等に訪れていました。ただ、残念なのは「一目グランクラスの車内を見たい!」という乗客が多かったせいでしょうか、本来、グランクラスの車内は通過禁止なのですが、平気で車内を通過する人が多かったことには、ちょっと閉口しました。この辺はアテンダントさんが乗務していなくても、プラスアルファの料金を支払って乗車しているわけですから、JR側にはしっかりと対応をして欲しいものです。
今日は天気もよく浅間山を見ながら快調に進んでいきます。いつもは「まだ、軽井沢か…」と思いながら乗車をしているのですが、E7系新幹線はあまりにも静かで振動を感じないせいでしょうか、長野までの約1時間30分という乗車時間雅が本当に短く感じられました。
上田駅を発車してしばらくの間はE7系の加速感を楽しんでいたのですが、篠ノ井駅を過ぎる頃から減速が始まり、千曲川の鉄橋を渡るとまもなく長野駅に到着です。
まあ、いくらアテンダントサービスが無いグランクラスとはいえ、ちょっと気軽に乗車できる料金ではありませんので次回の乗車がいつになるのかわかりませんが、ぜひ、北陸新幹線が金沢まで延伸した際には、全区間で乗車をしたいなぁ…と思いながらE7系新幹線のグランクラスを後にしました。
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