※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。
東北旅行に使用したスペシャルなキップの有効期間は4日間。「このまま乗り鉄を終了してしまのももったいない…」と思い、2回目は伊豆方面に「乗り鉄」に出かけてきました。
…で、今回の目的はというと特急[マリンエクスプレス踊り子]です。
東京と湘南・伊豆半島を結ぶ特急[踊り子]については、JR東日本の185系が主力として使用されており、一部に251系や伊豆急行のリゾート21も使用されているところですが、この冬の臨時列車から新たにE259系を使用する特急[マリンエクスプレス踊り子]が登場しました。
E259系は”成田エクスプレス線用”というイメージが強く、果たして青い海や白い砂といったイメージのある伊豆半島に、E259系のあのメカニカルボディが似合うのか?ということで自分の目で確かめに行って来ました。
また、せっかく伊豆まで行きますので、伊豆急行の[リゾート21]への乗車と、1区間だけですが「伊豆急全線ウォーク」にも参加してきました。
今回の旅立ちは長野駅を朝一番に発車する[あさま500号]です。
この列車、都内や京葉方面に観光等に行く乗客で週末は混雑する列車ですが、始発駅からの乗車ですから、ちょっと早めに駅に行って並べば間違いなく座る事ができますので自由席でも十分です。
途中、高崎-大宮間は少々混雑しましたが、大半の区間は2人掛けシートに1人で座っていくことができました。
新幹線は「移動の足」としては速いので非常に重宝しますが、「乗り鉄の足」としては面白くも何ともないですね…。東京に行くなら特急[あずさ]の方がよっぽど楽しい…と思うのは私だけでしょうか。
②上野(※※)→東京(※※)
今回は東京駅から特急[踊り子]で伊豆へ…という行程なので、そのまま新幹線に乗車していればいいのですが、上野駅で降車します。
何が目的かというと、『ウグイス色の山手線(103系)の誕生50周年を記念して登場した「みどりの山手線ラッピングトレイン」』に乗車することです。
上野駅で740分から8時20分までの40分間、外回り・内回り各9本の列車を待ったのですが、残念ながらその姿を確認することすらできませんでした…
結局、上野駅ではみどりの山手線ラッピングトレインを見ることができなかったのですが、東京駅の9番線ホームから、ちょこっとだけ姿を見ることができました。
まあ、このラッピングトレインですが1年間は走っているようですので、そのうちに乗りたいと思います。
東京からは伊豆急行との乗継駅となる伊東駅を目指します。
伊東駅まで何に乗ろうか?ということで、一度は特急[リゾートビュー踊り子号]に…とも思ったのですが、やはのここは伝統の特急[踊り子号]だろうね…と思い直し、国鉄型車両である185系を使用する普通の[踊り子号]に乗車することにしました。185系の将来にも徐々に翳りが見え始めてきましたので「乗れるうちに…。」というのもありますが…。
さて、この特急[踊り子号]ですか、東京駅と伊豆急下田駅・修善寺駅間を結ぶ特急列車です。デビューは1981年ということなので(他の特急列車などに比べると)意外と新しい特急でもあります。生い立ちは、それまで特急型車両の183系で運転されていた特急[あまぎ]と、急行形車両の153系を使用していた急行[伊豆]を統合し、新型特急車両の185系を使用して運転が開始された列車です。
特急[踊り子105号]は東京駅の9番線に8時50分頃入線します。185系も15両編成となると堂々としており立派に見えます。この編成は前10両が伊豆急下田行き、後ろの5両が修善寺行きとなっており、途中の熱海駅で分割されます。
ひととおり写真を撮り終え車内に入ると、車内アナウンスで「本日は指定席が全席販売済みです…」という案内が!これだけ長い編成の指定席が全て発売されるなんて…みんな何をしに伊豆に行くのか聞いてみたくなりました(お前こそ1人で何をしに行くんだと言われそうですが…)。
車内は観光列車らしくグループや家族連れの乗客が多く非常に賑やかです。定刻に東京駅を出発した特急[踊り子105号]は東海道新幹線とデッドヒートを繰り広げながら、穏やかな日差しを帯ながら一路、伊豆を目指して走り始めます。
さて、185系の車内ですが、デビュー当初から何度かアコモ改善が行われ、現在は回転式リクライニングシートが使われていますが、さすがに古い車両ということでシートそのものも小さいですし、シートピッチも狭い!つま先が前のシートの下部に入らないので、少々窮屈気味ですね。観光地に向かう特急としては「ちょっと辛い」というのが正直な感想です。国鉄型特急の活躍の場が少なくなるのは残念ですが、この線区にこそ常磐線で余剰となるE653系をコンバートして欲しいと思ってしまいました。
特急[踊り子105号]は特急らしい走りで東海道線をひた走ります。横浜を発車し小田原が近づくにつれ車窓左手には太平洋が見えてきます。海が見えると写真を撮ってしまうのが長野県民ですね…。
今日は天気がとてもよく、車内の暖房と暖かな日差しを浴びながらの乗車です。
特急[踊り子105号]は熱海駅を出ると東海道線を右手に見ながら、やや左に向きを変えながら伊東線に入って行きます。ここまでは特急らしい走りできたのですが、伊東線内に入るとやや速度を落としながら進んでいきます。進行方向左手にTVで有名なホテルが見えてくると列車は伊東駅に到着しました。
★伊豆急・全線ウォークに挑戦!★
特急[踊り子105号]をいとう駅で降りた理由は「伊豆急全線ウォーク」に参加するためです(詳細は伊豆急行のホームページをご覧ください。)。
伊東駅の券売機で入場券を購入し南伊東駅を目指します。距離的には2.4kmというちょうどお散歩には良い距離ですし、歩く道路も遊歩道が中心なので「楽勝!30分もあれば着くだろう…。」と思っていたのですが、やはり荷物を持っていると歩くペースも上がりません。南伊東駅に到着して時計を見たところ11時25分!約40分近くもかかってしまいました。
歩いたご褒美は、伊豆急1000系のピンバッチでした。ホームページで見たときは「小さなピンバッチ」と思っていたのですが、意外にも大きく、そして重量感もある素晴らしいものでした。
今回はこの伊東→南伊東の1区間だけの挑戦なのですが、時間があれば他の区間にも挑戦したくなってしまいました。
(←熱海⑦ 2157+2114+2115+2116+2117+2113+2158 ①南伊東→)
南伊東駅では「伊豆急全線ウォーク」で疲れた身体を休める暇もなく普通列車で熱海駅に一度戻ります。
ここから乗車する列車は伊豆急行自慢のリゾート21編成です。
本日の5642M~5643Mには、3本あるリゾート21編成の中のR-4編成・別名「黒船電車」が使用されます。
この黒船電車は下田港開港150周年を記念して塗色変更された編成です。車内には下田港開港当時の資料が展示されています(初代の「黒船電車」はR-1編成で、現在のR-4編成は2代目の「黒船電車」です。)。
この列車、進行方向の先頭部から4両目くらいまでは混雑していたものの、その後ろの車両は空いて追いました。後部展望車空いていないのかな?と覗いたところガラガラでしたので、この席(進行方向逆向きですが)に座って熱海駅まで戻りました。
※【後編】に続きます。
コメント