※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。
皆さんも一度は耳にした事のある、JR東日本の某会に加入すると、1年に2~3回だけですがスペシャルなキップを購入することが出来ます。
この冬もそのキップが販売されましたので早速購入をしました。このキップですが有効期間が4日間あることからフルに活用しなくては損ですので、1回目は東北方面に…2回目は伊豆方面にという旅行に出かけることにしました。
今回はその1回目となる東北方面への「乗り鉄」です。
【第1日目・1月23日(水)】
旅立ちのスタートはJR東海の383系です。私の「乗り鉄」といえば「いつもの信州色の115系で…」ということが多いのですが、今回使用する「すぺしゃるなキップ」は、特急の自由席ならば特急券が不要というキップですので、長野までの短区間ですが特急に乗車することにしました。
松本駅の発車が夕方の5時を少しまわった時刻ということで、ちょっと帰宅ラッシュまでには間があるせいでしょうか、2人がけのシートに1人で座ってらくらく移動することができました。
長野からは新幹線で上野を目指します。当初の予定では継ぎの新幹線の自由席で…と思っていたのですが、長野駅から[あさま544号]に乗車して高崎駅で乗り換えると、終焉間近の200系新幹線に乗れることが分かりましたので、急遽、予定を変更してこちらに乗車しました。
幸い、2人がけのシートに座ることはできたのですが、ちょうど帰宅ラッシュということで、この列車は長野から立客が発生するほどの混雑でした。
高崎からは前述のとおり200新幹線に乗ります。
この列車は奮発をしてグリーン車に乗車しました。さすがにグリーン車は静かですね。
今回の乗車で200系新幹線を使用する[とき]・[たにがわ]の両方の列車に乗ることができました。また、普通車・グリーン車の両方のシートに座ることができましたので非常に満足の惜別乗車となりました。
(←秋田⑧ EF64-1052 カニ24-25+オハネフ24-15+スロネ24-552+オハネ24-555+オハネ24-553+オハネフ25-117+オハネ25-38+オハネ24-7+オハネフ25-202 ①上野→)
上野からは寝台特急[あけぼの]に乗車して一気に秋田を目指します。
初めての乗車でしたので非常に楽しみにしていたのですが、車内は大混雑、しかも隣のボックスの人たちが夜遅くまで酒盛りをしており、うるさくて散々な乗車でした。
やはり寝台列車は、ちょっと豪華に個室利用がいいですね…。
【第2日目・1月24日(木)】
せっかく秋田まで来ましたし、なによりも特急[いなほ号]の乗車まで少し時間がありましたので、「男鹿線」の乗車にチャレンジをしてきました。
(←男鹿 キハ48-1539+キハ48-508+キハ40-569+キハ48-517 秋田→)
男鹿線の列車はすでに秋田駅の6番線に入線をしていました。しかもローカル線としてはキハ40系気動車4連という豪華な編成です。
ここを走る車両は秋田車両センター所属のキハ40系気動車ですが、車両の扉付近に「なまはげ」のイラストが描かれているのが特徴です。
前よりの3両はロングシート使用の車両でしたので、ここは迷わず最後尾のセミクロスシート仕様の車両に乗り込みボックスシートに座ります。
さて、この男鹿線は秋田県秋田市の秋田駅と秋田県男鹿郡にある男鹿駅を結ぶ全長26.6kmの鉄道路線です。
男鹿半島の南側を日本海に沿って走るため、海側からの強風等に備えた防風林が整備された箇所が多いことでも有名です。
車内は通学の高校生がほとんどでだいぶ賑やかな車内です。列車は定刻に秋田駅を発車してしばらくは羽越本線を走行していきます。追分駅を過ぎると羽越線に別れを告げ、進行方向を左に変えて男鹿駅を目指します。
このあたりは八郎潟の干拓地であるとか防風林が目立つ…ということらしいのですが、正直、よく分からないというのが本当のところですし、特に特徴のある路線とも思えない感じでした…。
ただ、追分駅からの駅名板にはなまはげのイラストが描かれており、年末に乗車した堺港線同様、妖怪で町起こしを…というの感じを受けました。
列車が尾が駅に到着すると、それまで寝ていた高校生達が一斉に下車し、車内は始めて静寂の時間となりました。
(←秋田 キハ48-517+キハ40-569+キハ48-508+キハ48-1539 男鹿→)
男鹿駅では「記念の入場券を…」と予定していたのですが、駅員さんが改札業務に忙しいらしく窓口に職員さんが誰もいないため購入できませんでした。
仕方がありませんので駅舎の写真だけ撮って、ここまで乗車してきた列車で秋田駅に戻りました。
(←新潟⑥ クハ481-1508+モハ485-1074+モハ484-1074+モハ485-1082+モハ484-1082+クロハ481-1029 ①秋田→)
今日は特急[いなほ]~[北越]と乗り継ぎますので「どちらかに485系の基本編成が入っていてくれれば…」と思っていたのですが、秋田駅の6番線に待っていた特急[いなほ8号]は国鉄特急色、しかも未乗車のT18編成という『超・ラッキー』に恵まれました。
(←金沢① クロハ481-1025+モハ484-1041+モハ485-1041+モハ484-1064+モハ485-1064+クハ481-1025 ⑥新潟→)
新潟からは特急[北越6号]に乗り換えて金沢駅を目指します。
特急[いなほ]と特急[北越]双方に乗車ということで、どちらかはリニューアル編成になるだろうな…と思っていたのですが、特急[北越6号]にもオリジナルの485系でしたので、今日は本当に「運が良い」日でした。
(←直江津⑨ クハ681-2002+モハ681-2002+クハ680-2502+クモハ683-8501+サハ682-8001+サハ683-8301+モハ683-8301+サハ682-8002+クロ683-8001 ①金沢→)
金沢からは特急[はくたか23号]で直江津駅に戻ります。
実は、今日、上越線の除雪のため特急[はくたか]は長岡行きに変更になっていました。そのため、私も「こんな珍しい特急[はくたか]に乗れるなら予定を変更しようかな…」と思っていたのですが、長岡への迂回運転は15号までということでした。せっかくのチャンスだったに、迂回運転の特急[はくたか]に乗車できずちょっと残念でした。
さて、特急[はくたか23号]には北越急行が所有するスノーラビットが運用に入りました。前の3両が681系、後ろ6両が683系という異なる形式ですが、稀少な車両に乗れてこれもちょっとラッキーでした。
683系はシートピッチが広いですし、リクライニングも深い、クッションも柔らかく座り心地も良い、シートと窓枠の高さもあっているということで非常に乗り心地の良い車両ですね。
定刻どおり金沢駅を出発した特急[はくたか23号]は雨が強く降りしきる北陸路を高速で走ります。本当はこのまま終点の越後湯沢駅まで乗りとおしたいところですが、松本に戻る時刻が相当遅くなってしまいますので、直江津駅で下車しました。
(←長野 クモハ115-1078+モハ114-1184+クハ115-1226+クモハ115-1077+モハ114-1183+クハ115-1225 直江津→)
直江津駅からは「いつもの信州色の115系」で長野を目指します。
「この時間帯だから115系の3連かな?」と思っていたのですが、ホームに到着した編成は6両編成、しかもどちらの編成ともアコモ未改善車ということで、私の大好きな車両でした。
さすがにこの時間帯ということで、長野までボックス席に1人で座ってくることができました。
(←松本 クモハ115-1011+クモハ114-1507+クモハ115-1037+クモハ114-1509 長野→)
長野からも「いつもの信州色の115系」で松本に戻ります。
直江津からの普通列車が到着するときに、既にこの列車が入線している事がわかっており、車内にも結構な乗客がいましたので「3両編成じゃ座っていけないかも…」とおもって5番線を下りていったところ、なんとホームに待っていたのは115系が4両編成!
「あれっ?」と思ったところ2両編成が2本連結された編成でした。長野駅は地元駅なので、結構利用しているのですが、こんな編成が走っているなんて初めて知りました。
短い3両編成よりも1両余分なこともあり、長野駅からもボックス席にゆったり座って松本まで戻ってくることができました。
「大人の休日倶楽部」のキップが使えるようになったため、わずか1日でもだいぶ遠くまで「乗り鉄」にいけるようになりました。そしてなによりも廃止となる前に寝台特急[あけぼの]に乗車できたこと、使用車両が変わる前に特急[いなほ]に乗車することができ、大変満足な1日でした。
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