※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。


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 JR東日本からE1系新幹線の引退が発表されたとき「200系の間違いじゃないの?」と思ったのですが、どうやらこの9月28日の運転を最後にE1系新幹線が引退するようです。
 私自身にはあまり馴染みのない車両ですが、それでも新幹線による大量輸送時代の幕開けとなった車両でもありますし、ある意味エポックメイキング的な車両でしたので東京→高崎間のみですが惜別の乗車に出かけてきました。

 さて、このE1系新幹線ですが、通勤・通学輸送をはじめとする東北・上越新幹線の需要増加に対応するべく、最高速度よりも大量輸送に重きを置いて、鳴り物入りでデビューしたのがこのE1系新幹線というわけです。「大量輸送」という使命を果たすため、新幹線としては初となる「全車両が2階建車両」ということで、見た目にもサイズ的にも大きな大きな編成となりました。

 このE1系新幹線のデビューですが平成6年ということで、まだまだ引退には早いと思うのですが、現在のJR東日本の新幹線の主力であるE2系に比べて最高速度が遅いということが理由なのか、それとも編成数が少なくて他の新幹線との共通運用ができないということが理由なのかは不明ですが引退は残念ですね。
※北海道行きに使用したフリーパスの有効期限が本日までということで、午前中仕事をして午後、所要を済ませてから「乗り鉄」をしています。





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①松本(1449)→新宿(1726)  22M 特急[スーパーあずさ22号] E351系12連【S21+S1編成】
 松本駅からはE351系を使用する特急[スーパーあずさ22号]に乗車して新宿を目指します。少し前まではE257系を使用する特急[あずさ]の方が好みだったのですが、さすがにスーパーあずさとの所要時間の違いを知ってしまうと、こちらを選んで乗車してしまいます。
 ただ、さすがにデビューしてから時間が相当経過している車両のため、車内のアコモなどはE257の方が優れていると思いますが…。
 今回使用しているフリーキップは自由席なら特急券が不要ということなので、3号車の自由席に座っていきます。
 ちょうど新宿までの中間地点となる甲府駅までは順調に走ってきたのですが、甲府-酒折間の踏切で緊急非常停止装置が作動したことにより、甲府駅の先で安全確認のための停止をしたため、約14分ほど遅れての発車となりました。その後、E351系は甲斐路を左右に身を振りながら走り続けたのですが、遅れを取り戻すところまでは至らず、それどころか大月より先で先行列車が詰まっているようで、結局、新宿駅には約18分ほど遅れた17時46分頃に到着となりました。



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                        PHOTO:E351系の車内







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           PHOTO:シートが少し小さいような…
              
           




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             PHOTO:先頭車の連結部




 E351系については、大糸線へ入る分割運転がなくなってしまったので、検査入場以外は分割する機会が無いものと思っていたのですが、松本車両センターの側線に留置するときに、松本駅のホームで分割作業が行われていることを、つい先日知りました。 ちなみに…先日撮影した4両だけのE351系です。


 



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②新宿(1755)→東京(1809) 1620H 快速 E233系10連 【H50編成】
 新宿からは中央線で東京駅に向かいます。
 しかし、3分間隔で到着する中央線もすごいですが、どの列車も満員ということも凄いですよね。私、絶対に東京には住めません…






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③東京(1852)→高崎(1948) 343C [Maxとき343号] E1系12連【M4編成】
 東京駅に早めに着いたら東京⇔上野の間で[つばさ]や[こまち]や[なすの]に乗ろうと考えていたのですが、特急[スーパーあずさ号]がだいぶ遅れてしまったため、東京駅ではお弁当を購入して早々に乗車の列に並ぶことにしました。 
 さて、東京駅からは今回の乗り鉄の「メイン」となるE1系新幹線を使用する、[Maxとき343号]に乗車します。
 この列車の最大の特徴は「全車両が2階建車両」ということですが、自由席となる1~4号車の2階席は、車内販売を行わないことを前提に、通路幅を最大限狭めて横3+3列の配置としたことだと思います。このシートは肘掛もなし、リクライニングもしないシートということで、まさに人を多く乗せるだけに特化したシートといえますね。
 当初、『惜別乗車なので奮発してグリーン車に…』とも考えていたのですが、やはりこの車両の最大の特徴は2階自由席ですので、今回はこちらに乗車して行くことにしました。

 列車は東京駅の20番線に18時40分頃に到着しますが、車内清掃のため客扱いが始まるのが18時47分頃です。この間を利用して先頭車や側面の車両ロゴの撮影を行います。
 客扱いが始まると同時に、当然2階席へ…。前述のとおり、この車両は両側とも3人がけのシートなのですが、1両に1箇所だけ2人がけのシートがありますので、今回はここに席を取って行きます。リクライニングも肘掛もない簡素なシートですが、クッションが適度に柔らかく、思っていた以上に快適に乗車できます。
 時間的に帰宅ラッシュなので「大混雑かな?」と思っていたのですが、車内は50%程度の乗車率とさほど混みあいませんでした。

 最高速度が低いため引退というのが一番の理由だと思いますが、これだけ新幹線網が発達して きてくると、逆に速くない新幹線があっても良いのでは?と私は考えます。このE1系は2階席から景色がよく見えますので、4~6両位に短編成化をして、観光地に向かう「新幹線のジョイフルトレイン」として活用をしていくという案はどうでしょうか?
 そんなことを考えているうちに[Maxとき343号]は大宮駅を発車し、240km/h運転に入ります。…これ、十分に速いんですが(もったいないですね。)。パソコンでこの原稿を打っていたら、本当にあっという間に高崎駅到着のメロディーが流れてきてしまいました。

 E1系新幹線があったからこそ、今のE4系新幹線も登場できたわけですし、E1系で培った2階建車両のノウハウは他の車両にも十分生かされていくことと思います。一時代を築いたE1系新幹線に敬意を表しながら列車を後にしました。



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 PHOTO:東京駅の電光掲示板。E4系が残るので「MAX」の名称は残りますが…







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 PHOTO:車体横の車両名ですが、トキの赤ちゃん誕生のシールが貼られています。






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         PHOTO:車内は巨大な3×3人シートが並びます。





         

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          PHOTO:見た目以上にすわり心地は良いです。







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     PHOTO:2階席からの眺めは他の新幹線では味わえないのですが…







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            PHOTO:大宮駅に到着します。







          
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④高崎(1955)→長野(2044)  543E [あさま543号] E2系8連【N8編成】
 高崎から長野新幹線で長野に戻ります。
 東京に向かうときの[あさま]だと、高崎からの自由席乗車で座ることはほぼ不可能ですが、長野に戻る[あさま]の場合は、高崎からなら自由席でも十分座ることができます。
 で、そのE2系新幹線の自由席に座り、リクライニングシートを倒し、肘掛の上に腕を乗せると「やっぱ、E2系は良いな…。」と思ってしまうから勝手なものですね。
 そして何よりも速い。E1系もそれだけを乗っていれば十分速いと思うのですが、やっぱり他の車両と乗り比べてしまうと…ですね。
 その足の速い新幹線でわずか50分。本当にあっという間に長野に到着してしまいました。






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⑤長野(2051)→松本(2208) 452M 115系6連【N13+N28編成】
 本日最後の列車は「いつもの信州色の115系」で松本に戻ります。
 この列車、昨日も乗車しましたが、混雑するのは長野→篠ノ井間だけですので、長野駅で座ることができなくても途中から必ず座っていくことができます(結果的に私は長野からボックス席に座っていきましたが…。)。
 この普通列車、今では珍しくなった「桑ノ原信号所」で特急列車の退避が行われますので、続く姨捨駅とともに2回連続のスイッチバックが楽しめますので、鉄道にご興味のある方はぜひ一度はご乗車を…。





 今日のE1系の惜別乗車ですが、昨日までは何も考えていませんでした。今朝、JR東日本新潟支社のHPを見て「そういえばE1にも乗車をしないと…」と思って急遽乗ることにしたものです。
 本当は東京⇔新潟間でじっくりと乗車をしたかったというのが理想なのですが、「引退に間に合ってよかった!」というのが正直な気持ちです。
 引退まであと約2週間。E1系新幹線には最後の最後まで頑張って欲しいですね。


【乗車日:平成24年9月11日(火)】鉄道コム鉄道コム