※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。


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 9月16日から12月末までの間、長野県内においては「未知を歩こう。信州2011」という観光キャンペーンが開催されており、週末を中心に数多くの臨時列車が運転されています。
 今週末は長野⇔直江津間に旧型客車を使用した、快速[信越線紀行号]が走るので往復とも乗車を…と考えて指定席も確保したのですが、色々と時刻表を調べているうちに「臨時列車を乗り継いで上信越が1周できる…。」ことがわかりましたので、今回はちょっと贅沢に長野-新幹線-高崎-リゾートやまどり-渋川-SLみなかみ-水上-ゆめぞらもぐら-越後湯沢-はくたか-直江津-信越線紀行号-長野と予定したのですが、長野駅の新幹線ホームに到着したところ「上越新幹線の車両故障であさま号も大幅な遅れが生じています。」とのアナウンスが…。
 新幹線の発車を待ってしまうと全ての行程がだめになってしまうと判断し、急遽、[リゾートビューふるさと]に乗車して長野~松本~糸魚川~直江津~長野というルートに変更して「乗り鉄」を楽しむことにしました。





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①長野(903)→松本(1024) 8230D 快速[リゾートビューふるさと]
(←松本① HB-E301-2+HB-302-2 ②長野→)
 急遽予定を変更するために、みどりの窓口に飛び込み指定席の状況を見てもらったところ「残り9席」とのこと。幸い1番D席という窓側(正確にはこの場所にはB席とC席はありません。)が残っていたため、発券してもらって5番線ホームに…。ちょうど臨時快速の[もみじ]号が入線してきましたので、こちらの写真を撮影してから快速[リゾートビューふるさと]の入線を待ちます。

 ホームに入ってきた列車に乗り込むと車内アナウンスでは「…全席満席です…」とのことですが、車内はガラガラの状態です。まあ、松本駅から乗ってくる人もいるからかな?と思ったのですが、どうやら新幹線が遅れているのが大きな原因のようです。そのため「新幹線の到着を待つのかな?」と思ったのですが、列車は定刻どおりに長野駅を発車します。

 この車両、基本的には「静か」な車両ですが、長野から乗車すると「山登り」をしているということがエンジンの音でよく分かります。ジェントルなHB-E300には似合わない低いエンジン音を唸らせながら進んでいきます。
 稲荷山駅を過ぎ姨捨に近づくと車内アナウンスで「日本三台車窓」の説明をしてくれるのですが、残念なことにちょうどその時から雨が降り始め、せっかくの展望も雨と雲でよく見えません。また、せっかく姨捨駅に停車するのに停車時間が6分しかないというのも少し短すぎるのでは?と思ってしまいました。

 姨捨駅を発車した列車は篠ノ井線のサミットとなる冠着トンネルを目指して力行していきます。このトンネルを過ぎるととたんにエンジン音が静かになりますので、やはり篠ノ井線の難所は冠着トンネルだということがよくわかります。
 
 冠着駅で下りの特急と交換をするため若干の停車をします。その後はエンジン音も軽やかに曼荼羅の里を列車は駆け抜けていきます。西条駅では列車交換のため5分間停車しますが、この駅ではドア扱いを行いません。5分間停車するのですから、ここはドア扱いをして観光案内などをすればいいのに…と思うのは私だけでしょうか。

 西条駅を発車し、長~い白板トンネルを抜けると明科駅です。特急列車も停車する明科駅ですが、快速[リゾートビューふるさと]は若干、速度を落としただけで通過をしていきます。その明科駅を過ぎると進行方向の右手には北アルプスの山並みが広がるのですが、残念ながら今日は山並みのすべてが雲の中に入ってしまい、その雄大な姿を見ることなく列車は松本駅に到着しました。



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       PHOTO:姨捨の展望も曇っていて、ちょっと残念でした。








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②松本(1027)→南小谷(1142) 4053M 特急[あずさ3号] E257系9連【M116編成】
 松本駅からは特急[あずさ3号]で南小谷駅を目指します。
 11両編成で松本駅に到着した特急[あずさ3号]は、後部2両の附属編成を切り離し若干身軽な9両編成となって大糸線に入って行きます。大糸線内を走る特急あずさといえば「ガラガラ」というイメージが強いのですが、今日の列車は結構な数の乗客が載っています。某国営放送の「おひさま効果」なのでしょうか?
 …と思っていたのですが、安曇野の玄関口となる豊科駅・穂高駅ではさほどの下車がなく、乗客の大半は大町駅で降りました。

 松本盆地~安曇野ではまだ紅葉には早いのですが、大町を過ぎると紅葉が真っ盛りのという感じです。木々の色が染まった仁科三湖の山々を見ていると、列車はまもなく南小谷駅に到着します。



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           PHOTO:木崎湖を見ながら進みます。






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            PHOTO:鹿島槍ヶ岳は紅葉真っ盛り








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③南小谷(1149)→糸魚川(1244) 427D
(←糸魚川 キハ120-314 南小谷→)
 南小谷駅に降り立った乗客の多さにびっくり。「まさか、この人たちも乗り継ぎ客なの?」と思った瞬間、大垣ダッシュならぬ「南小谷ダッシュ」が始まります。幸い私はロングシートの端っこに座ることができたのでよかったのてすが、車内はあっという間に満席となり立っている人も多い状況で単行のディーゼルカーは発車しました。

 大糸北線にキハ52が走っている頃には何度となく訪ねたのですが、キハ120になってからは始めての乗車となります。私、基本的にDC・DLが大好きなのですが、どうしてもこのキハ120だけはだめですね。基本的にこの車両は列車ではなくレールバスというイメージがありまして、どうしても好きになれない列車の一つです。

 満席だった車内も雨飾山へトレッキングへ向かう団体客が平岩駅で降りたため、ようやく『並』の混雑に解消されました。これでようやく車窓を楽しみながら…と思っていたのですが、やはりここまで降りてくると標高も低く、また、暖かな海風の影響のせいでしょうか、紅葉にはまだ早いようでちょっと残念な結果でした。




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        PHOTO:ボックス席がわずか4つの小さな車体です





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        PHOTO:姫川の流れに沿って糸魚川を目指します。






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     PHOTO:糸魚川駅の側線にはDD16-304号機が置いてありました。






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         PHOTO:DD16-304を2エンド側から







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④糸魚川(1333)→直江津(1412) 541M 413系3連
(←直江津 クモハ413-1+モハ412-2+クハ412-2 糸魚川→)
 糸魚川駅からは413系のトップナンバーに乗車して直江津駅に移動しました。
 この413系は475系の部品などを使用して近郊型車両に仕立てた車両ですが、モーター音が115系に良く似ています。
 なんとなく「いつもの115系」に乗っている気分に浸りながら乗車することができました。





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       PHOTO:前半はトンネル、後半は海を見ながら進みます。







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⑤直江津(1436)→長野(1656) 9422レ 快速[信越線紀行号]
(←長野① EF64-37 スハフ32-2357+オハ47-2266+スハフ42-2173 ③直江津→)
 本日の最終ランナーは旧型客車を使用する快速[信越線紀行号]です。
 この列車、直江津駅の1番線から発車ということで既に機回しを終えて入線していました。そのおかげで混雑することもなくゆっくりと撮影をすることができました。

 久しぶりの旧型客車への乗車ですが、どのくらい久しぶりなのかな?と思い、自分の乗車記を遡って調べたところ、ちょうど1年前の10月23日に快速[レトロ飯山]に乗車して以来ということがわかりました。
 この客車ですが、昭和20年代以降に製造された車両ですので、概観は昔とはさほど違わないのですが、今年になり中身が大きく進化しました。今までこの車両を使用する段階で一番の問題となっていたトイレが使用可能となり安心して乗車することができるようになりました。また、出入口のドアについても半自動化が施されたことも大きな進化ですね。

 さて、列車は定刻どおりEF64の甲高い警笛のあと、軽いショックとともに直江津駅を発車します。車内はすべてのボックス席が埋まってはいますが、平均すると1ボックス2名といったところでしょうか…(私のボックス席もそうでした。)。
 この列車、ダイヤ設定上は妙高高原駅までノンストップとなっていますが、実際には脇野田駅と関山駅で列車交換が行われるため運転停車を行います。当然のことながらドア扱いはないのですが、脇野田駅のような場所で7分間(遅れが発生したため)も停車するならドアを開けてくれても良さそうなのですが…。

 最初の停車駅となる妙高高原駅では8分の停車予定だったのですが、ここまでの遅れを一気に回復するため3分程度の停車の後発車をします。
 次の黒姫駅では15分間の長時間停車となります。この間に下りの[妙高7号]と列車交換をし、上りの[妙高8号]に追い抜かれますので、[信越紀行号]の編成写真の撮影やら[妙高号]を絡めての撮影ということで、非常に忙しく「汗をかく15分間」でした。

 黒姫を発車すると基本的には「下り」となりますので、列車の足もぐんと速くなり夕闇迫る長野を目指します。豊野駅でも10分ほど停車時間があるのですが、さすがにここまで来ると列車を降りて撮影をする人も少なく、乗客も車内で休んでいる人が目立ちました。
 列車はその後、三才駅で運転停車を行い、北長野駅ゆっくりとして速度で通過したのち長野駅に定刻どおりに到着をしました。



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  PHOTO:直江津駅の電光掲示板にもしっかりと列車名が表示されていました。






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            PHOTO:3号車・スハフ42の車内






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              PHOTO:スハフ42のシート





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            PHOTO:列車種別は「快速」表示






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     PHOTO:「行先表示版」にもしっかりと列車名が入っていました。



 


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          PHOTO:「信越線紀行号」のヘッドマーク






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          PHOTO:妙高山を右手に見ながら進みます。






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               PHOTO:黒姫駅停車中






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       PHOTO:黒姫駅では後続の[妙高8号]を先行させます。






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       PHOTO:豊野のりんご畑が過ぎると長野はもうすぐ!


 当初の予定とはだいぶ異なる行程・列車になってしまいましたが、おかげで久しぶりに大糸北線にも乗車することができ、まあ、まあ満足の「乗り鉄」をすることができました。
 ただ、足繁くみどりの窓口に足を運んで、苦労してようやく指定席券を手に入れたのに、ちょっと残念といえば…。


【乗車日:平成23年10月22日(土)】鉄道コム鉄道コム