※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。
今年の夏の「青春18キップ」の使用予定は、1~2回目を紀勢本線の旅に、3回目が烏山線に、4回目が飯田線、最後の5回目を富士急行へと予定していたのですが、9月上旬の台風12号の影響により飯田線の乗車ができなくなってしまいました(4回目に富士急行へいきました。)。
残り1回分をどうしよう?と考えたのですが、磐越西線で臨時のSL列車が走っており、しかも復路はDLが牽引することが分かりましたので、青春18キップ利用日の最終日に快速[SL初秋体験号]に乗車することにしました。
(←新潟① クハ481-332+モハ485-1010+モハ484-1010+モハ485-1083+モハ485-1083+クロハ481-1023 ⑥新井→)
新潟駅を9時代に発車する列車に乗るためには、快速[くびき野]に乗車する必要がありますので、直江津駅までは車で向かいます。
直江津駅からは快速[くびき野1号]に乗り換えて一気に新潟駅を目指します。この列車、柏崎付近からは満席となりますので、直江津駅からの乗車なら自由席で十分なのですが、写真等を撮りたかったので指定席に乗車して行きます。
久しぶりの快速[くびき野]号ですが、さすがに快適ですねぇ~。特急[北越]にも使用される車両に乗車していけるわけですから、新潟支社も太っ腹といえば太っ腹ですねぇ~。空調のしっかり効いた車内でたっぷりと485系の乗車を楽しみました。
(←馬下 C57-180 ① スハフ12-316+オハ12-1701+オハ12-316+オハ12-315+スハフ12-102 ⑦ DE10-1680 新潟→)
本来、この時期には快速[SLばんえつ物語号]が走っているはずの磐越西線ですが、7月末の豪雨のにより被害が発生し不通となってしまいました。このため快速[SLばんえつ物語号]が走れない状況となってしまったわけですが、SLの運転を楽しみにしている乗客の声に応えて…ということで新潟(新津)⇔馬下間という短区間ですが、快速[SL初秋体験号]が週末に設定されました。
本来7両編成となる客車もホームの有効長の関係からでしょうか5両へと、また、終着駅で機回しができない関係で復路はDE10の牽引となってしまいますので快速[SLばんえつ物語号]に乗車したかった人には若干不満が残る結果かもしれませんが、私たちのような「鉄道ファン」にとっては”イレギュラーな運用”ということで最高のプレゼントということになります。
[くびき野1号]の車内から見たところ、快速[SL初秋体験号]は既に新潟駅の7番線ホームに入線をしており、先頭のSLには親子連れの列ができているのが見えましたので、「もう座れないかも…?」と思いながら列車を降り、足早に進んだところ快速[SL初秋体験号]はなんとがらがらの状態でした。
…ということで、余裕で進行方向右側のボックス席を確保してから撮影に回ります。
今回の編成は所定の7両ではなく5両編成ということで、ちょうど正規の編成から2号車と3号車を抜き取った形の編成となっていました。また、C57にいつも取り付けられているヘッドマークもなく、これはこれでなかなかカッコいいのでは?と思いました。
そして、いつもの[SLばんえつ物語号]と一番大きく異なるのは、編成の一番後ろにDE10が付いているということです。今日は長岡車両センターの1680号機が担当するようです。
さて、定刻となりましたので[SL初秋体験号]はいつもの[SLばんえつ物語号]と同じの長い汽笛を発した後、新潟駅をゆっくりと発車していきます。車内は3~4割の乗車率ということでちょっと寂しい感じです。ただ、沿線でSLに向かって手を振る人、写真を撮る人と…[SLばんえつ物語号]と同じ風景を見ることかでできます。
進行方向左手に上沼垂の電車区を見て田園手地帯をゆっくりとした速度で走っても、わずかな時間で新津駅に停車します。新津駅では10分間の停車時間がありますので、ゆっくりと編成写真を撮影することができます。ただ、SLを先頭にした編成写真は残念ながら…です。
新津駅を出発すると信越線を右手に見ながら大きく進行方向を東向きに変えて磐越西線に列車は入っていきます。この快速[SL初秋体験号]は全車自由席ということなので、当然のことながら記念乗車券類の配布はありませんでしたが、こんな短い乗車区間ながら「恒例・じゃんけん大会」は実施されました。
そして、こんなに少ない乗車人員にもかかわらずプレゼントのピンバッジは10個と大判振る舞いです。おかげでこのような大会には無縁でした私もピンパッジを入手することができました。
さて、「じゃんけん大会」が終了すると、列車は最後の停車駅となる五泉駅を出発して撮影の名所「早出川」を渡ります。撮影者は…20人ぐらいでしょうか?思ったほど多くなく、逆に驚いてしまいました(新潟は曇り空でした)。
このあと田園地帯をしばらく進むと、いつもは通過駅なのですが、今回は終着駅となる馬下駅に到着しました。
なお、馬下駅は終着駅なのですが、扱いは「途中駅での停車」ということで荷物などはそのままの状態で列車の外に出ることができました(これって凄い助かります。)。
(←新津 DE10-1680① スハフ12-102+オハ12-315+オハ12-316+オハ12-1701+スハフ12-101 ⑦C57-180 馬下→)
馬下駅での1時間は写真撮影などをして楽しみます(小さな子供連れの親子の中には、ここまで車で迎えに来てもらって帰る人たちも多くいたようです。)。
復路は馬下駅では機回しができませんので、編成後部に連結されていたDE10が牽引機となって新津駅を目指します。色々な機関車がこの[ばんえつ物語]編成を牽引してきましたが、私自身はDE10が牽引する列車は始めての体験となりますので非常に楽しみです(これまでDD51、DD53、DD14の背合重連が牽引する[ばんえつ物語編成]には乗車しています。)。
DE10独特の甲高いホイッスルのあと、それに呼応する形でC57の警笛が響きわたると快速[SL初秋体験号]は馬下駅を発車します。
DE10のディーゼル独特の排気音と排気臭が…う~ん、もう最高です!
復路は乗車時間が短いので、なにも(イベントなどは)無いだろうと思っていたのですが、またしてもじゃんけん大会が!しかも賞品は往路と同じくピンバッチ10個!往路より一層乗客が減っていましたので、私、今回もピンバッチをGETしてしまいました。
まあ、いい年をした大人が1人で2個ももらってはいけないと思い、1個は隣のボックス席に座っていた子供にプレゼントさせていただきましたが…。
DE10牽引の客車にもっと乗っていたかったのですが、残念ながら復路については新津駅までの運転ということで約40分間の乗車の後、新津駅で列車を後にしました。
PHOTO:五泉駅に停車中
今日は夕方から予定が入っているので、このあと新津駅で行われる転車台の見学をせずに帰路につくことにします。
今回私が乗車したN3編成は、長野の115系と同タイプの車両更新車でした(シートモケットは新潟車独特のグリーンです。)。
(←柏崎 長岡→)
長岡駅ではわずか2分の乗り継ぎで柏崎行きに乗り換えます。
6両編成からいきなり半分の3両編成ですから「座れるかな?」と思ったのですが、ドア脇のロングシー部分に座って戻ることができました。
柏崎からは特急[北越6号]で直江津駅に戻ります。当然のことながら青春18キップでは特急に乗車はできませんので、車内で特急券と乗車券を購入します。
しかし特急は快適ですねぇ~。静かで空調もしっかりと効いていますし、何よりも早いですから…。でも、私、この程度の区間なら普通列車で十分なのですが…。
文句を言っても仕方がないのですが、この柏崎→直江津間には午後1時から3時30分まで間は普通列車が1本も走っていないのです。この区間はローカル線ではないと思うのですが…。
なんてことを思っているうちに列車は直江津駅に到着し、今回の「乗り鉄」も無事に終了となりました。
急遽、「行こう!」と思った「乗り鉄」ですが、久しぶりにDLが牽引する客車に乗れて満足した1日でした。
今度はDD51が牽引する列車に乗りたいですねぇ~。碓氷峠にでも出かけてみようかな…。
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