※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。


018



  JR東日本では7月1日から9月30日にかけて開催される全国大型観光キャンペーン『群馬デスティネーションキャンペーン』に併せ、伊勢崎市の公園において展示されていたC61(-20)型蒸気機関車を復活させて運転を行うほか、お座敷列車「やまなみ」「せせらぎ」を改造した[リゾートトレインやまどり]の運転を開始しました。
 いくら興味がないとはいえども、いつの日にはC61の乗車もしなくては…と思いましたので、[リゾートトレインやまどり]の乗車に併せて「乗り鉄」をしてきました。



002
①横川(715)→高崎(746) 128M 115系6連【T1041+T1038編成】
(←高崎 クハ115-1031+モハ114-1041+クモハ115-1031+クハ115-1028+モハ114-1038+クモハ115-1028 横川→)
 本日の「乗り鉄」は横川駅からスタートです。
 1本早い126Mに乗車することも可能な時間に駅にいたのですが126Mは107系でしたので、ここは湘南色の115系が入る次の列車で高崎駅に向かうことにしました。
 ちょうど時間的に通勤・通学時間となりますが、今日は土曜日、しかも列車は6両編成ということで1ボックスを1人で座ったまま高崎駅まで乗車できました。




005
   PHOTO:T1041・1038編成とも車内はリニューアルされています。 






004
   PHOTO:横川駅にあった保守車両、高崎車両センターらしく湘南色でした。





 高崎駅到着後は次の列車の乗車時間までに余裕がありましたので、倉賀野駅に移動して貨物列車等の撮影を楽しむことにしました。
 EF65牽引の工臨返却回送の撮影記はこちら…http://tomodaciya221-3.at.webry.info/201107/article_21.html
 貨物列車などの撮影記はこちら…http://tomodaciya221-3.at.webry.info/201107/article_22.html






026
②高崎(947)→下仁田(1045) 17列車 上信電鉄・銀河鉄道999号
③下仁田(1113)→高崎(1213) 26列車 上信電鉄・銀河鉄道999号
(←下仁田 クモハ501+クモハ502 高崎→)
 [リゾートトレインやまどり]を使用する特急[リゾート草津]には高崎から乗車するため、時間はたっぷりありますので、前々から気になっていた「上信電鉄」への乗車にチャレンジします。上信電鉄といえば凸型電気機関車の「デキ」が有名ですが、残念ながら本日の運転はありません。そのため、もう1種類気になっていた「銀河鉄道999号」に乗車することにしました。
 私は特にアニメに興味があるわけではありませんが、高崎に来てこの列車を見るたびに「1回は乗ってみたいよね…。」と思っていましたのでようやく念願の乗車ができます。 
 なぜ上信電鉄に銀河鉄道999号が走っているのかはよくわからないのですが、今日はそんなことを気にせず、童心に戻り「鉄郎」の気分になってアンドロメダという下仁田町を目指して乗車をします。

 列車は高崎駅を出発するとしばらくの間は高崎線に併走する形で走りますが、その後、だんだんと進路を西向きに変えていき、からす川を渡る手前で大きく西に向かう形となります。
 車内を見ると若い乗客が多く?と思っていたのですが、高崎駅から3つ目の駅となる「高崎商科大学前」でこれにの若い人がほとんど下車してしまい、車内は閑散としてしまいました。
 そしてこの乗客も東富岡、上州富岡で大半が下りてしまい、残った乗客はわずか4名という寂しい状態に…。

 さて、今回乗車しているこの車両ですが、元は西武鉄道の新101系ということで、製造年度は1979年というオールドタイマーです。ですがこの車両綺麗だなぁ~と思ったのが第一印象です。もちろん外装は999号の塗色をしていますので綺麗にしておかないといけないと思うのですが、古い車両にありがちな窓ガラスの清掃がしっかりと行われておるようで、とても大事にされているな…という印象を受けました。

 列車は上州富岡を過ぎると山間に入ってきたことを景色で感じます。結局、高崎駅から乗りとおした乗客が私を含めて3名、それと途中から乗車した人が1名の併せて4名のみがこの列車の乗客でした。

 なお、下仁田駅では記念の入場券を購入した後、折り返しの26列車で高崎駅に戻りました。



031
        PHOTO:車内はオーソドックスなロングシートです。






040
       PHOTO:車外は銀河鉄道999のイラストでいっぱい①






030
       PHOTO:車外は銀河鉄道999のイラストでいっぱい②






032
       PHOTO:天井も銀河鉄道999のイラストでいっぱいです①






033
      PHOTO:天井も銀河鉄道999のイラストでいっぱいです②






        PHOTO:999号の入線とSL列車の客車は同時入線となります。






022
       PHOTO:上信電鉄の高崎駅ホーム脇には旧型電機の姿が…







037
        PHOTO:関東の駅100選にも選ばれた下仁田駅






036
          PHOTO:カラフルな電車が並ぶ下仁田駅






055
④高崎(1221)→長野原草津口(1324) 9003M 特急[リゾート草津] 485系改6連【YD01編成】
(←長野原草津口⑥ クハ485-703+モハ485-704+モハ484-704+モハ485-703+モハ484-703+クハ484-703 ①高崎→)
 さて、高崎駅に戻ってきました。ここからは今回の「乗り鉄」のメインとなる特急[リゾート草津]に乗車します。
 この特急[リゾート草津]にはJR東日本高崎支社の[リゾートやまどり]が使用されます。この列車は前述のとおりお座敷電車であった[やまなみ]と[せせらぎ]を種車としてリゾート用に再改造された車両です。
 当初は始発駅の新宿からの乗車を考え、JR東日本パスかウイークエンドパスのどちらを使用しようか?と考えていたのですが、高崎支社から今回の群馬DCに併せて「ぐんまワンデーパスSP」という切符が発売され、その値段はなんと1,900円というバーゲンプライスでしたので、今回はこの乗車券を使用することにしました(そのため新宿からの乗車ではなく高崎からの乗車なのです。)。
 
 さて、特急[リゾート草津]は定刻に高崎駅の2番線に到着します。デビュー直後というせいでしょうが、列車の撮影をする人が多く、とても短い停車時間中には撮影は無理だろうと思い、写真は後回しにしてとりあえず乗車をします。
 車内に入ると大型のバケットシートが1-2列のアブレストで並んでいます。シートそのものは253系のグリーン車から外したものを再利用しているとのこと。このシート、形状と肌触りはいいのですが、このデザインは何とかならなかったのでしょうか?私、「これって唐草模様じゃん。」として思えなかったのですが…。それと車体の色も。客車に使用している茶色とあさぎ色なのでしょうが…。先週乗車した253-1000番台車も含めて思うのですが、カラーコーディネートを担当している社員っていないのかな?

 さて、乗車時間が短いので車内の散策をさくっと…。1号車と6号車の車端部は展望室になっています。快速扱いの列車だと占拠をする鉄道ファンがいるのですが、さすがに特急列車ということもあり、あまり長時間いる人は見ませんでした。2号車の車端部にはミーティングルームなるものが用意されており、ここだけはなんと「畳敷き」となっていました。3号車と5号車の車端部はフリースペースとなっているのですが、空調があまり効いていなかったためあまり利用している人はいませんでした。また4号車にはキッズロームが用意されており、結構子供達が遊んでいる姿を見受けましたので、それなりに需要がありそうな感じでした。
 しかし、このレベルの高い車両が「普通車扱い」とは…。長野車両センターの[いろどり(彩)](全車・グリーン車扱い)の立場はどうなるのかな?

 さて、定刻に発車した特急[リゾート草津]はメロディホーンを盛んに奏でながら進んでいきます(ちなみに音色はE257系と同じです。)。沿線にはSL列車の運転も行われたためでしょうか、多くの鉄道ファンがカメラを構えて待受けています。渋川駅からは上越線に別れを告げて吾妻線に入っていきますが、さすがに特急列車というダイヤのためでしょうか、結構な速度で次々と駅を通過していきます。

 車内の散策等に時間をとられてしまったため、ほとんど自分の席に座っている時間がなく、あっという間に終点の長野原草津口駅に到着してしまいました。
 この列車、もう1度ゆっくりと乗ってみたいですね。ちなみに1人用のシートを希望する際は『C席』ですが、吾妻線内で景色がいいのは『A席』となりますので、席を選ぶ際の参考としてください。また、6号車に乗車すると中之条町の方の観光ガイドを聞くことができます。


041
      PHOTO:珍しく高崎駅の電光表示にも列車名が表示されています。






043
   PHOTO:253系のグリーン車用シートを再利用したシートが並びます。






046
             PHOTO:展望室からの風景






045
        PHOTO:2号車のミーティングルームは畳敷きです。






044
       PHOTO:4号車にはキッズルームが用意されています。






047
     PHOTO:3・5号車の車端部にはフリースペースが設けられています。





042
        PHOTO:今や常識となった車体横の列車名の愛称表示





061
            PHOTO:車体横の列車名表示






059
       PHOTO:運転室前の中央には列車名が表示されています。






050
     PHOTO:中之条町観光協会の皆さんからいただいたパンフレット類






051
      PHOTO:中にはウエットティシュとボールペンも入っています。


※文字数制限のため「後編」に続きます。


【乗車日:平成23年7月16日(土)】鉄道コム
鉄道コム