※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。




 昨日の253系1000番台車の乗車に引き続き、今日は松本の自宅から名古屋方面に向かいます。
 今日の目的はJR東海のキハ25系DCです。『こちらも3月中に乗車を…。』と思っていたのですが、東日本大震災の影響で延期をしていたものです。






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①松本(704)→名古屋(916) 1002M 特急[WVしなの2号] 383系6連【A6編成】
(←名古屋⑥ クモハ383-6+サハ383-106+モハ383-106+サハ383-6+モハ383-6+クロ383-6 ①松本→)
 本日のトップバッターは383系を使用する特急[WVしなの号]です。この383系には通勤時によく乗車する車両ですが、シートピッチが1000mmと広く、フットレストも付いているなど普通車としては非常によくできていると思います。
今日は指定席に座って名古屋までの2時間30分の旅をゆったりと過ごします。



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    PHOTO:名古屋駅では古豪の117系8連の姿を見ることができました。







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  PHOTO:関東では珍しくないEF65PFですが、名古屋では珍しいのかな?







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②名古屋(958)→武豊(1053) 4518D 区間快速 キハ75系4連
(←武豊① キハ75-402+キハ75-502+キハ75-404+キハ75-504 ④名古屋→)
 名古屋駅に到着後は一度改札口を出で、本日使用する「青空フリーパス(¥2,500)」を購入し、再度ホームに入ります。
 名古屋駅からは今回の「撮り鉄・乗り鉄」のもうひとつのメインとなるキハ25系DCに乗車します。
  …と思って名古屋駅のホームで待っていたところ、入ってきた列車はキハ75系の4連でした。武豊線の列車全てがキハ25に置き換えられたわけではないので『もしかしたら…』とは思っていたのですが、まあ、武豊線内でうろうろしていればキハ25に乗れるだろうと思い、この列車で武豊に向かうことにしました。

 しかし、このキハ75系DCは凄いですねぇ~。豪快なエンジン音をとともにスピードが上がっていきますが、この加速はほとんど電車ですよね。これなら東海道本線を走っても足の速い313系の邪魔にならないのでしょうね。

 東海道~武豊線を走るキハ75系DCの乗車記はこちら…http://tomodaciya221-3.at.webry.info/201102/article_8.html



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  PHOTO:予想外のキハ75系でしたが、この車両の内装はシックで好きです。








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③武豊(1058)→東浦(1116) 4523D キハ75系4連
(←東浦④ キハ75-504+キハ75-404+キハ75-502+キハ75-402 ①武豊→)
 武豊駅では記念の入場券を購入した後、今まで乗車してきた列車の折り返しとなる4523Dに乗車して東浦駅に戻ります。
 で、東浦駅で何をしたかというと…そうです、今回の「乗り鉄」のもう一つの目的であった衣浦臨海鉄道の貨物列車の撮影をするために東浦駅に向かったのです。




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       PHOTO:衣浦臨海鉄道・5571レ(碧南市-東浦)






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           PHOTO:東浦駅停車中の5571レ






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        PHOTO:牽引機はJRのDE10と同型ですね。






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        PHOTO:会社名がしっかりと記載されています。







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④東浦(1133)→乙川(1141) 3522C キハ25系2連【P3編成】
(←乙川 キハ25-3+キハ25-103 東浦→) 
 東浦駅で貨物列車の撮影を終えた後、3522Cで乙川駅まで移動します。
 ここでようやく今回のお目当てであるキハ25がやって来てくれました。

 さて、このキハ25系DCですが、JR東海が気動車の増強用として導入したディーゼルカーで、本年3月1日から武豊線・東海道線を中心に営業運間が開始された車両です。
 この車両に搭載されるエンジンはカミンズ製のディーゼルエンジンで、最高出力520PSと国内最強の馬力を誇るエンジンを1車両に1機搭載しています(エンジン単体としてはキハ25の方が高出力ですが、車両1両当たりの出力としてはキハ75・85系のほうが大きくなります。)。
 そしてこの車両の最大特徴は、概観・内装ともJR東海の主力電車である313系とほぼ同じということです。鉄道に興味がある人なら前面貫通扉の上にライトが無いとか、パンダラフが付いていないという部分で容易に区別することができますが、普通の人にとっては「電車」だと思われているのではないかと思います。「DL・DC大好き」の私からすると特徴が無いキハ25はさほど興味がわく車両ではないのですが、武豊線は2015年にも電化工事が終了することから、この車両が武豊線を走る期間もそう長くは無いと思い、今回乗車することにしました。

 で、実際に乗ってみたところ…『静か・速い!』です。さすがに最新鋭の車両ということで防音・防振対策がしっかりしているのでしょうね、加速時はディーゼルカーを意識させられるものの、定速走行になるとこれはもう電車です。そして加速が凄い!システム出力とすればキハ75の方が大きいのでしょうが、エンジンの出力が上手く車輪に伝わっているといえばいいのでしょうか、スルスルッという感じでぐんぐん加速をしていく感じは本当に313系電車のような感じでした。 『これ、ディーゼルカーじゃなくて電車だよ。』と言われれば、一般の乗客はそう思ってしまうでしょうね。



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     PHOTO:車内は313系電車と同じブルー系のシートが並びます。






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       PHOTO:車端部にはロングシートも設けられています。






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    PHOTO:運転席後方には運賃表がありますが、なんとカラー液晶です!






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⑤乙川(1149)→大府(1208) 3525C キハ25系2連【P5編成】
(←大府 キハ25-105+キハ25-5 乙川→)
 乙川からはキハ25系に乗車して大府駅に戻ります。
 ここまで武豊線を1往復以上乗りましたが、電化工事をやっているのを見ませんでしたが本当に電化するのかな?
 まあ、工事が始まれば区間が短いだけにあっという間に終わってしまうのでしょうが…。






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⑥大府(1212)→岐阜(1248) 5503F 快速 313系5000番台車6連【Y102編成】
 大府からは313系5000番台車を使用する快速列車で岐阜を目指します。
 ディーゼルカーから乗り換えたのですが、車内がほとんど一緒なのでなんか変な感じですね…。でも、さすがに電車の加速はディーゼルカーを凌駕しますね。







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⑦岐阜(1315)→美濃太田(1353) 1719D キハ40系2連
(←美濃太田 キハ40-5501+キハ48-5513 岐阜→)
 なぜ岐阜に来たかというと、そうですJR東海の主力DCであるキハ40系に乗車するためです。岐阜口では主としてキハ11系が使用されていますが、時刻表を見たところ1719Dは岐阜から高山まで運転されるので『たぶんキハ40系だろう…』と思ってきたのですが、予想は見事に当たりました。ただ、個人的には『国鉄一般型気動車標準色ふうに塗り替えられたキハ40系に乗れればラッキー!』と思っていたのですが、さすがにそれは無理なようでした。
 キハ40は「鈍重」とか「加速が悪い気動車」と言われていますが、JR東海のキハ40は機関を換装されているため、そのようなことは無く岐阜駅を発車するとスルスルッと加速をし、あっというまに定速走行に入ります。
 今回は美濃太田駅で下車ですが、時間があればこれに乗ったまま高山まで行きたかったです…。






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⑧美濃太田(1401)→多治見(1436) 3622C キハ11系2連
(←多治見 キハ11-114+キハ11-101 美濃太田→)
 美濃太田駅からはキハ11に乗車して多治見に行きます。
 太多線は単線ながら列車本数が多いため、駅での列車交換の回数が多く、そのための待ち合わせ時間が多いのが欠点ですね。




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    PHOTO:美濃太田駅に留置されているこれらの車両は解体でしょうか?







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      PHOTO:多治見駅にはマンモス電機のEF66がいました。







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⑨多治見(1443)→中津川(1520) 4711M [セントラルライナー11号] 313系8000番台車6連【B206+B204編成】
(←中津川① クモハ313-8506+モハ313-8506+クハ312-8006+クモハ313-8504+モハ313-8504+クハ312-8004 ⑥多治見→) 
 多治見駅からは[セントラルライナー11号]に乗車して中津川に向かいます。
 [セントラルライナー]というと『有料の…』と思いがちですが、有料なのは名古屋⇔多治見間ですので多治見以北に向かう場合にはエクストラコストなしで乗車することができます(ただ、快速ではなく各駅停車になってしまいますが…)。
 何回乗車してもこの313系8000番台車は良い車両ですねぇ~。外見はオレンジ色のストライプでど派手ですが、内装はシートやカーテンが極めてシックな感じでまとめてありますし、なによりも窓ガラスが大きくて車内がルーミーなのがいいですね。JR東日本はどうしてこういう車両が作れないんですかねぇ~。E231系やE233系もロングシートじゃなく転換クロス仕様の車両を作って欲しいところです。




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          PHOTO:シックでルーミーな感じの車内







※写真はA6編成のものです。乗車したのはA4編成です。
⑩中津川(1549)→松本(1703) 1017M 特急[WVしなの17号] 383系6連【A4編成】
(←松本① クロ383-4+モハ383-4+サハ383-4+モハ383-104+サハ383-104+クモハ383-4 ⑥中津川→) 
 本日の最終ランナーも383系を使用する特急[WVしなの]です。
 3日続きの『乗り鉄』ということで、乗車直後から爆睡…。気がつくと塩尻駅でした。



 車両デザイン的が313系とほぼ同じスタイルであり、あまりにも気動車らしく見えませんでしたので、さほど興味が無かったキハ25系DCですが、やはり最新のDCだけあって乗ってみると静かですごく快適でした。
 この車両が高山線に進出するとなるとキハ40の去就にも影響が出てくると思いますので、JR東海のキハ40にも乗っておかないといけないようですね…。


【乗車日:平成23年7月9日(土)】鉄道コム鉄道コム