※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。
※前編からの続きです。
◎DD51牽引貨物列車撮影記
さて。快速[みえ5号]に乗車して四日市駅にやってきました。ここに来た目的はDD51貨物を撮影するためです。
DD51が牽引する貨物列車を撮影するなら「塩浜」がベストだと思うのですが、JRの駅と接していないためどこかで近鉄へ乗り換えなくてはならないため、どうしても足が遠のいてしまいます。
その一方四日市駅は良い撮影ポイントが無いのが玉にきずですが、やはり気軽に撮影することできますので、時間に制約がある人にはこちらの方が撮影しやすいですね。
さて駅到着後は構内に何両もDD51が停車しているのですが、そちらには目をくれずに駅の北側の踏切付近に急ぎ、次々にやってくる貨物列車の撮影を行います。
四日市に滞在することわずか1時間、たった1時間の間に7両のDD51を見ることができました(しかも国鉄色のDD51が2両も!)。
ここがDD51の「聖地」と呼ばれるのが分かるような気がしました(また来ようっと!)。
【撮影場所:四日市-富田浜、四日市駅】
(←名古屋 キハ75-307+キハ75-207+キハ75-101+キハ75-1 四日市→)
もう少しDD51貨物を撮影していたいところですが、次に乗る列車も決まっているため快速[みえ10号]で名古屋駅に戻ります。
混雑が予想され、しかも途中駅からの乗車ということで指定席を購入して乗車しました。
◎キヤ97レール輸送列車撮影記
名古屋駅に戻ってきて特急[WVひだ号]の乗車まで時間があるので、「ホームのきしめんを…」と思っていたのですが、なぜかホームの端にカメラを持っている人たちが何人も集まっています。
何か珍しい列車でも来るのかと見ていたところ、なんとDE10に牽引されたキヤ97が入ってくるではありませんか!自走できるキヤ97がなぜDE10に牽引されているの?キヤはどこへ向かうの?と思いながら撮影をしていたところ、ホームでDE10がを切り離なされ、キハ97は関西方面へと自走していきました。
※これって、JR貨物のDE10がJR東海の車両を牽引してきたということでいいのでしょうか?キヤ97はなぜ自走しない?
【撮影場所:名古屋駅】
(←岐阜① キハ85-10+キロハ84-6+キハ84-7+キハ85-1117+キハ85-1118+キハ84-305+キロ85-4 ⑩名古屋→)※岐阜以降は逆向き、5~7号車は欠車
名古屋からはJR東海が誇るキハ85系DCに乗車します。
今回乗車する特急[WVひだ13号]は数少ない富山行きの列車なので「富山」を目指したいところですが、今回は「美濃太田駅」までの乗車とします。
キハ85系はJR東海が保有していたキハ80系を置き換える目的で製造した車両で、1989年に登場した特急形気動車です。
キハ80系は180PSのエンジンを1機又は2機という非力な気動車特急でしたが、キハ85系は350PSのエンジンを全車2機積むという高出力形気動車で、特急[ひだ]及び[南紀]の大幅な所要時間の短縮に貢献しました。
この車両は[ワイドビュー]の名のとおり、座席と通路の間に20cmの段差をつけて側窓からの展望が抜群となっています。それに加え、今回私が用意した指定席は「1号車1番D席」ということで、この席はキハ85系0番台の先頭車が組み込まれた場合は、岐阜までのわずかな間ですが先頭車最前列で前面展望も楽しむことができる席です(いい年をして子供みたいですみません…。)。
ひととおり列車の撮影を行った後車内に入ります。私の座席は先ほど述べたとおり先頭車の一番前の座席なのですが、シートは高山線内で進行方向に向くようにセットされた状態で入線をしてきます(岐阜駅で進行方向が変わるためです。)。ですがせっかくの「1号車1番D席」ですので、座席を回転させて前面展望を楽しむことにします。
特急[WVひだ13号]は定刻に名古屋駅を離れると、シートに身体にグッ、グッと押さえつけられるような感じを受けながら加速をしていきます。
運転士さんの肩越しに速度計を覗くと針はピタッと120km/hを指しています。同じエンジンを積むキハ75系DCでは、車内にエンジン音が結構入ってきましたが、やはりキハ85系DCは特急車両ということで防音・防振対策がしっかりと行われているようで、車内では不快な音や振動を感じることはできません。
しかしこの席は良いですねぇ~。運転士さんの標識等確認の声も聞こえますし、対抗して走ってくる列車の運転士さんの顔を見ることができます。「乗り鉄」好きな方はぜひこの席を!
さて、列車は名古屋からわずか18分で高架駅の岐阜に到着します。ここで進行方向が変わりますので、私の席の前面展望もここまでです。
岐阜駅を発車した特急[WVひだ13号]は東海道線をくぐる形で高山線に入っていきます。さすがにここからは単線となるため先ほどまでの速度では走りませんが、それでも結構な速度で走っていきます。
途中、右手に木曽川が見え始めると「録音による観光案内」が行われましたが、残念なことに音量が小さすぎて何を説明しているのか聞き取ることができませんでした。
坂祝駅では特急列車との交換のため運転停車が行われます。線路左手にはセメント工場や引込み線が残っており、貨物列車の運転再開がすぐにでもできそうな感じですが、そんなことは実現しないのでしょうね…。
坂祝駅を発車すると次は美濃太田駅です。もっとキハ85の乗車を楽しみたいのですが、ここで乗り換えないと帰れなくなってしまうので、後ろ髪を引かれる思いで下車しました。
(←多治見 キハ11-118+キハ11-116 美濃太田→)
美濃太田駅からはキハ11系を使用する普通列車で多治見駅を目指します。
キハ11系DCはJR東海が民営化時に引き継いだキハ30、28・58系を置き換えるために製造された車両です。 車体長が18mということで、少し小ぶりな感じの車両ですが、その心臓部には330PSという強馬力エンジンを積んでいますので、意外と豪快な走りも見せてくれます。
車内はピンク系のモケットが使用されたボックスシートとロングシートで構成されており、やや柔らかめのシートで座り心地がいいです。
車内に入ったところボックス席が既に埋まっていましたので、ロングシート部分に座って多治見駅に戻りました。
本日のラストランナーは383系を使用する特急[WVしなの19号]に乗車して、一気に松本に戻ります。
松本⇔名古屋間は普通列車でも3時間30分程度なので普通列車でも構わないのですが、中津川から先の列車本数が少なく、早めに帰りたい場合などは結果的に特急に乗らざるを得ない状況となってしまいます。
今回もどうしても列車の接続が悪いため、特急で帰ることになってしまいました。
朝が早かったため、乗車直後から爆睡状態となり気がつくと塩尻駅の手前でした。
久しぶりにDD51牽引の貨物列車の撮影をすることができました。残念だったのは重連で牽引する貨物列車の撮影ができなかったことでしょうか…。
次は紀勢貨物と塩浜へ足を伸ばしましょうか…。
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