※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤っている部分もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。
しなの鉄道が企画・販売した「169系S52編成&長電2000系A編成とゆけむりの旅」というイベントに参加してきました。169系S52編成、長野電鉄2000系A編成、特急[ゆけむり]には、休日に乗車することができるのですが、なんと言っても今回の企画の大きな特徴は「2000系A編成で長野電鉄屋代線に乗車できる。」ということです。
さすがに2000系は屋代線には営業車両としては入ってきませんし、来月には引退してしまう車両ですので、2000系A編成の「さよなら乗車」と思い乗車をしてきました。
(←戸倉 クモハ169-1+モハ168-1+クハ169-27+クモハ169-23+モハ168-23+クハ169-20 長野→)
今回の企画はしなの鉄道の上田駅が出発地となっているため、長野駅からは上田駅を目指しますが、そこは「乗り鉄」大好きな私ですので、115系を使用する普通列車ではなく、169系を使用する普通列車に乗車してスタートします。
長野からは169系を使用した普通列車で戸倉駅を目指します。ご存知の方も多いと思いますが、この列車は快速[しなのサンライズ号]に使用された車両で、車両基地がある戸倉駅まで返却するために普通列車として運転されます。平日だと3編成を連ねた9両編成となりますが、土・休日は6両編成での運転となります。
列車は8時前に長野駅に到着するのですが、8時17分発の軽井沢行きとの誤乗を防止するためでしょうか、客扱いは軽井沢行きが発車した後になります。
乗降客が多い「上田」に達しない列車ということで、車内はがらがらの状態でしたので、ゆったりと座って169系の乗車を楽しみます。
篠ノ井まではゆったりとした速度で走りますが、篠ノ井を発車して「しなの鉄道」に入ると俄然元気な走りを見せます。信越線は駅間が長い箇所が多くありますので、久しぶりに「急行」を彷彿する走りを堪能しました。
戸倉駅からは後続の普通列車で上田駅に向かいます(最初からこれに乗ればいいのですが…。)。
やはり上田へ向かう列車は乗客が多いですね。2両目のロングシートに座って上田駅まで乗車しました。
(←屋代③ クハ169-19+モハ168-6+クモハ169-6 ①上田→)
上田からは今回のための169系S52編成を使用する「団体臨時列車」に乗車します。
上田駅到着後は一度改札を出て、受付を済ませてから再度ホームに入ります。
今回はイベントに関する乗車券は「車内補充券」となっており、参加者からするとこれは保存すべきコレクションとなりますので、駅や列車への入場の際は「記念乗車証」をフォルダーに入れたもの首から掛けて、他の乗客との区別するスタイルとなっていました(これだといちいち乗車券等を見せる必要がないので楽でした。)。
駅のホームに下りたところ列車はまだ入線しておらず、9時42分頃になり戸倉から回送されて上田駅の2番線ホームに入りました。
ひととおり列車の写真を撮ったあと、今回のイベントはあらかじめ座席番号が予め指定されていますので、指定された座席で発車の時を待ちます。旅行企画の応募人数から判断すると、2人用の座席を1人で使用するような区割りとなっているようで、おかげでゆったりと座ることができました。
S52編成は定刻どおり上田駅を発車します。今回の企画ではS52編成の乗車がメインではありませんので、わずか17分の乗車で屋代駅に到着してしまいました。
【イベント①】
屋代駅では169系S52編成と2000系A編成の並びを、線路上から撮影できるイベントが開催されます。
長野電鉄2000系A編成には現在使用されていないヘッドマークが取り付けられており、特急[志賀]だけではなく特急[野沢]なども表示されたほか、169系もヘッドマークが付いている状態と外した状態などを 手間をかけと、イベント参加者が飽きないよういろいろと工夫していただいたおかげで、あっという間に撮影時間が終了となりました。
(←須坂① 2001+2051+2002 ③屋代→)
2000系A編成は屋代駅の4番線に入っており、このまま乗車できるかと思っていたのですが5番線に入れ替えた上で客扱いを行うということで、なかなか普段お目にかかれない屋代駅での列車の入換シーンを見ることができました。
しなの鉄道のS52編成は座席が決められていましたが、長野電鉄は号車しか指定されていませんでしたので、自分の好きな場所に席を取り須坂駅を目指します。
屋代駅を発車した2000A編成はしばらく信越線と併走をした後、進行方向を東に変えて進みます。2000系が屋代線を走るのは珍しいせいでしょうか、沿線には鉄道ファンだけではなく一般の住民の方なども大勢撮影を行っています。
2000系A編成は警報機の付いていない踏切などを通過する祭に「警笛」を鳴らすわけですが、警笛の音が甲高くまるでEF64の警笛を聞いているような気がします。「2000系はもっと音色のやわらかい低い音だったような気がするのだが…。」と思っていたところ、車内放送で説明があり、「本日はイベントということで普段使用していない予備用の警笛を使用している。」とのことでした。
列車は松代駅で列車交換のための停車をした後、撮影会の会場となる信濃川田駅に到着します。
【イベント②】
「信濃川田駅」では列車ダイヤに余裕があるため、線路上で撮影会が開催されます。
屋代駅では何種類か違うヘッドマークを表示しましたが、信濃川田駅では行先と列車種別を変えての撮影会となりました。
約20分の撮影会後、列車は信濃川田駅を出発します。
2000系A編成にいつまでも乗っていたいところですが、わずか10数分の乗車で多くの撮影者が待っている須坂駅に到着しました。
⑤須坂(1230)→長野(1248) 8A 特急[ゆけむり]【S1編成】
(←長野④ 1031+1021+1011+1001 ①須坂→)
須坂駅からは特急[ゆけむり]に乗車して長野駅に向かいます。この列車は企画列車ではありませんが、今回の企画の中に運賃・特急料金は含まれています。
短時間の間で169系、2000系そして1000系と乗り継ぎましたが、さすがに1000系の乗り心地は秀逸ですね。 まるで線路の上をすべるような感じで長野駅に到着しました。
※特急[ゆけむり]の写真は本日乗車のものではありません。
長野駅を8時過ぎに出発して1時前には戻ってくるという「ミリトリップ」的なイベントでしたので「物足りない」と思う人もいるかと思いますが、私のように家庭を持つ身としては帰ってきた後に家の用事等ができますので、参加しやすい企画でしたち。今後ともこのような企画を期待したいところですね(D編成でもやるかな?)。
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