※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤っている部分もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。


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 私が応援する長野市のサッカーチーム(AC長野パルセイロ)が千葉の市原市で試合をするため千葉に来ました。せっかく千葉に来ましたので以前から乗車したいと思っていた小湊鉄道のキハ200に乗車してみることにしました。




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①千葉(540)→蘇我(549) 1625M 209系6連【C602編成】
 大原を目指す前に、残り少なくなってきた京葉線の205系を撮影するために蘇我駅に移動します。千葉駅のホームに入ってきたのは房総線色の209系6連でした。



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         PHOTO:総武線用のE231系10連(千葉駅)






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     PHOTO:E231系の6ドア車も貴重になってきました。(千葉駅)






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     PHOTO:貴重な京葉線色の209系を撮影できました(蘇我駅)。







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      PHOTO:房総線色の211系も貴重になるのかな?(蘇我駅)







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②蘇我(603)→上総一ノ宮(648) 225M 209系10連【C437+C626編成】
 蘇我駅からは再び209系に乗車して上総一ノ宮に移動します。
 しかし、この房総色の209系、特にクロスシート車は秀逸な出来栄えですねぇ~。この車両のボックス席で2~3時間くらいの旅行をしてみたいですね。




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 PHOTO:通勤型車両を改造してセミクロスにするという発想がすばらしいですね。






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       PHOTO:少し硬めのシートですが長距離乗車にはいいかも…






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   PHOTO:上総一ノ宮駅では貴重な201系、しかも分割された6両編成が!






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     PHOTO:外房線にも113系が残っていました!(上総一ノ宮駅)







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③上総一ノ宮(722)→大原(740) 2229M 209系4両【C442編成】
 上総一ノ宮からも209系に乗車して大原駅を目指します。
 しかし、3本連続で房総色の209系の乗車が続くって言うことは、もはや珍しい存在ではなくなっていることが実感できました。








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④大原(744)→上総中野(841) いすみ鉄道 【いすみ207】
 大原駅からはいすみ鉄道に乗り換えます。いすみ鉄道に乗車するためには、一度JRの改札口を出てから右手に回ってホームに入ります。
 この時間帯は窓口が空いていないため、いすみ鉄道~小湊鉄道を乗り継ぐ「房総横断乗車券」は車内で購入することにします(実際には運転手さんが大多喜駅に連絡をして、大多喜駅で駅員さんが列車内まで持ってきて購入することになります)。

 さて、小湊鉄道のホームに待っているのは富士重工製のLE-car・いすみ207です。こんなに小さなディーゼルカーに乗り継ぎ客全員が乗れるの?と思ったのですが、乗り継いだ乗客はわずか5人だけ…。5人を乗せた小さなディーゼルカーは定刻に大原駅を出発します。

 大原駅を出発した「いすみ207」は千葉方面に一度戻った後、進路を西に大きく変え、遠くに見える山々を目指して走ります。雰囲気的には糸魚川出発して姫川~頚城大野間を走っているような感じです。
 小さな車両でしたので「さぞかし乗り心地が悪いのでは…」と思っていたのですが、さすがに元国鉄線だけあって、線路を支える路線がしっかりしているようで不要なピッチングなども無く、乗り心地は良いです。

 中間地点となる大多喜駅では列車交換のため約10分の停車があります(この時に駅員さんが乗車券を持ってきてくれます。)。大多喜駅にはいすみ鉄道の車庫があるので「もしかしてキハ52が来ているかも…」と思ったのですが、残念ながら『まだ到着していない。』とのことでした。また運転手さんによると『いつ持ってくるのかも聞いていない。』ということですが、来週の12日には撮影会があるわけですから、近いうちには持ってくるのでしょうね。
※いすみ鉄道とJRの間には連絡線がありませんので陸送をするということでしょうか…?

 大多喜駅を出発すると車窓の風景画、今までの田園地帯から山岳地帯と変わっていきます。所々25パーミル程度の勾配や半径が厳しいカーブがいくつもありますが、この程度ならキハ52も余裕で走れそうな感じでした。

 途中の久我原駅で最後の乗客が降りてしまい、ついに乗客は私一人となってしまいました。運転手さんと(今度いすみ鉄道に来る)キハ52の話をしながら、そしてディーゼル独特のエンジン音を聞いているうちに、列車は小湊鉄道との乗換駅となる上総中野駅に到着しました。



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       PHOTO:車体にはムーミンのイラストが描かれています。






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         PHOTO:車内は黄緑色のロングシート仕様です。






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           PHOTO:上総東駅では列車交換が






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        PHOTO:風光明媚な田園地帯をゆっくりと進みます。






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          PHOTO:大多喜城を見ながらのんびりと…






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      PHOTO:大多喜駅には車庫があり、車両が置いてあります。






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        PHOTO:大多喜駅でも列車交換が行われます。








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⑤上総中野(907)→五井(1017) 小湊鉄道 【キハ212+キハ203】
 上総中野からは小湊鉄道のキハ200形に乗車して五井駅を目指します。
 本日の列車は2両編成なのですが、上総中野方のキハ203は車内は電飾やクリスマスツリーが飾れれている『イルミネーション車両』でした。こちらの車両は昭和38年製ということで、ほぼ私と同級生なのでこちらに乗車しようと思ったのですが、車内の飾り付けがゆらゆらとゆれるのが気になりましたので、先頭方のキハ212に乗車することにしました。

 さて、小湊鉄道はワンマン運転ではありませんので、後方に乗車している車掌さんがドア扱いをして、運転手にブザー音でそのことを知らせて運転手はノッチを入れます。

 グッグッという音とともにエンジンが吹き上がり、車両の速度が上がっていくのですが、この路線、なんて乗り心地の悪い路線なのでしょうか?先ほどまでのいすみ鉄道とは雲泥の差ですね。縦ゆれ・横揺れが絶え間なく同時に襲ってきます。もう少し路線の強化をしないと…と思ってしまいました。

 ただ、この路線は風光明媚な場所を古豪とも呼べる車両が走っている性でしょうか、沿線で撮影している人が多いこと、多いこと!
 来春にはいすみ鉄道側にキハ52が走るようになりますので、1日かけて両方のオールドタイマーを撮るなんて最高でしょうね。

 今まで山間地を走ってきたのですが、上総牛久駅付近から街中に入ってきたような感じとなります。
 そうすると今まで駅に停車してもほとんど増えなかった乗客が、駅に停車する都度どんどん増えていきます。最終的には立っている乗客で窓の外が見えないほどの混雑なり五井駅に到着しました。

 いすみ鉄道から小湊鉄道に乗り継いで約2時間30分。久しぶりにローカル線の旅を満喫することができました。




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     PHOTO:キハ20系列の車両ですが、車内はロングシートです。






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PHOTO:『イルミネーション車両』の車内にはクリスマスツリーが飾ってあります。






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         PHOTO:クラッシックな運転台のキハ203






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         PHOTO:こちらも風光明媚な場所を走ります。





 
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         PHOTO:交換車両は、なんと4両の長大編成






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        PHOTO:五井駅には小湊鉄道の車両基地があります。



 久しぶりにローカル線のディーゼル列車の旅を満喫できました。
 やっぱりディーゼルカー独特の「カランカラン」というエンジン音がいいですね。某鉄道雑誌でキハ40の特集もありましたので、青春18キップでどこかに出かけたくなってしまいました…。

【乗車日:平成22年12月4日(土)】鉄道コム鉄道コム