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※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤っている部分もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。




 本当は余るべき無いはずの青春18キップなのですが、今回は私の勘違いや仕事の多忙などにより1日分が残ってしまいました。ちょうど上手いことに休みが取れましたので、少し間が空いてしまいましたが「209系全車種への乗車」を再びチャレンジすることにしました。残っている209系は八高線を走る3000番台車及び3100番台車です。



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①長野(822)→甲府(1139) 436M 115系3連【N12編成】
(←甲府 クモハ115-1036+モハ114-1047+クハ115-1037 長野→)
  塩尻から[おはようライナー]に乗って長野に来ましたので、今回の「乗り鉄」のスタートは長野駅からとなります。
長野駅からは「いつもの信州色の115系」に乗車して甲府を目指します。
 この時間の甲府行きは2番線からの発車となります。[おはようライナー]が長野駅に到着した時点で列車は既にホームに入っていましたが、なんとかドア横の2人掛け席が空いていましたので座ることができました。時間的に通勤・通学は終わりかけの時間ですが車内は結構な混雑です。どうやら行楽に向かう人たちが多く乗っているようです。

 列車は定刻に長野駅を出発して甲府を目指します。今日は絶好の天気で「乗り鉄」にも最高です。刈入れ間近な田園地帯を見ながら列車はゆったりとしたスピードで進みます。スイッチバックの姨捨駅では列車交換のため少々停車しますが、やはり各駅停車はこういう楽しみがあっていいですね。その後も各駅に停車しながら列車は松本駅に到着します。
 普通、松本駅では乗客の入れ替わりがあるのですが、今日は降りる人が少なく乗車してくる人が多いので車内は大混雑となります。どうやら高校が休みのようで、高校生と思われる人たちがどっと乗り込んできました。この混雑も上諏訪駅まで上諏訪を過ぎると車内は今までの混雑がうそのように空きました。
 
 ここでボックス席に移って足を伸ばしてゆっくりとすわり車窓を楽しみます。115系はけして静かで乗り心地のいい電車ではないと思いますが、冷房がしっかりと効きますので夏場の乗車でも苦になりません。
 長野から3時間以上乗ってきたわけですが、気分的には「もう甲府駅か…」という感じでした。



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          PHOTO:稲刈り前の田園地帯を進みます。






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           PHOTO:姨捨からの景色も最高です。







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②甲府(1141)→高尾(1312) 540M 115系6連【C8編成】
(←高尾① クハ115-1512+モハ115-1011+モハ114-1042+モハ115-1076+モハ114-1140+クハ115-1005 ⑥甲府→)
 甲府駅からは高尾行きの普通列車に乗り換えます。長野からの列車が2分ほど遅れましたが連絡待ちをしてくれていましたので、向かい側のホームに入っていた列車に飛び乗ります。
 ここからはスカ色の115系に…と思っていたのですが、残念ながら再び信州色の115系への乗車です。ただ、ここまでの3両編成から6両編成になりましたのでゆったりとして乗車できます。

 中央東線を利用して東京方面に向かうことは何回もありますが、やはりこの路線は「普通列車」の乗車が最高ですね。笹子駅や初狩駅のスイッチバック、大月駅に止まっている富士急行の車両、四方津駅の駅から山手につながるドーム型のエスカレーター、藤野駅から相模湖駅にかけての渓谷・湖、これらをゆっくりと見ながら進むのは本当に最高ですね。
 甲府からわずか1時間30分、列車はE233系通勤型車両が待つ高尾駅に到着です。






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③高尾(1315)→八王子(1321) 1330T 中央特快 E233系10連
 高尾駅からはE233系に乗車して八王子に向かいます。車内のドア上部に取り付けられた情報伝達用のテレビからは「中野駅で人身事故が発生したため中央線は運転中止」の情報が流れ、八王子までたどり着けるか不安でしたが、この列車はなんとか到着することができました。







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④八王子(1338)→金子(1406) 1377E 205系4連【ハエ83編成】
 八高線ホームは八王子駅の1番線で新宿駅寄りにあります。反対側の高尾寄りには留置線がありここに205系1編成と209系3100番台車が留置されいるのが確認できます。209系3100番台車は2編成しかありませんので、この状態だと乗車がかなり厳しそうな感じです。

 このホームで待ち続けても209系に乗車できるかわかりませんので、とりあえず13時38分の列車に乗車して高麗川まで向かうことにします。
 13時38分の列車は八王子駅に13時32分に到着する列車の折り返しとなります。残念ながら13時32分に到着した列車は残念ながら205系でした(八高線だけに限れば205系は貴重ですが…)。

 列車は定刻に八王子駅を発車し、しばらく中央線と平行して走った後、進路を左に変えて進んでいきます。青海線、五日市線、西武鉄道の乗換駅となる拝島駅では最初の列車交換が行われます。残念ながら拝島駅で交換した車両も205系、しかも拝島駅の留置線にも205系が1編成置いてありましたので、これで205系の4編成全部が確認できましたので、次の金子駅で交換する列車はかなり高い確率で209系ということになります。

 その後、205系に乗車して金子駅まで乗車しましたが、さすがに205系は乗り心地、静粛性ともに「古くなりつつある。」と思えました。



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  PHOTO:八王子駅の留置線には2編成しかない3100番台車が留置中です。







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⑤金子(1407)→八王子(1432) 1366E 209系3000番台4連【ハエ61編成】
(←八王子① クハ208-3001+モハ208-3001+モハ209-3001+クハ209-3100 ④金子→)
 205系の車内から金子駅に停車している車両を見たところ、209系3000番台車だということが分かりましたので、あわてて列車から降り反対側ホームに向かいます(こういう時青春18キップは便利ですね。)。
 金子駅からは209系3000番台車に乗車して八王子に戻ることにします。

 さて209系3000番台車ですが、これは間違いなく209系ですね。シートの色も紺色と藤色のシート生地ですし、独特の固めの座り心地も、窓割りも209系そのものです。唯一他の番台車と異なるのはドア横のドアスイッチくらいでしょうか…。
 しかし、何度乗車しても209系はいいですねぇ~。なによりも205系に比べて静かなのが良いですね。通勤で205系と209系が走っていたら間違いなく209系を選びたくなりますね。

 車内をうろうろしながら、そんなことを思っているうちに列車は八王子駅に戻ってきました。






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⑥八王子(1508)→箱根ヶ崎(1558) 209系3100番台4連【ハエ71編成】
(←箱根ヶ崎④ クハ209-3101+モハ209-3101+モハ208-3101+クハ208-3101 ①八王子→)
⑦箱根ヶ崎(1603)→八王子(1628) 209系3100番台4連【ハエ71編成】
(←八王子① クハ208-3101+モハ208-3101+モハ209-3101+クハ209-3101 ④箱根ヶ崎→)
 さて、残りは209系3100番台のみ。しかも1編成は八王子駅で留置されていますので、残りの1編成が運用に入っていることだけを祈ります。
 再度、八王子駅から乗車をして高麗川に…とも考えたのですが、時刻表を見たところ八王子駅を15時50分に発車する列車には、八王子駅に留置されている2編成のうちどちらかが充当される可能性があるため、八王子駅で3100番台が来るのを待つことにします。

 八王子駅に15時2分に到着する列車は…残念ながら209系3000番台車でした。次の列車は…とさらに待っていたところ、ついに209系3100番台車が八王子駅に入ってきました(八王子駅到着15時32分)。
 この列車は八王子駅発15時8分の箱根ヶ崎行きに充当されますので、この車両で箱根ヶ崎までの1往復に乗車します。

 さて、八王子駅に到着した列車に早速乗り込みます。「あれ?これって205系じゃん?」というのが私の正直な感想です。車体の作りや窓割などは209系なのですが、シートの色や硬さ、そして作りは205形と同じ感じです。乗り後心地などは209系の機器類を使用しているので間違いなく209系なのですが、どうしても視覚的な感じは205系、よく言えば209系と205系の「あいのこ」ですね。まあ、209系には色々な番台車がありますので、これはこれで個性的な車両でいいのかな?と思いながら箱根ヶ崎までの1往復を楽しみました。



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         PHOTO:209系3100番台車の車内の様子





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       PHOTO:シートエンドの処理は205系と同じような…






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        PHOTO:ドア横には開閉スイッチがあるのが特徴






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    PHOTO:この位置から見ると白いFRP部分が多いことがわかります。






⑧八王子(※※)→立川(※※) 中央線 E231系10連
 中野駅で発生した人身事故の関係で中央線のダイヤは滅茶苦茶に乱れていましたので、とりあえず来た東京行きの快速に乗車して立川駅に移動しました。
 立川駅で特急[あずさ25号]を待つ間に珍しい列車の撮影に成功しました。




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       PHOTO:青梅線の運用に入っていた201系T7編成






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       PHOTO:115系[豊田車]を使用した快速[武蔵野]






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⑨立川(1725)→松本(1950)  75M 特急[あずさ25号] E257系9連【M112編成】

※写真のE257系は「快速」表示ですが、これは、特急[あずさ25号]が松本に到着すると快速2535Mとなるためです。

 中央線のダイヤは中野駅で発生した人身事故のため滅茶苦茶にダイヤが乱れています。「これは何時になれば帰れるのかな?」と思っていたのですが、さすが特急列車ですね、中央快速を各駅で退避させてわずか3分遅れで立川駅に到着しました。おかげで何とか予定どおりに松本に帰ってくることができました(※帰路は「あずさ回数券」を使用しました。)。


 さて、4回目のチャレンジでようやく209系すべての番台車への乗車を達成することができました(やれやれ…)。 ですが、近々武蔵野線に500番台車が登場するようなので、こちらも乗車しなくてはならなくなりそうです。
 武蔵野線用の209系が2~3編成出揃ったら乗りに行くことにしましょうか…。



【参考:他の209系の乗車記】
209系0番台及び2200番台乗車記はこちら
http://tomodaciya221-3.at.webry.info/201007/article_18.html
209系500番台車(京葉線)乗車記はこちらhttp://tomodachiya221.at.webry.info/201003/article_23.html
209系500番台(総武緩行線)及び1000番台乗車記はこちらhttp://tomodaciya221-3.at.webry.info/201007/article_19.html
209系2000番台及び2100番台乗車記はこちらhttp://tomodaciya221-3.at.webry.info/201007/article_20.html

【乗車日:平成22年9月10日(金)】鉄道コム鉄道コム
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