※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。写真がありませんが、よろしければご覧ください(by管理人)。



⑨鬼怒川温泉(1001)→喜多方(1222) 快速[AIZUマウントエクスプレス] キハ8500系2連
(←喜多方 キハ8504+キハ8502 鬼怒川温泉→)
 鬼怒川温泉駅のホームに停まっているAIZUマウントエクスプレスを見た瞬間、「(廃車までに)間に合ってよかった!」と安堵のため息が漏れました。
 ホームに停車しているAIZUマウントエクスプレスは、そのまんまキハ8500系気動車です。塗装にひびが入っていたり、若干汚れている部分はありますが、やはり元特急車両という風格は十分です。

 当初は1号車の先頭部分に座って前方視界も楽しみながら…と考えていたのですが、1号車は「かたりべ」のイベントが行なわれるようなので、私はちょっと遠慮をして2号車に席を取ります。

 車内は淡いベージュ色のリクライニングシートが1mピッチで並んでいます。シートに腰を下ろすと柔らかなシートが体を包んでくれるような感じです。また、この車両はもともと観光用特急として製造されており、JRのキハ85系ともアコモデーションを揃えるためでしょうか、窓ガラスが非常に大きいのが特徴です。特に肘の下までガラス窓が広がっていますので、座ったときにも景色が非常に良く見えます。また、リクライニングの角度が大きいのもいいですね。

 ひととり写真を撮った後、車内に座ったまま発車のときを待ちます。特急[スペーシアきぬ号]からの乗り継ぎ客を待ち、列車は定刻どおりに鬼怒川温泉駅を発車します。
 エンジン音が高まりますが、さすがに元特急列車です静粛性も非常に保たれています。少しオーバーな表現をすれば、体がシートバックに押さえつけられながら列車は加速を続けていきます。さすがにキハ8500系気動車だと思えた瞬間でした。

 列車は鬼怒川の渓谷を見ながら進んでいきますが、その鬼怒川がだんだんと下のほうに見えていきますので、だいぶ標高を稼ぎながら上っているようです。
 山間を走る地方私鉄の気動車というと、「エンジン音は高まるが速度が上がらずゆっくりと進む。」というイメージがありますが、野岩鉄道も会津鉄道も高規格で製造されているため結構な速度を保ちながら進んでいきます。

 会津鉄道の入口となる会津田島駅には会津鉄道の車両基地が併設されており、留置線にはAIZUマウントエクスプレスの後継車両となるAT-750系気動車が置かれていましたので、どうやら交代は間近に迫っているようです。

 途中の湯野上温泉駅は全国でも唯一のかやぶき屋根の駅舎ということで、乗客が一斉のカメラを向けます。やはり観光列車なのでこのような車内アナウンスは非常に大切ですね。
 バス駅長で有名となった芦ノ牧温泉駅(残念ながら「バス駅長」の出迎えはありませんでしたが…。)を出発すると間もなく列車は西若松駅に到着します。ここからはJR線に入っていきます。名鉄時代は高山線へ乗り入れていましたので、キハ8500系気動車は、ここでも同じようにJRへの連絡列車として活躍を続ける結果となっています。

 会津盆地を少し進むと会津若松駅に到着します。平日ですとここが終着駅になりますが、土・祝日は喜多方駅まで延長運転がされています。喜多方駅からはAIZUマウントエクスプレス号に乗車目的の鉄道ファンなどがどっと乗り込み、車内は立ち客が出るほどの盛況振りでした。そんな多くの乗客を乗せてもキハ8500系気動車は余裕たっぷりの走りを見せ、SLばんえつ物語号の到着イベントの準備する喜多方駅に到着しました。
 平成生まれの新型気動車が、しかもこれほど上品で優雅な車両が無くなってしまうのが本当に残念だと感じながら、AIZUマウントエクスプレス号を後にしました。






⑩喜多方(1326)→野沢(1355) 229D
(←野沢 キハE120-6+キハ110-202+キハ110-203 喜多方→)
 新津駅に向かう列車までにだいぶ時間があるので、喜多方駅から一旦会津若松に向かうか、それともそのまま喜多方駅にいるかと等悩んだのですが、野沢行きの普通列車がありましたので、この列車で野沢駅に向かい、野沢駅で1時間ほど後続の列車を待つことにしました。
 ホームに入ってきたのはキハE120とキハ110の混合編成でした。もちろん迷うことなくキハE120に乗車します。この列車も高出力のエンジンを積んでいるので軽快な走りをしてくれますが、さすがにキハ8500系ほどの加速ほどではなく、キハ110と同じような感じで加速をしていきます。
 沿線には今日から走り始めた[SLばんえつ物語]の撮影の為に来たファンが多く待ち受けている中、列車は定刻どおりに野沢駅に到着しました。





⑪野沢(1523)→新津(1709) 231D
(←新津 キハ47-511+キハ47-1519 野沢→)
 野沢駅では特に何をする予定も無く、また、天気も雨だったので駅舎内で列車が来るのを待ちます。野沢駅からはキハ47系2両編成の気動車で新津駅に向かいます。
 キハ47もエンジンを換装していますが、さすがに古い車両なため鈍重な走りという感じです。たった2両編成ですが、わたしの座ったボックス席には誰も乗ってこず、新津駅まで1人でゆったりと気動車の旅を満喫することができました。






⑫新津(1719)→直江津(1859) 3374M 快速[くびき野4号] 485系6連【T16編成】
(←直江津① クロハ481-1011+モハ484-1045+モハ485-1045+モハ484-1020+モハ485-1020+クハ481-351 ⑥新津→)
 新津駅からは快速[くびき野4号]で直江津駅に向かいます。自由席でも大丈夫だと思ってはいたのですが、万が一を考えて指定席を購入してあります。しかし、背もたれが垂直なボックスシートに乗り続けくると、リクライニングシートのありがたいこと。おかげですっかりと寝てしまい、気がつくと列車は柏崎を発車していました。





⑬直江津(1957)→長野(2130) 358M 115系6連【N4+N23編成】
(←長野 クモハ115-1077+モハ114-1183+クハ115-1225+クモハ115-1564+モハ114-1209+クハ115-1249 直江津→)
 さて今回の最後に乗車する列車は「いつもの信州色の115系」です。さすがに土曜日のこの時刻、しかも6両編成ということで車内はガラガラの状態です。1人でボックス席を占有したまま長野まで乗車することができました。




 「間に合ってよかった…」というのが本当の気持ち。しかし、これだけの高性能気動車が廃車となってしまうのは、なんとももったいないところ。飯山線にリゾート列車を導入するようですが、思い切ってキハ8500系を安く購入して走らせればいいようにも思うのですが…。

【乗車日:平成22年4月2日(土)~3日(日)】鉄道コム