※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。写真がありませんが、よろしければご覧ください(by管理人)。



 新たな趣味であるサッカーの試合観戦のため17日(土)及び18日(日)の2日間、千葉県の市原市を訪れているところですが、この近くには「キハ35が走る久留里線」、「旧型気動車の宝庫・小湊鉄道」など鉄道ファンとしては魅力たっぷりの場所です。ですが、私にとって一番の興味は房総用に改造した209系の活躍です。1日目は子供連れなので「乗り鉄」ができませんでしたが、2日目は1人でサッカー観戦ですので「乗り鉄」をすることもできますので、長野を気が遠くなるような時間(AM2:30)に出発して五井駅を目指します。




①五井(636)→千葉(654) 126M 113系6連【マリ53編成】
 「房総用209系に乗る!」と言っても、どこの路線で走っているのか?どの列車の運用に入っているのか?なんてことは全くわかりませんでしたので、「とりあえず千葉駅に行き、1時間も待てば来るだろう…」というお気楽モードできましたので、とりあえず五井駅から113系に乗車して千葉駅に向かいます。

 外観上は塗装の塗り分けで115系との区別がされていますが、乗ってしまえば115系との違いが全くわかりません。賑やかなモーター音と重厚な乗り心地を千葉駅までという短区間でしたが楽しむことができました(しかし、千葉という都会駅に、未だ113系という旧型電車が走っているというのも不思議な感じです。)。






②千葉(739)→君津(828) 141M 209系8連【C417+C409編成】
(←君津 クハ209-2002+モハ209-2161+モハ208-2161+クハ208-2002+クハ209-2141+モハ209-2169+モハ208-2169+クハ208-2141 千葉→)
 …というわけで千葉駅のホームのいすに座り、ひたすら209系の入線を待ちます。比較的編成数が少ない211系でもよく姿を見るのですが、さすがに209系は来ません。そして待つこと30分、外房線からの到着列車が千葉駅に到着しました。この列車が折り返し「君津行き」の普通列車になるようなので、ホームを移動した後、ひととおり撮影をしてから車内に入ります。どちら側の編成に乗ろうかと思ったのですが、房総用の209系の最大の特徴は先頭車ですので、君津方の先頭車に乗り込みます(もう一方のC409編成は小売山車両センターでの改造です。)。

 列車は千葉駅を定刻に出発して方向を南東に変えて進んで行きます。さて房総用209系ですが「乗り心地」とか「騒音」は特に手が入っているわけではありませんので、従来の209系と大きな違いは無いと思われます。
 ただ、車内・特に先頭車は大幅に手を入れられており、従来のロングシートからセミクロスシートに変更されています。また、シートの色もブルー系からグリーン系に変更されており、全く新車のような感じを受けますし、最初からこのような仕様の車両があったような感じも受けます(そのくらいGOODな仕上げだと思います。)。

 1両に6か所しかクロスシートがありませんが、これだけで無機質な通勤電車が観光にも使用できる電車に変身するわけですからすごいことです。そして圧巻は6箇所のボックスシートのうち2箇所の座席です。この2箇所の座席だけは「窓枠が入っていない大型のガラス窓」となっていることです(残りの4か所も大型窓ですが窓枠が視界に入ってしまいます。)。ここから海なんか眺めながら旅行ができたら最高でしょうねぇ~。ボックスシートの座席は固めのクッションですが、これは現在の主流となっているシートですから(個人的には?ですが)「よし」としておきましょう。

 そんなところを見たり、確かめたりしているうちに房総用209系は君津駅に到着してしまいました。





③君津(833)→五井(902) 148M 209系8連 ※編成は141Mの逆
 君津駅で5分停車の後、今度は148M列車となり千葉行きの普通列車となります。こちらの先頭車は私が日々観察している長野総合車両センター改造のC409編成です(C417編成は郡山車両センターでの改造車です。)。その中でも東急車輛製の「クハ208-2141」に座って五井駅に戻りました。





 「乗りたい!乗りたい」と思っていた房総用209系についに乗車することができました(しかも長野工場改造の編成に!)。この車両良いですねぇ~。特にクロスシート車が上手く作られていると思います。この車両なら長野地区に持ってきても文句が出ないと思いますが、JR東日本さんどうでしょうねぇ(ただ、4ドアは不要ですが…)。


【乗車日:平成21年10月18日(日)】
鉄道コム