※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。写真がありませんが、よろしければご覧ください(by管理人)。


※北海道&東日本パスで行くリゾート列車乗車記【3/6】(H21.9.16~18)からの続きです。

【第3日目・9月18日(金)】


⑨八戸(603)→盛岡(749) 2522M  IGR岩手銀河鉄道IGR7001系4連
(←盛岡 IGR7000-3+IGR7001-3+IGR7000-1+IGR7001-1 八戸→)
 3日目のトップバッターはIGR岩手銀河鉄道の車両で盛岡駅を目指します。5時45分頃に八戸駅のホームに下りていったところ4両編成のIGRの車両は既に入線していました。会社は違えどもこの車両もJRの701系と同じ車両です。従って車内はロングシートとなっています。車内に入ると「本日は車両故障のため、所定の6両ではなく4両での運転となります。」とアナウンスしていましたのでびっくりです。4両でも「長がっ!」と思ったのに、本来なら6両編成とは…。

 列車は定刻に八戸駅を発車しましたが、車内はガラガラの状態です。どこかで混むのかな?と思いながらの乗車です。
 盛岡までは青い森鉄道~岩手銀河鉄道というJRとは別会社が所有する区間を走るわけですが、さすが元東北本線です。路線がしっかりと作られているためでしょうか、それともしっかりと整備されているからなのかは不明ですが、不快な横揺れや縦揺れがほとんどなく時速100kh/hで進んでいきます。
 好摩あたりから混み始めましたが、首都圏や大都市圏のような混雑をすることもなく定刻に盛岡駅に到着しました。

⑩盛岡(810)→一ノ関(848) [やまびこ46号] E2系10連【J15編成】【乗車:2号車】
 どこかの区間で新幹線に乗車しないと快速[リゾートみのり]の発車時間に間に合いませんので、一ノ関駅までの区間を新幹線でワープします。
 平日の[あさま]も混雑するので[やまびこ]も混雑するかと思いホームに上っていったところ、指定席・自由席ともがらがらで拍子抜けしてしまいました。
 残念だったのはE2編成が狭窓編成だったことですね。





⑪一ノ関(903)→小牛田(955) 526M 701系2連【F2-508編成】
(←小牛田 クハ700-1508+クモハ701-1508 一ノ関→)
 色は違えどもまたまた701系への乗車です。今回は1500番台車への乗車ですが、この車両もロングシート仕様の車両です。東北の方は本当に我慢強いと思います(長野県にこんな車両を導入したら、JRに文句を言う人が続出すると思います。)。

 小牛田での乗換時間が短いので、定刻運転を期待したのですが、小牛田駅の手前で抑止がかかってしまい、結局10時過ぎの到着となりました。
 ところで、この2日間で701系は基本番台車、1000番台車、1500番台車と乗ったのですが、違いが全くわからなかったのですが…。





⑫小牛田(1006)→新庄(1228) 8727D 快速[リゾートみのり] キハ40系3連
(←新庄③ キハ48-546+キハ48-549+キハ48-540 ①小牛田→)
 小牛田駅からは今回の旅行の2つ目のメインとなります快速[リゾートみのり]に乗車します。
 今回乗車する快速[リゾートみのり]は、平成20年10月1日から12月31日にかけて実施された「仙台・宮城ディスティネーションキャンペーン」実施に併せて導入されたリゾートトレインでキハ48系ディーゼルカーをベースに改造された車両です。

 なによりもその1番の特色は、車体の塗色で日本の伝統色である「深緋色(こひきいろ)」と「漆黒」をベースとした上質で重厚感のある外装色に、メタリックゴールドの帯が配されています。また、先頭車の前面には、力強さを表現するために「伊達兜」をイメージしたアンティークゴールドの帯飾りが施されています。
 平成20年10月に快速[リゾートみのり]としてデビューして以来、好調な乗車率を保ち現在に至っています。

 さて、小牛田駅に到着したのが発車のわずか5分前でしたので、撮影もそこそこに車内に入ります。車内は平日のためでしょうかほとんど乗客がいません(私が乗車した3号車は3名でした。)。というわけで今のうちに車内の撮影をしておくことにしました。車内はこげ茶色のシートが並び、昨日乗車した[リゾートしらかみ]の華やかさとはうって変わり、シックな作り込みがされています。シートの形状やピッチ等は[りぞーとしらかみ]とほとんど同じだと思いますが、若干[みのり]の方がガラスエリアが狭いように思えました(普通の車両とは比較にならない大きさですので、狭いという意味ではありません。)。

 また、[リゾートしらかみ]は2号車がコンパートメント車でしたが[みのり]は2号車も座席車となっていることが大きな違いです。ただ、この2号車にはイベントスペースが設けられているようなので、多客時などの時には使用されることと思われます(ちなみに乗車日には特にイベントもありませんでしたし、車内販売もありませんでした。)。

 定刻になりキハ40系と同じタイフォンの音色で小牛田駅を発車します([リゾートしらかみ]は音色が違いました。)。小牛田駅を出発した[リゾートみのり]は早速、最初の停車駅である古川駅に停車します。そうすると車内にいた乗客の大半が下車します。どうやらこの列車は平日も運転されていますので、普通車代わりに利用されているようです(皆さん、ちゃんと車内で指定席料金を払っていました。)。古川駅では下車した方も多かったのですが、その人たちに替わって多くの乗客が乗り込んできます。やはり新幹線接続駅という利便性が高いためでしょうね。ようやく観光列車らしくなった[リゾートみのり]は鳴子温泉に向けてぐんぐんと山登りを開始していきます。

 陸羽東線最大の観光地である鳴子温泉に到着すると、ほとんどの乗客が下車してしまいました。また、この駅では25分間の停車時間がありますので、ここでようやく編成写真などを撮影して時間を過ごします。もう少し時間があれば足湯を楽しんだり、駅舎2階の図書館などで楽しみたかったのですが、発車の時刻が迫ってきましたので車内に入ります。

 鳴子温泉駅から乗車する人もなく、ガラガラとなった列車は定刻に発車します。山形県にはいると下りになるため[リゾートしみのり]はようやくスピードを上げることができます。
 瀬見温泉駅を過ぎると今まで両側に迫っていた山々が徐々に低くなり、気がつくと両側には刈り取り間近の水田が広がってきます。
 進行方向左手奥羽本線が近づき、しばらく併走するとまもなく新庄駅に到着しました。



※北海道&東日本パスで行くリゾート列車乗車記【5/6】(H21.9.16~18)に続きます。

【乗車日:平成21年9月16日(水)~18日(金)】鉄道コム