※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。写真がありませんが、よろしければご覧ください(by管理人)。


  今年の「夏の青春18キップ」では、盲腸線の旅にチャレンジをしているところですが、久しぶりに大好きな紀勢線に乗りたくなりました。一昨年は名古屋口から新宮までの往復をしたのですが、今年は思い切ってぐるっと1周してみることにしました。
 「盲腸線の旅は?」と突っ込みを入れられないために、ちゃんと盲腸線の乗車も組み入れていますので、じっくりとご覧いただきたいと思います。


【第1日目・8月19日(水)】


①長野(609)→名古屋(916) 1002M 特急[WVしなの2号] 383系8連【A205+A4編成】
(←名古屋⑧ クモハ383-17+クハ383-5+クモハ383-4+サハ383-104+モハ383-104+サハ383-3+モハ383-4+クロ383-4 ①長野→)
 青春18キップを使うのに「ワープは反則」と言われそうですが、2日間で紀伊半島を1周するとなると、どこかでワープをしないと帰ってこれませんので、思い切って京都駅までワープをすることにしました。
 まず最初は長野駅の篠ノ井線方面に向かう始発列車となる特急[WVしなの2号]で一気に名古屋までワープをします。
 久しぶりに名古屋まで特急[WVしなの号]で行きましたが、この383系は良いですねぇ~。さすがにシートピッチ1mは伊達ではありません。ほとんど疲れることなく名古屋まで過ごすことができました。




②名古屋(957)→米原(1051) 5M 特急[しらさぎ5号] 683系8連【S22+S02編成】
(←米原⑧ クモハ683-3504+サハ683-2402+クハ682-2702+クモハ683-3514+サハ683-2507+サハ682-2207+モハ683-3407+クロ682-2002 ①名古屋→)
 名古屋からは新幹線ではなく特急[しらさぎ5号]に乗車して米原を目指します。京都に向かうならば名古屋から新幹線でも良いのでは…と思われるでしょうが、実はこの区間を在来線特急に乗車することに大きな意味があるのです。
 特急[しらさぎ5号]ですが、名古屋駅の4番線ホームに9時30分頃入線してきます。「自由席で大丈夫かな?」と心配だったのですが、さすがに平日ということもあり自由席の乗客もまばらです。この683系にはサンダーバードで乗車したことがあるのですが、その時はグリーン車でしたので、今回、始めて普通車に座ってみました。シートはえんじ色の大型バケットタイプでなかなか座り心地がいいですし、リクライニングもけっこう深く倒れます。これでフットレストがついていれば最高なのですが…。

 さて、列車は定刻に名古屋駅を出発します。さて、先ほどの続きですが…、東海道本線を大垣駅から京都・大阪方面に向かう場合(「下り」という意味です。)、大垣駅の先にある南荒尾信号所を過ぎると下り線が2本に分かれます。大垣から関が原にかけては急勾配が続くため、戦時中の輸送力増強の一環として勾配を10‰に緩和した下り線が新設され、特急列車と貨物列車は現在に至るまでこちらを使用しており、迂回するこちらが本線となっています。

 逆に、一見すると本線の様に見える下り線は「垂井線」と呼ばれる支線で、普通列車などは「垂井線」を進み、25‰の急勾配を駆け上がって関ヶ原駅に到着する形となっています。…ということで、この区間を特急列車に乗車しないと「全線乗車」を目指している人などは「未乗車区間」として残ってしまうということを聞きましたので、今回乗車することとしました(私個人は「全線乗車」を目指しているわけではありませんが、人から「あの区間はちゃんと乗ったの?」なんてことを言われてたくありませんので。)。

 さて、問題は、この分岐がしたことが分かるか?ということだったのですが、これは大丈夫です。誰が乗っても「あれ?いつもと車窓の風景が違う。」ということに必ず気がつきます。快速などに乗車して米原へ向かうと「結構、山の中を走るんだ…。」と思いますが、こちらの路線は「結構、住宅街を走るんだ…。」となりますので、ぜひ一度はチャレンジをしてみてください。…ということで、今回の乗車によりJR東海の在来線は全て乗車したことになりました。
※この列車、米原まではガラガラでしたが、米原駅からは満員となりました。




③米原(1052)→京都(1143) [こだま637号] 700系16連【C34編成】【乗車:1号車】
 乗換時間1分で新快速があるのですが、さすがに1分となると何があるかわかりませんので、ここは安全策をとって新幹線の自由席特急券を購入しておきました(これにより在来線の特急料金も半額になりますし…。)。
 ※結局、特急[しらさぎ]の到着を待たずに新快速は発車してしまいました。
 それとなによりも東海道新幹線に乗るのも2年振りですし、700系なるものも乗ったことがありませんので、ここは短時間ですが新幹線の乗車を楽しむことにします。
 始めて700系なる新幹線に乗車しましたが速いですねぇ~。[こだま]に乗ってもこう思うのですから[のぞみ]はどのくらい速いのでしょうね。 




④京都(1149)→奈良(1233) 2613M [みやこ路快速] 211系4連【26編成】
(←奈良④ クモハ221-26+モハ221-26+サハ221-26+クハ221-26 ①京都→)
 京都からは奈良線で奈良駅を目指します。正確に言えば「奈良線」というのは、京都駅から木津駅までの区間ですが、木津駅側の列車は全て奈良駅まで直通していますので、京都と奈良の2都市を結ぶ役割を持った路線が「奈良線」というわけです。

 新幹線を降りて在来線ホームに下りていったところ、奈良線のホームには221系が入線していました。103系のロングシートを覚悟していたのですが、やはり「青春18キップ」で旅を続けているものにとっては、転換クロスシート車は正直ありがたいです(快速は221系、普通列車が103系のようです。)。

 さて、列車は奈良に向けて走り始めましたが、住宅街すれすれをゆっくりと進みます。「快速」というほどの速度ではありませんが、途中駅を通過して行ってくれるのは助かります。[みやこ路快速]は、いかにも「京都らしい」ゆったりとしたスピードで走り抜け、若干遅れて奈良駅に到着しました。





⑤奈良(1237)→和歌山(1533) 547T~461T 105系2連【編成】
(←高田 クハ105-13+クモハ105-523 奈良→)※高田~和歌山間は逆向き
 奈良からは和歌山行きの普通列車に乗車します。奈良駅-<del>王子</del>王寺駅間は関西本線、<del>王子</del>王寺駅-和歌山駅間が和歌山線となるため、途中で列車番号も変わるというわけです。

 和歌山線というと肌色の105系が走る路線というイメージを持っていたのですが、近年では沿線の宅地開発が進み、人口が急増していることや、近鉄大阪線との競合もあるため、現在では奈良電車区所属の221系で運転される電車が多くなっているようです。
 …と言う記事をウィキペディアで見ていたので、今回の乗車も221系であることを半ば確信していたのですが、奈良駅の1番線ホームに待っていたのは105系の2両編成でした!これからたっぷりと3時間、105系のロングシートに揺られて和歌山を目指します(仕方なく…)。

 ロングシートに3時間揺られるだけでも大変なのに、この105系は旧式な車両のため乗り心地が極めて悪いです(路線が悪いのか?サスペンションが悪いのか?シートは悪かったし…。)。また、冷房の効きが悪いうえ、駅に停車するたびに4か所もあるドアを前回にするためちっとも涼しくなりません。暑い中、身体を3時間揺さぶり続けられるという荒行を体験させていただきました。





⑥和歌山(1540)→和歌山市(1546) 247M 105系2連【編成】
⑦和歌山市(1553)→和歌山(1559) 246M 
(←和歌山市 クハ104-501+クモハ105-501 和歌山→)※復路は編成逆向き
 和歌山から紀勢本線に入ります。紀勢本線は三重県亀山市の亀山駅から、和歌山県和歌山市の和歌山市駅を結ぶ鉄道路線で全長は384.2Kmにも及びます。亀山駅-新宮駅までの間がJR東海の管轄で非電化区間、新宮駅-和歌山市駅間がJR西日本の管轄で電化区間となっています。

 気がついていらっしゃる方も多いと思いますが、和歌山県側の終着駅は「和歌山駅」ではなく「和歌山市駅」となっています。和歌山駅からわずか6Kmだけですが分岐している和歌山市駅までが紀勢本線となります。

 この和歌山駅-和歌山市駅までの区間が「盲腸線」に該当するかどうかというのは微妙なところですが(和歌山市駅からは南海電鉄に繋がっているため…。)、この区間も乗りるときに乗っておかないと、あとで大変な思いをしますので、今回乗車にチャレンジしてみることにしました。

 この区間も乗車する列車は105系2連です(先ほどの105系とは顔が違います。)。
 和歌山駅を先ほど来た方向に少し戻りながら高架に入っていきます。住宅街を高架で抜けていく途中に紀伊駅があります。紀伊駅を出でしばらくすると地上に降りてきます。そうするとそこが和歌山市駅でした。なお、和歌山市駅は南海電鉄のホームの一部を借りているという感じでした。

 和歌山市駅では記念の入場券を購入しようと思ったのですが、「マルス発券の入場券は売っていない。」ということでしたので、おとなしく乗ってきた列車で和歌山駅に戻りました。


【乗車記・中編に続きます。】
 
【乗車日:平成21年8月19日~20日】鉄道コム