※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。写真がありませんが、よろしければご覧ください(by管理人)。
例年ですとD51-498号機を使用する快速[SL&EL奥利根号]や快速[SLみなかみ]が運転される時期なのですが、その牽引機となるD51なんですが、昨年12月の[SLゆけむり号]の運転の際にボイラー不具合を起こし、復帰には長期間を要することとなったため、牽引機をDD51に変更した[DLみなかみ]が運転されることになりました。DL・DC大好きな私としてはなんとしても乗車したいと思い、指定席も「無理かな?」と思っていたのですが無事購入できましたので乗車することにしました。当初は運転初日に乗車するつもりでいたのですが、3月22日にしなの鉄道の169系湘南色・S52編成のさよなら運転があることがわかりましたので、この列車にも乗ろうと考えたため本日の乗車になりました。
①長野(524)→軽井沢(654) 2612M しなの鉄道・115系3連【S7編成】
(←軽井沢 <クモハ115-1018+モハ114-1023+クハ115-1017 長野→)
本日のトップバッターはしなの鉄道の1番列車です。この列車で軽井沢を目指します。
長野駅への入線は約10分前といつもあわただしい出発です。こんな朝早い時間の列車ですが、そこそこ人が乗ってきます。ただ、相席になるほどの人数ではありませんので、ボックス席に1人で座っていくことができました。
毎回ブログに書くのですが、しなの鉄道の車両は清掃がきちんと行き届いていて、いつ乗車しても気分が良いですね。トイレが無いのが唯一の欠点ですが、今回乗車した普通列車も小諸駅で6分間ほどの停車がありましたので、安心して乗車することはできました。
さて、なぜこんなに早い時間の列車で軽井沢に来たかというと…そうです、本日運転される[さよならリバイバル信州号]のグッズが朝の6時から発売されるからです。サボを1枚買ってから横川行きのバスに…と思っていたのですが、サボは売っていたのですが、なんと販売コーナーには5~60人位の人の列が!この列に並んでしまうとバスに乗れなくなってしまいますので、泣く泣くサボの購入をあきらめ、軽井沢駅を後にしてバス乗り場に向かいました。
②軽井沢(700)→横川(734) 連絡バス
横川行きのバスは軽井沢駅からやや離れたバス乗り場から出発します。ワンコイン500円を支払って乗車します。今回は普通の路線バスでした(豪華な観光バスの時もあります。)。
とてもスムーズな運転で、特にスピードを出していたとは思えなかったのですが、道路が空いていたせいでしょうか、定刻よりもやや早めに横川駅に到着しました。
③横川(740)→高崎(811) 130M 115系4連【T1090編成】
(←高崎 クハ115-1063+モハ114-1090+モハ115-1029+クモハ115-1114 横川→)
無理にこの列車に乗車しなくても、次の列車でも十分間に合いますので、先にゆっくりと写真を撮ります。撮っているうちに発車してしまうなら、それでもいいと思っていましたが、バスが早めに着いたおかげで写真を撮り終えても発車までにはまだ時間がありました。
ここの列車は、横川を発車するときはガラガラなのですが、途中からドッと乗ってきて高崎到着時にはラッシュ並になるのですが、さすがに学生さんたちが春休みのせいでしょうか、今日はさほど混雑することもなく高崎駅までゆったりと乗車することができました。
④高崎(958)→水上(1155) 9743レ 快速[DLみなかみ]
(←水上 DD51-842 ⑥ スハフ12-162+オハ12-366+オハ12-367+オハ12-368+オハ12-369+スハフ12-161 ①高崎→)
SLとDLでは文字だと一文字しか違わないのですが、こんなに違うのか…と愕然としました。人がいないのです。毎回、高崎駅のホームにはあふれるように人が集まっているはずなのに、ほとんどいないのです。推進運転で入ってくるときも、機回しの運転の時も、そして発車準備が整った状態でも、撮影をする時に他の撮影者が邪魔にならないのです。牽引機はロイヤルエンジンの842号機だというのにです。DLでは魅力がないということでしょうかねぇ~。私なんかはSLよりもこちらのほうが断然好きなんですけどねぇ…。
車内に入っても愕然、1両に20名程度の乗車率でしょうか。おかげで私のボックス席にも誰も来ずも1人でゆったりと乗車することはできましたが…。
さて愚痴はこの位にして、快速[DLみなかみ]は甲高い汽笛を発してゆっくりと高崎駅を離れます。乗客は少ないのですが、撮影している人は結構多いです。特に菜の花が咲いている畑では多くの人が撮影をしていました。
列車はゆっくりとしたリズムで進んでいきます。高崎駅を出発後、しばらくすると早速、記念の乗車証明書の配布がありました。今回の証明書はカラー刷りのなかなか凝った証明書でした。その後、新前橋駅発車後、車内では恒例のじゃんけん大会が行われました。今回は人数が少ないので当たる確立は高いのですが、私は残念ながら2回とも負けてしまい賞品を手にすることができませんでした。
また、「EF55」関係のイベント列車ではサボを購入するにも、車内の通路に並んで順番待ちをしないと購入できなかったのですが、さすがに今回は乗車している人も少ないので車内販売の時で十分購入することができました。
次の渋川駅では約30分間という長時間停車があります。[SLみなかみ]の時にはここで、子供たちがJRの制服に着替えて記念撮影をするのですが、今回はそのようなイベントはありませんでしたが、DD51の運転席に座っての記念撮影は行っていました。15分もすると子供たちも撮影が終了してしまい、誰も並んでいなかったので、私も大人気なく運転席に座って記念撮影をしていただきました(お召し機の運転席に座ったなんて、この写真は我が家の家宝です。)。ちなみに…842号機は外観だけが綺麗なわけではありませんでした。キャブ内もとても綺麗になっており「さすがお召し機」と思えました。
さて、そんな事をしているうちに発車時間が迫ってきましたので車内に戻って発車を待ちます。
その後は小刻みな停車はするのですが、カーブを走行しているときに、先頭で孤軍奮闘しているDD51の勇士を撮影したり、利根川の流れや諏訪峡を見ているうちに終着駅の水上に到着しました。
⑤水上(1245)→高崎(1349) 740M 107系4連【R13+R6編成】
(←高崎 クハ106-113+クモハ107-113+クハ106-106+クモハ107-106 水上→)
水上駅では帰りの列車の出発まで1時間ほど時間がありましたが、DD51の移動等を撮影しているうちに発車時刻が迫ってきましたので、諏訪峡も見ることなく駅に戻りました。
駅の新潟寄りには107系が留まっており、「まさか…」と思っていたら、案の定、水上駅の1番線に入ってきたのはロングシートの107系4連でした。この列車で1時間か…と考えても仕方がありませんので、最後部の車両に座って出発を待ちます。ところが出発時間になっても一向に発車しません。そのうちにアナウンスがあり、「長岡からの到着列車が遅れているため、接続を取ってから出発します。なお、長岡からの列車は約10分の遅れです。」とのことでした。10分の遅れとなると「あさま535号」に乗れなくなってしまいます。ですが、このようなことが起きても大丈夫なように乗り継ぎには余裕を取っていますので、あわてず発車を待ちます。
長岡からの列車が到着すると大勢の人が乗り込んできます。がら~んとしていた車内も立ち客がでる状況となり、そんな中、約10分の遅れで列車は水上駅を出発しました。このあとは新前橋駅までぐっすりでしたので、レポートはありません。今回分かったことは、107系というと高崎-横川間の短距離を走る車両というイメージがあるのですが、上越線では110km/h運転もこなす万能機ということがよ~く分かりました。
列車は水上での遅れを若干取り戻したものの、約8分遅れで高崎駅に到着しました。
⑥高崎(1415)→軽井沢(1432) あさま573号 E2系8連【N1編成】【乗車:1号車】
高崎に着いたのが13時56分でしたので、もう[あさま535号]には間に合いません。まあ、こんなことがあっても大丈夫なような予定としていますので、後続の[あさま573号]に乗車します。
ホームに到着する他の新幹線を見ると自由席は通路・デッキにまで人があふれています。これは立っていかなくては…と思っていたのですが、高崎駅に到着した[あさま573号]だけは、自由席にも空席が目立ち、おかげでゆったりと座っていくことができました。やはりこの列車が臨時列車だからでしょうか?
シートに座ってうとうととした瞬間、車内アナウンスがあり、本当にあっ!という間に軽井沢に到着してしまいました。
※このあと、軽井沢からは快速[さよならリバイバル信州号]に乗車して長野に戻りました。
この「快速[さよならリバイバル信州号]」の乗車については、別記事としてブログにアップさせていただきます。
牽引機のD51の故障に伴い、今年は[SLみなかみ]も[SLよこかわ]も運休だろうと思っていたのですが、高崎車両センターに所属しているDD51を有効に活用して運転していただいたことは、鉄道ファンとして本当にありがたいことです。特にDD51が牽引する定期の客車列車は北海道にしか残っていませんので、今回の列車はある意味、蒸気機関車が牽引する列車よりも珍しいということになります。DL・DC好きの私としては、今回は予定もうまく合い乗車することができてラッキーでした。
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