しなの鉄道のホームページを何気なく見ていたところ、湘南色に塗り替えられた169系の運用が発表されていました。9月20日~23日土休日は快速「軽井沢ミラクル号」に使用されるもの思っていたところ、23日(火)については早朝から深夜まで普通列車の運用に入ることがわかりました。
 休日は家族サービスをしなくてはいけない身ですが、今回は朝の8時すぎには自宅に戻ってこられますので、早起きをして出かけてみることにしました。




①長野(558)→小諸(657) 2614M 169系3連【S52編成】
(←小諸 クモハ169-6+モハ168-6+クハ169-16 長野→)
今日は、長野駅を朝の5時58分に発車する2614Mに湘南色の169系が充当されます(前運用の1611Mにも充当されています。)。

 朝早い時間ですから、この列車を目当てに来ている人はいないだろうと思っていたのですが、やはり私と同じ考えの人はいるようで、ホームに入ってきた列車を撮影しています。前回の快速[リバイバル信州号]では編成写真が撮れませんでしたので、私もその人と一緒に編成写真をとります。

 写真を撮っているうちに発車の時間となりましたので車内に入り、リクライニングシートに腰を下ろします。特別料金が不要でこんな豪華な車両に乗れるということは、この列車も「お得列車」ということですね。
 先週の乗車は快速列車でしたので通過駅も多かったのですが、今日は普通列車なので全ての駅にこまめに停車していきます。

 途中の篠ノ井駅では北長野駅に向けて発車する貨物列車などを見ながらしなの鉄道線に入っていきます。屋代駅は長野電鉄河東線の乗換駅ですが、今日は祝日ということもあり、乗継ぎをする乗客はいないようです。次の戸倉駅にはしなの鉄道の車両所があり115系が待機しています。169系が1編成もいませんでしたので、今日は4編成とも稼働しているのでしょうか?

 上田駅では大半の乗客が降り、それと代わって新たな乗客も乗ってきますが、やはり今日が祝日ということもあり車内は閑散とした状態が続きます。
 この列車は軽井沢行きの列車で、軽井沢到着後は折り返し小諸まで一往復して、軽井沢発8時39分発の快速長野駅行きとなりますが、今回、私は小諸駅で下車し湘南色の169系をあとにしました。






②小諸(711)→長野(758) 601M 快速[しなのサンライズ号] 169系3連【S51編成】
(←長野 クハ169-27+モハ168-1+クモハ169-1 小諸→)
 さて、なぜ小諸駅で降りたかというと、小諸駅を7時11分に発車する快速[しなのサンライズ号]に乗車したかったからです。こちらの列車にも169系が使用されますので、2本の列車で2色の169系に乗車することができます。
 快速[しなのサンライズ号]は乗車整理券(200円)が必要ですので、改札口で整理券を購入してから車内に入ります。この列車、平日は3両×3編成の9両で運転されていますが、本日、小諸駅のホームに入っているのは1編成の3両のみです。昨年9月の土・休日に度乗車した際は6両編成でしたが、どうやら利用客が少ないようで編成減となったようです(ちなみに…私が乗車していたクモハ169-1には上田まで2名上田からも4名という状況でした。)。

 乗車整理券には特に号車等の指定はありませんので、本来なら静かな先頭車両に座っていくのですが、このS51編成には「クモハ169」と「モハ168」のトップナンバーが組み込まれていますので、169系に敬意を表してクモハ169-1に乗車することにしました。途中の上田駅までは各駅に停車しますが、上田駅からはノンストップで長野を目指します。長野-上田間は普通列車で平均39分かかりますが、この列車は26分で長野に到着します。この間の標定速度を計算すると実に80km/hになりますので「まだまだ169系は健在!」ということですね。また、169系の素晴らしい点は「乗りごこち」だと私は思っています。115系だと体が揺さぶられるような場面に遭遇するのですが、さすがエアサス装着車の169系ではそのようなことはなく、安心して乗車できるのも169系の美点だと思っています。

 しなの鉄道は長野駅の4番線を主として使用していますが、この列車は9両編成を収容できる7番線に到着します。今日は3両編成なので4番線でも十分間にあうのですが、平日と同じく7番線に定刻どおり到着しました。



 しなの鉄道が湘南色の169系の運用を発表してくれたため、わすが2時間の間に2種類もの169系に乗車することができました。湘南職に塗り戻した169系は半年間の予定だそうですので、その間に「乗り鉄」も「撮り鉄」もしっかりやっておきたいですね。

【乗車日:平成20年9月23日(火)】鉄道コム