湘南色の急行型電車が消滅してから4年。まさかこんな日が来るとは思ってもいませんでした。しなの鉄道のHPを見ると、お客様からの「169系を湘南色に塗り替えて欲しい!」という要望に対して「費用がかかるので困難です。」という回答していましたので、もう湘南色の165・7・9系を見ることはないだろうと思っていましたので、本当にうれしい限りです。
 運転初日に乗車したかったところですが、所用により2日目の乗車になってしまいましたが、往路・復路とも湘南色の169系の旅を楽しむことにしました。




★長野(938)→軽井沢(1048) 9604M 快速[リバイバル信州2号] 169系3連【S52編成】
(←軽井沢 クモハ169-6+モハ168-6+クハ169-16 長野→)
 8時過ぎに長野駅に到着し、6番線ホームに降りて行くと、すでに10数人がリバイバル信州号と表示された場所に並んでいました。幸い先頭車両の後部入口には誰も並んでいませんでしたので、早速そこの場所に並ぶことにしました。最近は臨時列車でもホームにも乗車口を示してくれていますので非常に助かりますね。

 さて列車は9時25分に入線してきます。湘南色の電車自体は高崎や横川に行けば見ることはできますが、まさか、ここ長野で、しかも急行型車両の湘南色を見ることができるとは思ってもいませんでした。車体は塗り替えられたばかりですので、非常に綺麗でピカピカしています。 

 ホームに長い列ができていましたが、車内は2人掛けのシートが1人又は2人で埋まる程度でちょうど良い混み具合です。列車は定刻に長野駅を発車し最初の停車駅となる篠ノ井駅に停車します。意外と降りる乗客が多くてびっくりしましたが、乗ってくる人も結構います。昨日は篠ノ井駅で出発式のセレモニーが行われたようですが、今日は特別なイベントもなく出発します。

 いつも感じるのですが、篠ノ井駅まではさほど速度が出ていない気がするのですが、篠ノ井駅を過ぎると急に速度が上がる感じがします。列車は屋代、戸倉、坂城とこまめに停車していきます。その都度、リバイバル信州号を目当てとしている以外のお客さんがドッと乗り込んできます。上田駅では多くの乗客が降りますが、やはり一般の乗客も沢山乗車してきます。そのおかげで車内もだいぶにぎやかになってきました。

 沿線では湘南色の169系の勇士を収めておこうとする人が多く、運転士さんもさかんに警笛を鳴らして注意を促しています。今回乗車しているのは「クモハ」ですのでモーター音が結構車内に侵入してきます。音だけを聞いていると115系と同じなのですが、さすがに急行型車両の169系は乗り心地が違います(さすがエアサス!)。
 小諸駅までは停車駅も多かったのですが、小諸を出ると中軽井沢駅までは停車しません。朝方は雲が広がっていましたが、すっかり青空となった高原の中を湘南色の169系は進みます。沿線がにぎやかになってきたな~と思っているうちに列車は軽井沢駅の2番線に到着しました。


 余談ですが…、本日使用した乗車券ですが…。しなの鉄道の篠ノ井-軽井沢間は正規運賃で片道1,400円・往復で2,800円もするのですが、9月13日~11月24日までの土・休日に限り「ゆぅみぃ土・休日フリーキップ」というキップが販売されています。これはしなの鉄道の区間内であれば1日乗り降り自由でたったの1,300円という、スペシャルプライスになっています。今朝は早起きをして屋代駅まで車で行き、このキップを購入して乗車しましたので、とても安く乗車することができました。これからしなの鉄道に乗車される方はぜひご検討を!


…快速[リバイバル信州1号]乗車記に続きます。…

【乗車日:平成20年9月14日(日)】鉄道コム