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        PHOTO:発車の時を待つ快速[DLやまぐち号]


 JR西日本の未乗車区間となっていた山口線に乗車しに来ました。
 せっかく山口線を乗車するならSLやまぐち号かな?でもあまり蒸気機関車には興味がないし…と思って時刻表を調べたところ、なんと7月~9月の運転は蒸気機関車ではなくディーゼル機関車が牽引する、しかも8月の1日から15日までの間はDE10が重連で牽引する…ということが分かりましたので、ちょっと予定していた「乗り鉄」のスケジュールを変更して乗車してきました。




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◎新山口(1050)→津和野(1258) 8521レ 快速[DLやまぐち号]
(←津和野 DE10-1076+DE10-1514 ① スハテ35-4001+オハ35-4001+ナハ35-4001+スハ35-4001+オロテ35-4001 ⑤ 山口→)

 昨夜は広島に宿泊したので、そんなに早く新山口駅に来る必要はないのですが、早く自分の目でDE10重連が牽引する列車を見たくて1時間以上前に来てしまいました。

 今回はDE10の重連による運転ということですが、現在では、終着駅での「機回し」を省略するため、編成の前後に機関車を連結するという、いわゆるプッシュプルでの運転が多くなっている中、今回のような機回しが必要となる「重連」での運転は貴重ですし、なによりも数を減らしつつあるDE10型ディーゼル機関車の重連が牽引する列車に乗ることができるなんてことは、もしかするとこれが最初で最後になるかもしれません。

 快速[DLやまぐち号]は、10時20分過ぎに1号車のスハテ35-4001を先頭に推進運転で新山口駅の1番線ホームへと入線をしてきます。安全確保のために入線時にロープは張りますが、入線後はロープを外してくれますし、なによりも先頭の機関車がちゃんとホームの中に納まっていますので、誰もがゆっくりと撮影をすることができるのはうれしい限りです。

 今回、私が乗車するのは3号車のナハ35ということで、半室が客室、半室が売店などという合造車です。旧形客車を模した客車ですが、シートピッチが広いので相席となっても足がぶつかることがありませんので助かります。

 快速[DLやまぐち号]は発車時刻となり、甲高いDE10のホイッスルのあと、震動も無くスルスルという感じで発車していきます。ホームで駅員さんたちの見送りを受け、下関総合車両所(新山口支所)を右手に見ながらゆったりとして速度で進んでいきます。

 車内は家族連れを中心にほぼ満席という状況ですが、誰も座っていないボックスなども見受けられる状況です。乗車したのが売店が併設されている車両ということで、常に人の流れがあり、座っていてもちょっと落ち着かない状況です。

 ゆったりとした客車らしい走りで進む快速[DLやまぐち号]ですが、2つ目の停車駅である山口駅では既に降車する乗客も多く、一気に誰もいないボックス席が目立つ車内となりました。その一方、沿線は凄い鉄道ファンの数でカメラの放列を作って快速[DLやまぐち号]を迎えてくれます(パトカーが何台も出ていました。)。私、今回のDE10重連が牽引する[やまぐち号]というのは、過去に何度も実施しているのかと思っていたのですが、車掌さんの案内によると「DE10の重連運転は初めて…」ということでした。



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       PHOTO:新山口駅の電光掲示板、列車名が無いのが残念!







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  PHOTO:オロテ35-4001を先頭に入線してくる快速[DLやまぐち号]







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         PHOTO:前・本務機DE10-1076号機







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         PHOTO:後・補機DE10-1514号機







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  PHOTO:[DLやまぐち号]のヘッドマーク(SLやまぐち号と同じですね。)








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            PHOTO:ナハ35の車内







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          PHOTO:シートピッチの広いボックス席
    ※感染対策として、テーブルの間にプラスチックの仕切り版が置かれています。







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       PHOTO:ナハ35には子供が遊べる運転席があります。







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     PHOTO:ナハ35には展示用のディスプレイも設置されています。



 仁保駅では約6分ほどの停車時間があり、ちょうどいい撮影タイムとなりました。
 仁保駅を出るとすぐトンネルに入り25パーミルの勾配を上っていきます。SLだと登るのに苦労するとのことですが、さすがにDL重連ということで(速度は早くありませんが)苦も無く登っていきます。また、仁保駅を出ると車内では乗車記念証の配布が行われます。今回は「快速DLやまぐち号」の乗車記念証のほかSTU48とのコラボレーション乗車記念証も配布され、いい記念になりました(記念スタンプの押印できるカードは別にあります。)。

 快速[DLやまぐち号]は黒煙ではなく紫煙をたなびかせながら、しっかりとした足取りで先に進んでいきます(あまり、汽笛を鳴らさないですね…。)。
 田代トンネルを抜けると登り勾配も終わりということで、快速[DLやまぐち号]の足取りも軽くなり篠目駅に到着します。この篠目駅での停車時間はわずか…ということで、車外に出ることもできず座席に座ったまま発車の時を待ちます。

 DE10が発する長い汽笛の跡、快速[DLやまぐち号]は今回も振動も無くスルスルと篠目駅を発車していきます(運転士さん、滅茶苦茶運転上手いです。)。車内を見ていると、終点の津和野駅まで乗り通すのではなく、途中駅から乗車して途中駅で降りていく…という人も多いようで、車内の乗客は目まぐるしく変わっていきます。




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       PHOTO:仁保駅に停車中の快速[DLやまぐち号]







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         PHOTO:篠目駅に残る給水塔と腕木式信号機







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         PHOTO:撮影の名所の鉄橋を渡っていきます。



 地福駅では約13分ほど停車しますので、再び撮影タイムとなります。ただ、残念なのは機関車がホームからはみ出して停車していました。
 地福駅を発車すると終点の津和野駅まではあとわずか。途中、鍋倉駅、徳佐駅と停車した後、前日降った大雨の影響で速度を落としながら走ったことで約15分ほど遅れて快速[DLやまぐち号]は津和野駅に到着しました。




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        PHOTO:地福駅に停車中の快速[DLやまぐち号]


 

 津和野駅到着後はしばらく駅近くで快速[DLやまぐち号]の撮影を行いました。



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  PHOTO:普段は困転車台を使用して方向を変えますが、今回は使用しません。






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        PHOTO:入換を開始する快速[DLやまぐち号]






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          PHOTO:だんだんと進んできます。






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               PHOTO:入換中!






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            PHOTO:踏切の手前で停止!






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          PHOTO:推進運転で下がっていきます。






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         PHOTO:ホームの側線に客車を押し込みます。







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         PHOTO:ホームの側線に押し込まれた客車







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        PHOTO:機関車は切り離されてしばらく待機です。






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      PHOTO:3時頃から入換を行うため機関車を連結します。







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   PHOTO:2番線ホームに入り、出発準備が整った快速[DLやまぐち号]



 当初の予定では、「普通列車で山口線の走破を…」と考えていたのですが、ひょんなことから[SLやまぐち号]の牽引機がDD51に代っている…という情報を聞きつけ、調べたところ、ちょうど私が乗車する期間はDD51ではなくDE10の重連が牽引する…ということで、すばらしくラッキーでした。
 今回の乗車でようやく快速[SLやまぐち号]の様子が分かりましたので、次回はDD51が牽引機となるときに乗りに来たい…と思います。



やまぐち
       PHOTO:使用した指定席券や配布された記念乗車証



【乗車日:令和 3年 8月 8日(日)】鉄道コム
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