青春18キップがあと1回分残っており使用期限も迫ってきたため、特に目的はなかったのですがこのままキップを残すのももったいないと思い週末に出かけることとしました。当初は「小田原までかまぼこを買いに行き、帰りに身延線の全線乗車をしよう!」と思い予定を立てていたのですが、突然、宿舎の「草取り作業」が入ってきたため、時間的に小田原まで行くのが無理になってしましました。また、土曜日ということもありますので、早めに帰ってきて家族サービスもしなくてはいけないので、夕方までに自宅に戻ってこれる範囲内で小旅行を楽しもうと思い、大糸線に設定されている臨時快速[安曇野]号の乗車と、残り2種類(色)の大糸北線のキハ52の乗車を目的に出かけることとしました。




①長野(741)→松本(857) 2532M [快速] E257系9連
(←松本 クハE257-108+モハE257-8+モハE256-8+モハE257-1008+サハE257-8+サロハE257-8+モハE257-108+モハE256-108+クハE256-8 長野→)
  長野から松本に行くならこの列車に限ります。なんといっても他の普通列車と同じ料金で特急車両に乗車することができますし、他の普通列車は3両~6両編成ですがこの列車だけは9両編成ですので、ゆったり乗車することもできてとてもお得な普通列車です。
 この列車は[快速]と名乗ってはいるのですが、9両編成に対応していない安茂里駅と今井駅以外の全ての駅に停車しますので、本来ならば快速と名乗るほどのものではないのでしょうが…。

 列車は長野駅を定時に出発します。特急用の車両ですから車内も静かで乗り心地も満点です。長野駅を出発して10分少々で篠ノ井駅に到着します。篠ノ井駅を発車すると右手に篠ノ井機関区(現在では塩尻機関区篠ノ井派出所というのかな?)が見えます。ちょっと前までは原色のEF64なんて珍しくもなかったのですが、いまでは更新機だらけで原色を見つける方が大変です。機関庫の片隅にパンタを下ろした原色のEF64が2~3両置いてあるのが確認できましたが、見た感じだと廃車前提に留置されているように思えました。

 しばらく行きますと姨捨駅に停車しますが姨捨駅はスイッチバック駅となっています。子どもの頃は「どうして行きたい方向と逆に進まなくてはいけないのか?」というスイッチバックの仕組みや理屈がわかりませんでしたが、全国的に見てもスイッチバックの駅は少なくなってきていますので、いまや貴重な体験です。姨捨駅では対向列車との行き違いのため4分ほど停車します。天気も良かったのでホームに下りてみると「駅長おすすめのポイント」なる看板が立てられており、そこの場所に立つと左手側には善光寺平が一望でき、右手側には棚田が広がっており、まさしく絶景のビューポイントとなっています。しかし残念ながらホームに下りて景色を見ていたのは私一人という状況で、これも列車の性格を考えると仕方ないことかもしれません。

 列車は明科駅、田沢駅で多くのお客さんを乗せましたが、それでも乗車率は50%にはほど遠いまま松本駅に定刻に到着しました。





②松本(942)→大町(1050)  9371M 快速[安曇野] 115系3連
(←大町  クハ115-1006+モハ114-1011+クモハ115-1006 松本→)
 松本駅からは臨時列車の快速[安曇野]に乗車しますが、乗継時間が40分以上あるため駅前の理髪店にいくことにしました。「間に合わなくなったらどうしよう…。」とも考えたのですが、後続の特急に乗車すれば大糸北線の普通列車の時刻には間に合うので「まあ、いいかな?」と気楽に思っていたところ、快速[安曇野]の時間に余裕で間に合ってしまいました。昔、理髪店といえば順番を待って、そこから散髪に1時間以上かかるのは当たり前でしたが、いつ行っても待たずに30分程度・しかも安価で整髪ができるなんて良い時代になったものです。

  さて、松本駅の5番ホームに発車5分前程度に到着したところ、115系3連を使用した快速[安曇野]はすでに入線していました。出発間際でしたので車内は込んでいるかな?と思ったのですが、予想に反してガラガラの状態で、余裕を持って北アルプスの山々が見渡せる側のボックス席に座ることができました。列車は新宿からの特急[スーパーあずさ1号]の到着を待ったため、約4分遅れで松本駅を出発しました。

  さて、快速[安曇野]ですが、名称は「快速」ですが松本を出発して次の北松本駅で約4分(遅れがなければ8分の停車?)、その次の島内駅でも列車交換のため約8分の停車と、とても快速とは思えないダイヤ設定となっています。

 また、名前の由来ともなっている「安曇野」の玄関口となる豊科駅・穂高駅への到着時間が午前10時過ぎとなり、この時期のこの時間帯の到着では安曇野の街を散策するのには「遅すぎる」のではかなと思います。
 快速[安曇野]は「臨時列車」ということもあり、途中駅での乗車がまったくなく、乗客の多くも豊科駅、穂高駅で下車してしまい、ほとんどガラガラの状態で大町駅に到着しました。





③大町(1101)→南小谷(1141)  4053M 特急[あずさ3号] E257系9連
 (←南小谷   クハE256-11+モハE256-111+モハE257-111+サロハE257-11+サハE257-1011+モハE257-1011+モハE256-11+モハE257-11+クハE257-111  松本→)
 快速[安曇野]にそのまま乗車していれば南小谷に到着するのですが、この列車は南小谷駅での接続が悪く、南小谷駅で糸魚川行きの普通列車を1時間30分ほど待たなくてはならないので、1本早い糸魚川行きの普通列車に乗車するため、大町~南小谷間を特急でワープすることにします。

 大町から乗車する特急も長野から乗車した普通列車と同じE257系の9連です。写真撮影の時に見る大糸線内の特急は上りも下りもいつもガラガラの状態なので、楽々自由席に座れるだろうと思っていたのですが、実際には思っていた以上の乗客が乗っていてびっくりしました。
 
 列車は大町を定刻に発車し、左手に中綱湖、木崎湖、青木湖等を見ながらゆっくりと進みます。線路の規格が低いためでしょうか1度も本来の特急らしい走りが感じられません。また、途中の白馬駅では乗車していたほとんどのお客さんが下車してしまい、特急[あずさ3号]は回送列車さながらの状態で南小谷駅に到着しました。



④南小谷(1155)→糸魚川(1248) 427D   (←糸魚川   キハ52-156  南小谷→)
  南小谷からは糸魚川に向かうディーゼルカーに乗車します。列車を待つため跨線橋を渡って2番線に行ったところ、ホームには糸魚川行きの列車を待つ人だかりができていました。確かに特急[あずさ3号]の乗客がいくら少ないと言っても、1両に4~5人の乗客は乗っていましたし、この特急列車の前に到着した普通列車もありましたので、このような状態になるのは当然のことかもしれません。

 南小谷に到着した列車はキハ52-156で、いわゆる首都圏色と呼ばれる朱色に塗色変更されたディーゼルカーでした。事前に糸魚川地域鉄道部のホームページで調べたところ、この列車と根知駅で交換する列車が国鉄色に塗り戻されたキハ52-115ということでしたので、この列車が糸魚川に到着した後に、バスかタクシーで頚城大野駅か根知駅まで戻り、1日で両方の乗車証明書を入手しようと予定していたのですが、キハ52-156で乗車証明書を探したところ、残念ながら乗車証明書の配付は終了との張り紙が出されており、乗車証明書の入手は不可能となってしまいました。また、根知駅で国鉄色のキハ52-115とすれ違う予定でしたが、根知駅に現れた列車は越美北線色のキハ52-125でした。この列車には先月乗車していますので、わざわざバスやタクシーを使ってまで戻って乗る必要性はありませんので、糸魚川駅からは素直に直江津駅に向かうことにしました。国鉄色のキハ52の乗車については、また別の日に機会を設けて乗車したいと思います。

 先月、糸魚川から南小谷に向かって乗車したときには「登り行程」ということで「エンジン全開!」という感じでしたが、今回は逆の「下り行程」になるためか、比較的エンジンの回転もスムーズでDMH17の「カラン・カラン」という独特の音色を楽しむことができました。
  列車は途中の平岩駅で若干の乗客が降りただけで、満員の状態のまま糸魚川駅に到着しました。





⑤糸魚川(1340)→直江津(1417)  541M  475系3連
(←直江津  クハ475-44+モハ474-44+クハ455-62   糸魚川→)
  糸魚川の駅では約1時間ほどの時間があるので町中を散策する予定でしたが、到着したキハ52の入れ替え作業等を見ているうちに時間がなくなってしまったため、そのままホームで列車を待つことにしました。

 食パン列車(419系)を期待していたのですが、糸魚川駅に到着した列車は475系3連でした。先月から今月にかけて北陸線の普通列車には4回目の乗車となりますが、食パン列車にはなかなか巡り会えず乗車確立は低くなる一方です。
  期待していた列車ではありませんでしたが、この475系という車両はもともと急行用として製造・使用されていた車両のため、客室部とデッキとの間には仕切扉が設けられており、この扉があるおかげで車内に入り込む騒音が押さえられていることや、その車体構造上、停車時に出入のドア等から冷気が逃げていかないので冷房効果が高く非常に快適な乗車ができました。

 また、車内は車端部はロングシート化されていますが、クロスシートなどは製造時の状態が保たれていたほか、シートとシートの間には小さなテーブルが備え付けられており、そのテーブルの下にはいまでは懐かしい「栓抜き」が用意されているなど、随所に「国鉄型車両」の面影を見ることができました。
  冷房が程良く効いた車内でうとうとしているうちに列車は直江津駅に到着しました。






⑥直江津(1452)→長野(1632) 3328M [妙高8号] 189系6連(N102編成)
(←長野  クハ189-510+モハ188-40+モハ189-40+モハ188-32+モハ189-32+クハ189-9  直江津→)
  長野~松本間を乗車するなら今朝乗車した2532M(下りは2535M)で決まりですが、長野~直江津間を乗車するなら[妙高号]で決まりです。前車は特急[あずさ]に使用されている車両の間合運用ですが、こちらは特急[あさま]に使用されていた車両を使用する普通列車です。グリーン車が外されたモノクラス編成とはなっていますが、その存在は特急時代となにも変わりがありません。

 [妙高]号には先月も乗車しているのですが、その時は松代高校の甲子園応援列車に189系が2編成が使用されたため、本来の妙高号に使用する編成が足りなくなり、車両不足を解消するために大宮から借り入れた国鉄色の183系が充当された妙高号に乗車したため、189系が使用される本来の[妙高]には久しぶりの乗車となります。
 直江津駅では40分近い待ち時間があるためどうしようかな?と思っていたところ、5番線に長野からの[妙高号]が到着し、車内清掃後、この列車が[妙高8号]となることがわかったので、ホームでしばらく待っていたところ、かなり早めに乗車することができました。

  直江津を発車後、二本木では本日2回目のスイッチバックを体験します。全国的には減少していると聞いてはいるのですが、身近なところに2カ所もスイッチバック駅があるため、日本全国いたるところにスイッチバックの駅があるような気がします。しかしながら、将来的に考えた場合には姨捨駅にしてもこの二本木駅もわからないといったところではないかと思います。
  時間的に西日が厳しい時間帯のため、乗車している人・途中から乗車してくる人も皆、進行方向に向かって左側に座っているのが少々滑稽です。このような状態になるとバスや飛行機では運転に影響があると聞いているのですが、電車等の場合はどうなのでしょうか?
  直江津を発車した時点では2~3割程度の乗車率でしたが、途中の豊野・三才・北長野から多くの乗客が乗車してきて、車内がにぎやかになったな~と思った頃には長野駅に到着しました。

 今回の青春18キップを使用した4回の旅行については、ほとんど目的がない「乗り鉄」となってしまいましたが、次回(冬になるか春になるかはわかりませんが…)以降は、きちんと目的を持った旅行をしたいな~と考えています。
 また、青春18キップが発売されるまでの間に「東京週末フリーキップ」や「土・日キップ」等を使った旅行も計画したいと思ってはいるのですが…。

【乗車日:平成18年 9月 9日(土)】
鉄道コム