今年は紀勢本線(亀山駅⇔和歌山市駅)が全線開通して60周年を向迎えるということで、JR東海では7月13日(土)~15日(月)の3日間、名古屋⇔熊野市・新宮間に臨時の記念列車・特急[紀勢本線全通60周年号]を運転する…というプレスリリースが6月12日にありました。
紀勢本線は、高校生の頃からDF50やキハ82を追いかけて足しげく通っていた場所でもあり、私にとっては親しみのある地域ということもあり、早速、指定席券を購入して運転初日に乗車してきました。
①名古屋(851)→熊野市(1216) 特急[紀勢本線全通60周年号] キハ85系4連
特急[紀勢本線全通60周年号]は、名古屋駅の12番線に8時40分頃に入線してきましたが、乗客よりも写真を撮る人でホームは大混雑!なんとか先頭部と見送りの横断幕を撮ってから車内へと入ります。
当初、だいぶ指定席券が余っていたようですが、車内を見るとほぼ程度の座席は埋まっていますので、運転日が近づいてきてだいぶ売れたようです。
今回乗車する特急[紀勢本線全通60周年号]のダイヤは、ほぼ、特急[WV南紀81号]を強襲していますが、三瀬谷ダム・大滝峡の景勝地で速度を落として運転を行うため、紀伊中嶋駅以降は若干ながら到着時刻が変更されているようです(数分程度ですが…)。
特急[紀勢本線全通60周年号]は名古屋駅を発車すると間もなく、私が乗車した4号車では亀山市の観光協会の方からパンフレットと記念品の配布が行われました。
特急[紀勢本線全通60周年号]は、列車種別こそ「特急」ですが、そこは単線区間を走る臨時特急ということで、最初の停車駅となる桑名駅に到着するまでの間、2回ほど運転停車を行いながら意外とゆったりとしたスビートで進んで行きます。
四日市駅を発車すると特急[紀勢本線全通60周年号]は、それまでの関西本線から伊勢鉄道線を経由して紀勢本線へと入っていきます。この区間も単線区間が多いのですが、さすがに列車密度が違うせいでしょうか特急[紀勢本線全通60周年号]はぐんぐんとスピードを上げて進んで行きます。その後、鈴鹿駅、津駅と停車をして、7月15日に全線開通を迎える紀勢本線へと入っていきます。
特急[紀勢本線全通60周年号]は、列車種別こそ「特急」ですが、そこは単線区間を走る臨時特急ということで、最初の停車駅となる桑名駅に到着するまでの間、2回ほど運転停車を行いながら意外とゆったりとしたスビートで進んで行きます。
四日市駅を発車すると特急[紀勢本線全通60周年号]は、それまでの関西本線から伊勢鉄道線を経由して紀勢本線へと入っていきます。この区間も単線区間が多いのですが、さすがに列車密度が違うせいでしょうか特急[紀勢本線全通60周年号]はぐんぐんとスピードを上げて進んで行きます。その後、鈴鹿駅、津駅と停車をして、7月15日に全線開通を迎える紀勢本線へと入っていきます。
津駅を発車すると大紀町観光協会の方からパンフレットとキャンディの配布が行われるとともに、亀山運輸区、伊勢運輸区の乗務員が乗車して、記念ボードによる記念撮影を行ってくれるなどのサービスが行われました。その間、特急[紀勢本線全通60周年号]は特急列車らしい走りで参宮線との分岐駅となる多気駅に到着しました。
多気駅を発車した特急[紀勢本線全通60周年号]は、参宮線と分かれて紀勢本線を進んで行きます。車内では紀北町観光協会からのパンフレット等の配布とともに、亀山・伊勢運輸区乗務員から2種類の乗車記念カードの配布が行われました。三瀬谷駅を発車すると三瀬谷橋梁上で速度を落としての運転が行われ、三瀬谷ダムなどを見学することが出来ました。
大内山駅を過ぎるとここからは、かつて非力な気動車が急カーブの連続にあえいだ荷坂峠越え(下り)となります。キハ28・58やキハ40が苦しんだこの峠も、キハ85系ディーゼルカーはカミンズ製の強馬力エンジンを1両当たり2台搭載しているということで、あっという間に山を一周してしまい、気が付くと眼下に紀伊長島町の海が見えて来ました。
紀伊長島駅を発車すると、今度は進行方向左手に海を見ながらの乗車となります。車内では紀宝町観光協会の皆さんからパンフレットの配布が行われました。
最後の停車駅である尾鷲駅を発車すると、ようやくJR東海さんから最後の開通区間・乗車証明書」の配布が行われます。運転最終日となる15日(月)の列車では、乗車記念ステッカーも配布されるようですが、本日は「乗車証明書」のみの配布でした。
その後、特急[紀勢本線全通60周年号]は、熊野灘、新鹿海岸、波田須駅で(観光のための)徐行運転を行いながら熊野灘の海岸線を走り抜け、定刻より2分ほど遅れて熊野市駅に到着しました。
②熊野市(1246)→新宮(1320) 329C キハ25系2連
当初、熊野市駅からは特急[WV南紀6号]で名古屋に帰ろう…と思っていたのですが、前回(5/26)、急行[熊野古道世界遺産登録15周年記念号]で熊野市まで来たときに、やはり特急を利用して名古屋に帰ったのですが、なんとなく南紀に行って来た…という実感が無かったことから、やはり南紀から帰るのなら普通列車で…ということで、今回は一度、新宮駅に行ってから名古屋まで普通列車で帰ることにしました。
③新宮(1326)→紀伊長島(1507) 330C キハ25系2連
ということで、新宮からは紀伊長島行きの普通列車に乗車します。乗車する列車は、当然、キハ25系1000番倍台車ということでロングシート車両です(これが0番台車なら最高なんですが…)。まあ、無理難題を言いたくないのですが、こんなに風光明媚なエリアを走るのにログシート車というのは、なんとも旅情が無く残念ですね。JR東海のセンスの無さというか、お客さまのことなんか何も考えていないということを、使用してい車両が如実に表している気がします。
ワンマン列車ということもあり、比較的すいている後ろの車両に乗ったのですが、ワンマン車両は駅に列車が到着しもドア扱いをしませんので(降りるときは先頭車両の運転士の後方入口のみ!)、結局、紀伊長島駅まで一度も列車から降りられず、ずっとシートに座って車窓を眺めながら乗車をしました。
③紀伊長島(1620)→多気(1728) 332C キハ25系2両
新宮から乗車した列車が紀伊長島駅止まりであったため、約1時間ほど紀伊長島駅でこの原稿の下書きなどを行い、後続の普通列車で多気駅を目指します。
ちなみにこの列車ですが、先ほどまで乗車していた列車が列車番号を変えて多気駅を目指すという形になっています(紀伊長島駅では全員一度下車し、再び乗車できるのは発車の5分前です。)。
④多気(1809)→名古屋(1930) 2924D 快速[みえ24号]
多気駅からはキハ75系を使用する快速[みえ24号]で名古屋に戻りました。キハ25も遅いとは思わなかったのですが、やはりキハ75は早いですね…。ぜひ、この車両を多気以南にも使用して欲しいものです。
列車種別が「特急」ということもあり、途中停車駅での停車時間も短く、また、少し長めに停車をする運転停車ではドア扱いを行っていただけませんので、列車の撮影をする時間が全くない!というのが「特急」の残念なポイントですね。ただ、それ以外は、沿線各地の観光協会の方からパンプレットの配布があったり、JRからも乗車証明書の配布があったほか、停車では見送りが行われるなど、イベント列車としては力が入っていたと思います。
惜しむらくは「青春18キップ」の期間中に、「快速列車」で運転していただければ最高なのたが…と、思ってしまいました。
惜しむらくは「青春18キップ」の期間中に、「快速列車」で運転していただければ最高なのたが…と、思ってしまいました。


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